田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

~華麗なる英国の世界~ コンサート

2016-11-30 20:59:40 | ステージ & エンターテイメント
 クラリネット&ピアノによるコンサートが道立近代美術館で行われた。コンサートはタイトル名からもお分かりのように英国発の曲を特集したクラシックコンサートだった。クラリネットとピアノのデュオを聴くのは初めての経験だったが…。 

          

 11月23日(水・祝)午後、道銀文化財団Presentsによるクラリネット&ピアノコンサートが道立近代美術館のホールで開催されたので顔を出した。
 奏者はクラリネットが高橋良輔さんピアノが佐久間有里さんと、二人とも札幌大谷大学音楽科を卒業した若手演奏家だった。

                    

                    

 コンサートは、タイトルのように冠を付けたものだったから演奏する曲目もイギリス発、あるいはイギリスに関係する曲が演奏された。
 演奏された曲目は次のとおりである。
 ◇ エドワード・エルガー/愛の挨拶 op.12
 ◇ ポール・リード/ヴィクトリアンキッチンガーデン組曲より
 ◇ 英国民謡メドレー
 ◇ ヨゼフ・ホロヴィッツ/クラリネットとピアノのためのソラチネ
<アンコール>として 
 ◇ アイルランド民謡/ロンドンデリーの歌
       
               

 今回のコンサートを一応、クラリネットとピアノのデュオと称した。4曲目の曲「ソラチネ」のように二つの楽器の特徴を活かす曲もあったが、この二つの楽器の組み合わせではやはりクラリネットが主で、ピアノは伴奏という位置づけのように思えた。
 そのクラリネットであるが、私にはクラリネットというと吹奏楽の楽器であり、ジャズ演奏でその特色が出る楽器なのではという偏見を持っていた。そのためもあって、クラリネットの音色だけでクラシックを聴くことに若干の違和感のようなものを禁じえなかった。

               
               ※ 最初の写真と全く逆側から撮ったものです。私は2階の正面付近で聴きました。

 しかし、聴いてみて「それもありかな?」というのが率直な感想である。フルートとピアノ、ヴァイオリンとピアノ等々、さまざまな組み合わせのデュオがあるが、それらと比べると聴き慣れていないだけで、クラリネットの技が熟達していれば違和感などを忘れさせてくれることを実感したコンサートだった。