田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

138 驚愕!興奮! 4DX映画初体験!

2015-07-28 18:47:57 | 映画観賞・感想

 座席が前後左右に揺れる! 小刻みに背中から振動が伝わる! 耳元に風が吹き付ける! 顔面に水がかかる! 前代未聞の映画鑑賞体験であったが、エンターテイメントの進化には驚かされる。はたして4DX映画の未来は? 

               

 新しもの好きである。珍しがり屋である。そんな私の好奇心をくすぐるアイテムが札幌に上陸した。体感型シアター4DX映画が7月20日(月・祝)からユナイテッドシネマ札幌で初上映されるという。
 4DX映画とは、「前後左右や上下に動くモーションシートや水や風、香り、フラッシュなどの革新的なスペシャルエフェクトによって映画の様々なシーンとリアルタイムにかつダイナミックに連動します」というのが、映画館側の謳い文句である。

             

 新しもの好きでも、あまりの混雑は避けたいと思い、上映開始から1週間が経過した昨日27日(月)の午後、映画館に足を運んだ。4DX映画は2本上映されていたが、私はアーノルド・シュワルツェネッガーが久々に還ってきたという話題性から『ターミネーター:新起動/ジェニシス』4DX版を選んだ。
 料金の計算がやや面倒だった。私の場合(シニア料金)普通の映画鑑賞料金1,100円と、今回の場合は3D映画(立体映画)だったので+1,300円、それにメガネ代が100円で、合計2,500円だった。(何の割引き料金もない成人の場合は3,200円かかる計算である)

 入場前に手荷物などは全てコインロッカーに入れるように指示された。荷物などが飛び散ってしまうことを避けるための措置だろう。
上映シアターは定員が96名と小さなシアターだったが、座席はソフトな感じとは言い難く、さまざまな仕組みが内蔵された硬質の座席だった。
 本編に入る前に、体慣らしを促すように画面の動きに合わせて座席が動いた。場内からはすかさず歓声が響いた.隣の男性は「これは半端ないぞ!」と期待感を声にした。

          
          ※ ユナイテッドシネマ札幌の4DXシアター前の様子です。右手にコインロッカーが並んでいます。

 本編が始まり、まずは状況説明が流れた。機械軍に席巻された地球に僅かに残った人類軍が奪い返そうと戦いを挑むというストーリーなのだが、そうしたゲーム的世界には興味もなく、疎い私にはあまりにも奇想天外すぎて映画の中に入っていけない思いだった。
 ただ、映画として見せ場が戦いのシーンであり、アクションそのものだから、4DXの特徴はいかんなく発揮された。それはもう、これでもか、これでもか、という感じで、風が吹き、水しぶきがかかり(実際にはミスト)、光が舞い、座席が揺れる。

 映画を観終わっての率直な感想は「非常に疲れた」ということだった。3D映像のためまずは眼が疲れた。そして4DXのために体が疲れた。それは少しオーバーに言えば、遊園地のジェットコースターに2時間揺られっぱなしだったような状態である。
         
 これまでにない体験ができた!ということでは貴重な経験だった。しかし、3Dを初めて体験したときも「まあ、一度の体験でいいかなぁ」と思ったが、4DXも面白い体験ではあるが、やはり「一度でいいかなぁ」というのが偽らざる思いである。
 映画観賞スタイルのスタンダードとして残るか否か、と問われたら「?」と私は答えるだろう。

 ただ、まだ未体験の方は、ぜひとも一度は体験してみることをお勧めします!