田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

オシムジャパン勝手に応援ツァー Ⅴ 「ディープな街ハノイ」

2007-07-16 21:56:55 | 海外の旅

 ハノイの街にはさまざまな表情が同居しています。前近代的な街並み、そのすぐ近くに近代的な建物、さらには前々近代的な表情・・・、まさにディープ(濃い、深い)な街ハノイです。

 今回は、前々近代的ハノイの表情をレポートします。

 ハノイの前近代的風景の中でも店を構えているのは一定の成功者(?)なのでしょう。
 街中には、店をも持てず商売をしているような人たちにもたくさん出会いました。

 ベトナムというと編み笠を被って、天秤のような道具で荷物を運んでいる姿を写した写真が思い出されます。
 ハノイの街中でもそうした人たちにずいぶん出会いました。
 天秤の籠の中に入っているのは、野菜や果物などが多いようです。ほとんどが女性でしたが、彼女たちは歩道に腰を下ろして商売をしていました。

 天秤よりは機動的に自転車に売り物を載せて商売している人たちも少なかったようですが目にしました。

 そして食べ物屋さんです。ほんとうに鍋釜一つと、僅かな食器を道路端において何やら調理して売っているのです。食後の食器は、脇においてある水入れの水でちょちょっと洗って再び使っています。これではちょっと私たちは引いてしまいます。
 もう少しまともに店舗を構えた食堂のようなところもたくさん目にしたのですが、どうも歩道の食べ物屋さんの延長のように見え、足を踏み入れる勇気は持てませんでした。

 また道端で、道具一つで散髪屋を開業している人もいました。
 もちろんその近くには、ちゃんと散髪用の椅子を用意した理髪店もあったことを書き加えておかねば、ベトナム人に叱られてしまいます。

 ハノイの街全体が醸し出すエネルギーは、この国が、この街が、大変な勢いで発展していくであろうという勢いのようなものを感じさせてくれるものでした。

※ 今夕、オシムジャパンは対ベトナムに4対1と圧倒的な力の差を見せつけ、グループリーグ一位で決勝トーナメント進出を決めました。思い出のハノイ・ミーディンスタジアムでの試合をまた観戦できることを喜んでいます。