ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

志賀高原の東館山高山植物園は高山植物の宝庫です

2011年07月17日 | 旅行
 長野県山ノ内町の志賀高原の一ノ瀬地区近くにある東館山山頂は、高山植物の宝庫です。志賀高原は全体が高山植物の宝庫ですが、高山植物を手軽に観察できる場所は、東館山高山植物園が一番だと思います。

 標高2030メートルの東館山の山頂付近は、高山植物がよく保護され、木道などが整備されています。この山頂付近のなだらかな斜面の草原部分は、ニッコウクスゲの花が最盛期を迎えています。



 草原の一部が部分的に黄色く染まっています。

 針葉樹の森の間にある草原の一部にはアヤメも群生して咲いている個所もあります。



 花は少し盛りを過ぎた感じですが、まだ蕾もたくさん残っています。品のいい紫色の花が何となく“癒し系”です。ニッコウキスゲの群生している中に、アヤメが同居している所も少なくありません。

 今回初めて見た高山植物は、キンコウカという小さな黄色い花がきれいな高山植物です。



 まだ咲き始めでした。ハクサンフウロもいくらか咲き始めていました。コオニユリはまだ咲いていませんでした。

 一方、キヌガサソウは最盛期を少し過ぎた感じでした。



 ハクサンチドリも盛りを過ぎた感じでした。残念だったのは、チングルマがもう咲き終わっていたことです。あの美しい花を見たかったのですが。

 山頂付近に、タテハの一種のクジャクチョウが多数、乱舞していました。



 いろいろな種類の高山植物がその時期に咲くからこそ、何回も訪れる価値があるのです。その時期でなくては、見ることができない高山植物の姿が季節の贈り物になっています。

 今回、標高約2000メートルの東館山高山植物園へは、発哺温泉(ほっぽおんせん)からゴンドラリフトに乗って一気に東館山山頂まで上がりました。楽をしてしまいました。