ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

朝日新聞紙の見出し「熱烈観桜 花見時期の中国客 急増」を拝読しました

2016年04月07日 | 日記
 2016年4月5日に発行された朝日新聞紙の夕刊の一面に掲載された、見出し「熱烈観桜 花見時期の中国客 急増」を拝読しました。

 実際に、東京都千代田区の千鳥ヶ淵公園や京都市の元離宮二条城、大阪市の大阪城公園、熊本市の熊本城などには、中国人をはじめとする外国人旅行者の方々が多数、訪れていました。中国からの観光客に加えて、台湾や韓国からの観光客も多いように感じました。

 朝日新聞紙のWeb版である朝日新聞 DIGTALでも、見出し「熱烈観桜 花見時期の中国客、急増 ネット活用、満開狙って各地へ」と報道されています。



 この記事は、中国国内では、日本でのサクラの花見旅行ブームが高まり、Webサイトやツィターなどのネット情報を手がかりに、サクラが開花した日本各地の地方に出かけているようです。

 この記事の冒頭では、東京都台東区の上野公園に花見に来た中国人旅行者の方にインタビューし「こんなに桜だけが咲いている場所は初めて。感動した」と答えています。

 春夏秋冬がはっきりしている日本の四季の中で、ソメイヨシノのサクラがいっせいに満開になる時期の花見は印象に残るようです。満開の桜並木は、見る者をうきうきさせるようです。この点では、日本人も外国人も同じ感性のようです。

 日本の経済にとっては、急増する中国人旅行者による“爆買い”によって、売上げを伸ばし、利益を上げている点に、関心が高まっているようですが・・。
 
 同時に、最近のWebサイトやツィターなどのネット情報の影響も大きいようです。中国のオンライン旅行サービス大手によると「中国人の海外旅行は、その訪れた土地の生活や文化に溶け込む形にシフトしている、」そうです。この結果、日本での花見が人気を集めているようです。
 
 そして、中国版LINEなどでは「日本の桜前線を見て、どこでどの時期に満開かを予想し、行き先を決める旅行客が多い」そうです。Web の世界では、国を超えて、情報が飛び交っています。

 個人的には、まず京都市内の宿舎の予約が採れずに困っています。また、大阪城や熊本城では、横に広がって大声で歩く中国人旅行者らしい方が多く、いろいろと困りました。

 京都市の元離宮二条城、天龍寺、竜安寺の小石を敷いた道を、例のキャリアバックを引っ張って歩く方がいて、困りました。しかも、方丈・本堂などの施設には、そのままでは上がれないので、キャリアバックを外に置いていかざるを得ないのですが、盗難防止策は無いので、中国人旅行者らしい方も困っているようでした。

 また、九州各地は、特に福岡市は、中国、台湾、韓国などに地理的に近いので、多くの観光客がいらしているようで、中国語やハングル文字での案内版が増えていました。

 日本国内でも、増える外国人旅行者向けの“商機を逃すな!”的な視点ではなく、外国人旅行者向けに対応したサービスを充実させることが大切です。東京都内でも、JR・私鉄の乗車券の券売機に、“英語表記”対応は少ないです。

 外国人旅行者の方々には、平和で安全な日本各地を楽しんでいただきたいと願っています。

宮崎県西臼杵郡高千穂町の山あいは、棚田・段々畑が続く山里でした

2016年04月07日 | 旅行
 宮崎県西臼杵郡高千穂町の北東方向の山間部にある天岩戸神社の奧にある山間地は、棚田・段々畑の山里でした。

 高千穂町の観光地である高千穂峡の北側にある市街地から北東方向の山あいを進むと天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)に出ます。

 天岩戸神社の西本宮は、大日●尊(おおひるめのみこと、パソコンの漢字水準では表示できません)という天照大神の別名の神を祀(まつ)っています。

 ご神体は、西本宮の背後を流れる岩戸川の対岸の断崖中腹にある「天岩戸」と呼ばれる岩窟(跡)です。この岩窟は日本神話に登場する天岩屋であると伝えられています。
 
 西本宮の横に立つ神楽殿です。



 この西本宮から岩戸川を上流方向に約500メートル進むと、天安河原(あまのやすかわら)に出ます。その途中の岩戸川の清流です。



 天安河原の奧の洞窟には八百萬神が祀(まつ)られています。
 
 天岩戸神社から、さらに北東方向に山あいを進むと、道路がかなり改善されていますが、部分的には道幅が狭いくねくね道です。

 川沿いに上流に向かうと、川沿いの両岸は棚田・段々畑の風景が続きます。平らな土地がないようです。





 この高千穂町の山間部は、かなり昔からの集落がどこまでも続きます。ご先祖様が長年にわたって棚田・段々畑で生活を続けてきた風景です。

 棚田百選に選ばれるような段数はありませんが、山奥まで集落と棚田・段々畑が点在します。





 棚田・段々畑に山側から湧き水などを供給する水道パイプが所々で、道の上部をわたっています。

 この山あいに住む方々が、関東平野や濃尾平野の平らな土地をご覧になったら、人生観が変わるような気がします。

 山あいには、所々に杉林(スギばやし)がありますが、あまり手入れを受けていない感じの杉林もあるように感じました。その杉林の近くに咲く一本桜のサクラの木です。満開です。



 その杉林の手前に、何カ所かにミツマタが植えられていました。



 和紙の原料であるミツマタを植えたようですが、もう放置されている様子でした。

 本当は、杉林とミツマタ林の間を、アオジのような野鳥が行き来していて、気になりました。

 高千穂町の市街地以外の周囲の山あいは、道路の両側には平らな土地がなく、棚田・段々畑の風景が続く山里です。

 昭和時代以前は、自給自足が基本の歴史ある山村だったのではないかと想像しています。