ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県木島平村の稻泉寺は濃いピンク色の大賀ハスの花に囲まれています

2011年07月19日 | 旅行
 長野県北部の木島平村にある稻泉寺(とうせんじ)境内は、大賀ハスなどの古代ハスが植えられた池(蓮田)に囲まれています。約10万本が植えられた古代ハスの花は見ごろを迎え、濃いピンク色の花を午前中に咲かせています。

 木島平村は三方を山に囲まれた、樽川と馬曲川(まぐせがわ)の扇状地で、なだらかな斜面に棚田や段々畑が広がっています(樽川と馬曲川は信濃川に流れ込みます)。長野県内でも有数の豪雪地帯で、冬の積雪期間の平均降水量が多く、豊かな水量に恵まれている農村です。

 棚田などを潤して流れ下る豊かな水が、稻泉寺の蓮田にも流れ込んでいます。



 ハスは午前中に開花します。いくつかの蕾はかなり膨らんでいて、今にも咲きそうな感じです。稻泉寺の大賀ハスは、松本市の島内と新潟県上越市の高田から、それぞれ株分けを譲り受けたものが増えたものだそうです。





 稻泉寺では、7月16日と17日の2日間にわたって、「稻泉寺ハス花祭り」が開催されました。アマチュアカメラマンが大勢押しかけたそうです。ハス花祭りでは、木島平村名産の「名水火口そば」が販売されたそうです。三方の山からの雪解け水の名水が育てたソバだそうです。

 信濃川近くから木島平村を見上げると、水田の稲が青々と良く育っています。“瑞穂の国”を感じさせる風景です。



 木島平村から信濃川を挟んで向かい合い飯山市も稲や野菜がよく育つ田園地帯です。北信濃の豊かな農村を感じさせる棚田などが、日本風の“涼しげな夏”を感じさせています。