田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

カルチャーナイト2007 Part Ⅱ「札幌市役所見学ツァー」

2007-07-23 20:20:57 | 札幌(圏)探訪
 カルチャーナイト2007は、市内の公共施設や文化施設、民間施設の89ヶ所もの多くの施設が夜間に一斉に市民に開放するという一大イベントでした。

 初めてカルチャーナイトに参加する私は、歩いて1~2分で移動できる3ヶ所(HBCは帰り道にあります)を選び、効率よく参加できるスケジュールを組み立てました。
 その第一のポイントに選んだのが午後6時30分スタートの市役所見学でした。
 市役所見学を選んだのは、普段なかなか訪れることのない市行政の中枢をこの際に自分の目で見て、一日も早く札幌市民としての自覚を持ちたいというすご~く真面目な理由からでした。

 結果としては、そうした思いに応えてくれるような催しではありませんでした。
 それはある意味当然のことだったのかもしれません。私のような思いを持つ者など参加者の中には皆無だったかもしれないからです。(「そうした類いの見学は別の機会におやりよ」という声が聞こえてきそうです)
 参加する側の思いは物珍しい所を覗きたいというものであり、企画する側はその思いを叶えてあげたい、という図式がすでに出来上がっていたように私には思えました。
 6時30分からの見学には約40人が参加しました。(この夜はこの他、7時30分、8時30分にそれぞれスタートする計3回の見学がありました)

 見学コースは、1階のロビー ⇒ 19階の展望回廊 ⇒ 同じく19階の茶室 ⇒ 17階の市議会議場 ⇒ 10階の市長室 というコースでした。
 思いに応えてくれるものではないということになると、私の期待は「札幌秘境100選」でも紹介されていた「茶室」です。京都から宮大工を呼んで建築したという本格的なものでした。ただ、使用されることは少なく、時には職員の会議室として使用されているとのことでした。(内部には残念ながら入れてもらえませんでした)

 19階の「展望回廊」はお勧めスポットではないかと思います。
 地上78mの高さは周囲の展望が十分楽しめるにもかかわらず、JRタワー(160m 700円)やTV塔(展望台90m 700円)のように料金もかかりません。
(JRやTV塔の関係者から苦情をいただくかもしれませんね)
 さらに19階にはパーラー、18階にはレストランが完備しています。(参加者の中にレストランがあると聞いて「高いんですか?」と問う人があり、それに担当者は「それほどでもありませんよ」と答えていました)

 昭和46年(1971年)建設ですから、すでに築36年が経過しているのですが、市議会議場、市長室などまだまだ古さを感じさせず、メインテナンスの良さを感じました。(もっとも職員にとって使い勝手が良いのかどうかを聞くのを忘れましたが・・・)
 市議会議場や市長室で記念写真を撮る人が多く、時間が予定以上にかかってしまったのには閉口しましたが、約50分間をかけて市役所見学ツァーを終えました。

※ 写真は市議会議場を見学する参加者たちです。