ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

熊本市中央区の小高い丘に立つ熊本城は、サクラの花の満開を過ぎていました

2016年04月08日 | 旅行
 熊本市中央区の小高い丘に築かれた熊本城は、サクラの花の満開を少し過ぎていました。

 平日でしたが、本丸に一番近い二の丸駐車場は満車です。三の丸駐車場で車が数台出てくるのを待って、入りました。ここから壮大な石垣の間の道を上がり、二の丸広場に向かいます。疲れます。
 
 その二の丸広場は巨木が多い広場で、たぶん熊本市民のと推定できる方々が花見の宴をあちこちで開いています(平日ですが・・)。その二の丸広場から本丸入り口に近づいた時の天守閣(天守閣と小天守閣)と宇土櫓(うとやぐら)です。一番手前が宇土櫓です。


 
 いかにも“日本のお城”という風景です。この手前に巨大なお堀があります(ここまで大きいお堀は、大阪城や名古屋城でしか見かけないものです)。
 
 先日、NHK総合テレビで放送された「ブラタモリ」の熊本城編では、熊本城を徹底的に改築した加藤清正は「念には念を入れて」守り重視で城を築いたことを、二の丸広場を通過するために歩く距離で感じます。熊本城を攻める兵隊は、かなりの距離を紆余曲折しながら進みます。
 
 頬当御門(ほほあてごもん)から、巨大なお堀を渡って、天守閣・本丸御殿大広間(ほんまるごてんおおひろま)ゾーンに向かいます。

 頬当御門を入る際に見えたサクラの花です。かなり散っています。奧に見えるのは、宇土櫓です。



 頬当御門を通過し、中に進むと、天守閣が横に見え始めます。



 前回、熊本城を訪れた時は、本丸御殿大広間を再建中でした。本丸御殿大広間は2008年4月20日から公開されたそうです。
 
 大小二つの天守閣です。その大天守閣はそびえ立つということを強く感じさせる、石垣から天守閣側面のカーブを見せつけます。



 天守閣から見える宇土櫓です。


 
 熊本城のサクラ見物は4月2日と3日の土曜・日曜日が見ごろだったそうです。いくらか残っているサクラの花です。




 
 先日、放送された「ブラタモリ」の熊本城編では、熊本城を築いた(大規模に改築した)加藤清正は、九州の有力勢力の細川一族が怖くて、中世城郭を取り込みながら大改築した平山城を築きました。その加藤一族は、徳川政府による加藤氏改易によって熊本藩を追われた結果、熊本城は、その恐れた細川家の居城になってしまいます。事実上は、江戸時代の大半は熊本藩の細川家の居城でした。
 
 ただし、明治時代初めの西南の役の際に、この天守閣は原因不明の不審火で消滅します。

熊本県阿蘇市などにまたがる阿蘇山中岳近くに数年ぶりに行って来ました

2016年04月08日 | 旅行
 熊本県阿蘇市や阿蘇郡南阿蘇村にまたがる阿蘇山系に数年ぶりに行って来ました。

 今回は、南阿蘇村から県道111号線(阿蘇吉田線、通称「阿蘇パノラマライン」)を上りました。烏帽子岳(標高1337メートル)を目指して上り、その周囲を回って、草千里ケ浜を抜けて向かいました。



 正確には阿蘇山の中の中岳(標高1506メートル)にある阿蘇山ロープウェー駅まで行ってきました。現在も、阿蘇山は噴火警戒レベル2のままで、火口縁までは、阿蘇山ロープウェーによって、あるいは道路によっても行くことができませんでした。
 
 2014年8月30日に阿蘇山に火口周辺警報の噴火警戒レベル2が、2015年9月14日には同噴火警戒レベル3が発表され、さらに2015年11月24日に同噴火警戒レベル2が発表されて、そのままなので火口縁までは行けませんでした。
 
 阿蘇山ロープウェー駅近くから見た火口縁付近です。水蒸気主体の噴煙は時間とともに変化します。




 
 阿蘇山ロープウェー駅近くから見た草千里付近です。まだ、草が生えていない状態です。


 
 この時期は、馬などがまだ放牧されていません。まだ冬のままのようです。、
 
 後で地図を見て確かめると、中岳のすぐ西側には高岳(標高1592メートル)がそびえ、さらに西側には根子岳(標高1408メートル)がそびえています。阿蘇五岳(あそごがく)の一つの杵島岳(標高1270メートル)は、烏帽子岳の北側にそびえています。
 
 阿蘇山ロープウェー駅から県道111号線(阿蘇吉田線)を引き返しました。その途中の景色です。



 南阿蘇村を南下して、やっと見えた根子岳です。とげとげした山容です。



 さらに南阿蘇村をさらに南に向かってから西に向かい、今度は外輪山系にある俵山展望台に上りました。そこから見える阿蘇山の阿蘇五岳の一部です。


 
 たぶん烏帽子岳が見えているようです。
 
 通称阿蘇山は外輪山と数個の中央火口丘で構成され、外輪山は南北25キロメートル、東西方向に18キロメートルにもおよぶ世界最大級の広大なカルデラ地形(鍋型)になっています。