ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

木曽駒ヶ岳近くの標高約2600メートルの千畳敷カールは濃霧でした

2011年07月28日 | 旅行
 木曽駒ヶ岳山系の山麓に広がる千畳敷カールは、約2万年前に氷河が削りとった凹状の山麓です。千畳敷カールは、長野県宮田村などにまたがる木曽駒ヶ岳山系の中の標高2931メートルの宝剣岳(ほうけんだけ)の山麓に広がっています。標高が約2600メートルもある千畳敷カールは、荒々しい岩場の間にさまざまな高山植物が咲くお花畑が点在する観光名所です。

 午前中は雨で登山家の方々も歩き始めるのをためらうほどの天候だったそうです。午後になると雨が上がり、トレッキングなどができる天気になりました。ただし濃霧で視界はあまりよくありません。7月下旬に入り、例年でしたら、さまざまな高山植物を楽しめる時期になのですが、今回は雨が降らないだけましという天気でした。

 一番見たかったのは、チングルマ(珍車あるいは稚児車)の白い花です。群生を見ることができました。





 中央部が黄色い、白い花びらがきれいでした。群生によっては、既に開花が終わり、実をつける準備中のものもありました。



 チングルマは見た目は草ですが、実は地面を這うバラ科の落葉低木です。

 草原の中に濃いピンク色のコイワカガミの花もあちこちに咲いています。



 花期が少し過ぎた感じのミヤマクロユリも所々に咲いています。濃い黒みがかった紫色の花が印象的です。



 雨上がりの濃霧の中で、千畳敷カール全体を見ることはできませんでしたが、いろいろな高山植物を楽しむことができました。短い夏休みでした。