ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

仙台市青葉区の仙台城の大手門の脇櫓付近を散策しました

2016年04月27日 | 旅行
 仙台市青葉区の青葉山にある仙台城の大手門の脇櫓付近を散策しました。仙台城の通称は“青葉城”です。

 仙台城の観光案内などによく登場する大手門の脇櫓付近です。



 この周辺は、青葉城公園として整備されています。ソメイショシ(染井吉野)のサクラの木も多く、花見の名所です。



この青葉城公園にあるソメイショシの木々は既に葉桜になっています。



 大手門の脇櫓付近にある仙台市博物館からは、青葉城の天守台(天守閣は実際には存在しません)に上がる山道があります。かなり斜度がきつい上り道です。

 山道の入り口からすぐの所にある石垣です(東北大震災で被災したかどうかは不明です)。



 この辺は、東北大震災直後は立ち入り禁止でした。

 山道の入り口近くの森陰では、シロバナエンレイソウが群生しています。花は終わりつつあり、実をつけ始める途中です。



 名前が分からないスミレもたくさんさいています。野鳥のシジュウカラがたくさん、いました。

 仙台市博物館から西側に進むと、仙台城を守るの天然の“要塞”になっている崖沿いの森になります。





 ちょうど新緑が美しい時期の森です。この奧(上側)には、モミの木などの針葉樹の大木も生えています。

 仙台市博物館から西側に進むと、ソメイショシの花が終わり、ヤエザクラ(八重桜)系が咲いています。



 仙台市内では青葉城公園をはじめ、ソメイショシの桜並木は既に葉桜になっています。

 例年ですと、5月連休にはソメイショシの桜吹雪がいくらか見えることが多いのですが・・。観光面では大きな問題になりそうです。

仙台市青葉区八幡にある大崎八幡宮の拝殿は、絢爛豪華な桃山建築の建物です

2016年04月27日 | 旅行
 仙台市青葉区八幡にある伊達家を守る大崎八幡宮に、数年ぶりに立ち寄りました。

 仙台市市街地の外れにある大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)は、住宅地に囲まれて周囲からは、一見あまり目立ちません。しかし一度、境内に入ると、大きな立派な杉木立の並木があり、荘厳な雰囲気です。

 あまり外側からはあまり目立たない神社ですが、本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は国宝に指定されています。

 入り口の鳥居を通って杉木立の中を少し進むと、杉木立の奧に見えるのは、「長床」と呼ばれる拝殿に入る“ゲート”のような建物です。





 その奥に、拝殿があり、拝殿の奥には「石の間」があり、その奥に「本殿」があります(拝殿にも入ったことはありません)。本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は一体の建物だそうです。



 「権現造」形式の社殿は、伊達政宗が寄進して、建てたものだそうです。桃山建築の粋を凝らした絢爛たる社殿です。

 この大崎八幡宮は、伊達家にとって重要な神社です。元々は、坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城(現在の岩手県奥州市水沢区)に鎮守府八幡宮と称して建てたものがルーツです。

 室町時代に当時、奥州管領であった大崎氏が鎮守府八幡宮を本拠地(現在の宮城県大崎市)に遷したため、大崎八幡宮と呼ばれるようになったそうです。

 そして、伊達正宗は、その大崎八幡宮を仙台市の“乾(戌亥・北西)天門”の鎮めとして、現在の地に移しました。

 これによって、伊達家は鎮守府八幡宮を守るという役目を持つ家系をアピールすると同時に、征夷大将軍だった坂上田村麻呂につながる由来と、「八幡様」という源氏の流れを引いている家系であるとアピールしたようです。この見方は、司馬遼太郎さんが書いた「街道を行く」の仙台市編の受け下りです。

 長床の横にある小さな神社の前には、ヤエザクラ(八重桜)が花を咲かせています。





 参道の杉木立に加えて、本殿、石の間、拝殿の三つの社殿は立派なスギの大木に囲まれています。



 この背後のスギの大木の鎮守の森は、野鳥がたくさん鳴いています。ヒヨドリやシジュウカラが目立ちますが、夏鳥なども探すといそうな雰囲気でした。