ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

霧ヶ峰高原では、ニッコウキスゲがポツポツと咲き始めました

2011年07月11日 | 旅行
 長野県諏訪市や下諏訪町などにまたがる霧ヶ峰高原では、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が少し咲き始めました。

 白樺湖からビーナスラインに入り、車山を通過した辺りに広がる霧ヶ峰高原は、なだらかな起伏の草原が若緑色に染まって、清々しい景色です。





 一面に広がる“草千里”のような草原の中に、ごくわずかですがニッコウキスゲの先駆けが咲き始めています。

 霧ヶ峰自然保護センターがある「強清水」と「八島湿原」への分岐点の交差点付近は、なだらかな草原の斜面の上昇気流を利用するグライダーの基地です。何台ものグライダーが上昇し、着陸していました。

 この交差点は、大きな駐車場やレストランなどがあり、多くの観光客で賑わいます。この交差点の東側に毎年、ニッコウキスゲなどの高山植物が咲く草原が広がっています。昨年はシカに食べられたためか、ニッコウキスゲがあまり咲きませんでした。このため、微弱な電流を流した電線で保護された地区内に、ニッコウキスゲがパラパラと咲き始めています。



 この防護用電線による保護区の外でも、ニッコウキスゲが少し咲いています。ニッコウキスゲに混じって、ウツボグサが咲き始めています。



 花びらが数枚咲き始めた感じです。

 ハクサンフウロも数輪、花をつけ始めたところです。



 草原の中にあるレンゲツツジなどの低木に、野鳥がいて鳴いています。ホウアカのようなのですが、遠目でしか見えません。運良く八島湿原の駐車場に入れたため、湿原の入り口付近を少し散策しました。

 池の側のレンゲツツジの枯れ枝(?)の上に、ホウアカが1羽、留まっていました。



 八島湿原の木道の周囲ではヤナギランが育っています。もう数週間すると、ヤナギランの花のピンク色に染まります。日差しが強いと、木陰が少ないため、かなり暑いです。日差しはもう夏そのものでした。