ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県北佐久郡立科町にある津金寺では、ヤマブキソウが咲いています

2016年04月21日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町にある津金寺に、カタクリなどの山野草を見に行き、ヤマブキソウなどの野草の花を観察しました。

 天台宗の古刹の津金寺(つがねじ)は、背後に斜度の厳しい山麓を持ち、この山麓と境内を含めて「津金寺自然探索園」をつくっています。

 本堂(観音堂)の脇から、裏山に上ります。特に最初は斜度がきつく、参拝者の多くは「津金寺自然探索園」に入りません。

 境内で咲くソメイショシノ(染井吉野)などのサクラ、そのすぐ上側に新緑の落葉樹帯があり、その上側はスギの群生地と背の高い落葉樹の雑木林です。





 スギの巨木たちと背の高い落葉樹は、まだ芽吹いていません。



 このスギ林の中には、歴史を示す宝塔・五輪塔が並んでいます。この薄暗い林の中で、いくらか陽が射す斜面に野草が咲いています。

 シロバナエンレイソウが所々で咲いています。一部、群生地がありました。



 数ミリメートルの小さな白い花を咲かせているヒゲネワチガイソウです。山道の日当たりがいいところに点々と咲いています。



 お目当てのヤマブキソウは少しだけ咲き始めています。



 5月には、この斜面一帯でヤマブキソウが咲くそうです。一度は見てみたい景色です。

 イカリソウも所々で咲いています。



 薄暗いスギの林に、野鳥の群れが来ました。カワラヒワでした。



 「津金寺自然探索園」の下側の境内に近い、いくらか明るいところでは、ニリンソウがよく咲いています。池の側には、クリンソウが芽を出していました。



 津金寺は、慧日山修学院(えにちざんしゅうがくいん)と称します。夏にはホタルが飛び、秋には紅葉が美しい自然豊かなところです。

長野県北佐久郡立科町にある津金寺では、カタクリはまだ咲いていました

2016年04月21日 | 旅行
 長野県北佐久郡立科町にある津金寺に、カタクリなどの山野草を見に行ってきました。

 天台宗のお寺の津金寺(つがねじ)は、背後に斜度の厳しい山麓を持ち、この山麓と境内を含めて「津金寺自然探索園」をつくっています。

 今年の「カタクリ・野草まつり」は4月25日までだそうです。例年に比べて、カタクリなどの野草の開花が早いようです。

 帰りがけに、津金寺を見下ろす斜面から撮影した津金寺の正面側です。



 茅葺(かやぶ)きの大きな仁王門が見えます。その右側には鐘桜(最近、再建)が見えます。さらにその上には本堂(観音堂)の屋根の一部が見えます(たぶん屋根には見えないかもしれません)。

 戦後に再建された阿弥陀堂は木々の陰で見えません。

 仁王門と本堂(観音堂)の間には、ソメイヨシノやシダレザクラ系のサクラの木々が満開です。





 本堂(観音堂)の脇に立つシダレザクラの木も満開です。





 本堂(観音堂)には、五色幕(ごしきまく)がかかっています。
 
 本堂(観音堂)の横方向の北側の奧に、カタクリなどが咲くなだらかな斜面があります。

 カタクリが多数、群生しています。早く咲いたカタクリはしおれ、現在は遅咲きが咲いています。





 カタクリに混じって、アズマイチゲの群落もあります。



 残念ながら、すぐ近くにはアズマイチゲの大群落もあったのですが、ここは日陰になっていて、うまく撮影できませんでした。

 このカタクリが群生する散策路は、疏水沿いです。疏水沿いには、リュウキンカがあちこちに咲いています。



 この疏水の清流にはホタルの幼虫が住んでいます。夏には、ホタルが飛ぶそうです。

 本堂(観音堂)の横方向のカタクリの群生地から、今度は背後の山麓に進みました。

 この背後の山麓の中では、黄色いヤマブキソウが咲いています。このヤマブキソウなどのご紹介はこの続篇になります。

 この天台宗の古刹の津金寺は、大宝2年(702年)の大和薬師寺の僧の行基(ぎょうぎ)が開いたと伝えられています。

 ここは仏教敷衍(ふえん)を目的に、学僧を養成する「談義所」(だんぎしょ)として発展します。

 しかし、天正10年(1582年)に織田勢によって攻められ、灰燼に帰します。そして、江戸時代に小幡藩の“祈願寺”となり、松平家の庇護を受け、本堂(観音堂)をはじめ、仁王門なども再建されたそうです。