田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

コンサ 優勝を手繰り寄せる劇的逆転勝利! By パブリックビューイング

2016-11-12 17:30:15 | スポーツ & スポーツ観戦
 まだ優勝が決定したわけではない。ぐっと優勝に近づいた価値ある勝利なのだ。しかし、試合は完全に千葉が支配していた。私はまたまたコンサの疫病神となるのか、と傷心の思いで試合を見守っていたのだが、戸倉が!内村が!やってくれました! 

 いつも言っているようにスポーツの結果は生もの、2日も、3日も置いていては価値はなくなってしまう。フットパスレポは明日以降に回して、パブリックビューイングで観戦したコンサドーレ戦をレポすることにする。

                    
               ※ 動物園内に掲示されていたパブリックビューイングの告知板です。

 今日(11月12日)コンサはアウェーでジェフユナイテッド千葉との戦いだった。その試合をなぜか円山動物園内でパブリックビューイングが行われると知って駆け付けた。
 円山動物園には、西口イベントハウスという倉庫のような建物があって、そこに200席の椅子が設けられて会場になっていた。会場が小さいこともあって、道新ホールのパブリックビューイングより画面を大きく感じながら観戦することができた。
 席はもちろん満員で、立見の方も目立った。

               
               ※ 一番早い人はいったい何時から並んでいたのでしょうか?

 試合は前半立ち上がりこそ互角の試合運びだったが、徐々に千葉に押し込まれる場面が続くようになった。千葉はゴール前でボールが面白いように繋がり分厚い攻めを繰り返す。      
 一方コンサは、チャンスが訪れたと思っても、ボールを繋ぐことができず単発の攻撃しかできない。いったいどちらが首位を走っているチームなのか、と嘆きたくなるほどだった。
 そうした中前半31分、千葉の分厚い攻めが功を奏し、先制点を許す展開となった。その後も札幌にはチャンスらしいチャンスは訪れず、観ているサポーターをやきもきさせる試合展開で前半を終えた。
 ため息ばかりの私だった。そして「私はコンサにとって疫病神なのではないか」と思い始めていた。何せドームで観戦した対ヴェルディ戦、道新ホールのパブリックビューイング観戦の対熊本戦と二連敗して、今日の前半戦の戦いぶりなのだから…。

               
               ※ 敵地千葉のスタジアムを埋めた赤黒のサポーターたちです。

 後半が始まっても試合展開は変わらない。千葉にいつ2点目が入っても不思議でない戦いが続いた。千葉の攻勢の前に最後のDF、あるいはGKの守りでかろうじて2点目を防いでいるといった戦いぶりだった。
 そうした中、後半も残り20分を切った26分、フリーキックを得た札幌が、キッカー福森のクロスに戸倉が反応して得意のヘッドで得点し同点とした。
 私も、会場内の空気も「あとは守って引き分けで終わり、勝ち点1でも積み上げてくれ」という雰囲気だった。何せ千葉の攻勢は続いたのだから…。

               
               ※戸倉選手がゴールを決めた後の会場内の盛り上がりです。といっても暗くてほとんど写っていませんねぇ。

 そんな試合展開のまま、アデショナルタイムに入った後半50分、DF河合からのクリアボールにも思えるロングパスにFW内村が反応し、右足を一閃!ボールは見事にゴールに吸い込まれるというコンササポーターにとってはたまらない一瞬を迎えた!
 もう会場は興奮の坩堝!私も周りの誰彼となくハイタッチを繰り返し、喜びを分かち合った!
 奇跡的な勝利によって、札幌はJ2優勝をぐっと手繰り寄せたのだ!

               
               ※ 奇跡的な逆転勝ちを喜ぶ敵地に駆け付けた札幌のサポーターたちです。

               
               
 今日現在の戦績では、札幌が勝ち点84で頭一つ抜けて、2位に松本と清水が勝ち点81で並ぶという情勢である。
 札幌は最終戦に引き分け以上で優勝が決定する。最終戦はホーム札幌ドームでJ2の21位に低迷するツエーゲン金沢が相手である。よもや負けることはないだろう、と思いたい。
 疫病神の呪いも消えた。20日14時キックオフの最終戦を札幌ドームで見届けることにしている。優勝を信じて…。

               
               ※ 殊勲の内村選手がハンドマイクでサポーターに挨拶しているところです。

 しかし、パブリックビューイングを観るのも大変である。
 私は今日10時過ぎに家を出た。円山公園までは自転車で行き、そこから歩いて動物園に向かった。というのも、観戦券の配布が午前11時からとなっていたからだ。
 円山動物園の西口イベントハウス前に着くと、すでに100人位の人が並んでいた。そこで約20分位並び観戦券を手に入れたのだが、その観戦券は自由席である。
 続いて良い席を確保するため、再び開場時間の12時まで並ばされることとなった。
 文庫本を手に1時間並んでようやく会場に入り、ちょうど真ん中付近に席を確保した。
 キックオフは13時である。この1時間の間に昼食を摂り、用便を済ませた。
 そして2時間の観戦だった。帰宅したのは16時近くだった。
 都合、私は今日のパブリックビューイングでの観戦のために6時間近くを費やしたのだった。
 ふーっ、時間が自由なリタイア族だから我慢できるが、現役世代の人たちにとっては相当な犠牲を自らに課して観戦していたのだろうなぁ(そうした現役世代の方々が多かった)
と思うと、今日集まった方々は相当に熱いコンササポーターなのかもしれない…。ごくろうさま。