ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

7月下旬は毎夜、白い綿あめのようなカラスウリの花が咲きます

2011年07月25日 | 季節の移ろい
 7月下旬に入り、近所で毎朝、しぼんだカラスウリの花が目につく季節になりました。アサガオがしぼんだような筒状の花の名残りが毎朝数個、カラスウリのツルにひっかかっています。カラスウリの花が毎夜、咲いている証拠です。

 カラスウリの花は、綿あめを引き延ばしたような白い糸状の不思議な花が咲きます。綿あめを引き延ばしたような、直径5~8センチメートルほどの5弁の花です。



 こうした不思議な形の花になった理由は、夜にスズメガなどが蜜を吸いに来た時に、受け入れやすい形状だからと想定されています。スズメガは花の中心部で蜜を吸おうとすると、花粉を受粉させやすい形状になっていると推定されています。

 この花は夕方から開花し始め、綿あめが引き延ばされた繊細な感じの花になります。そして、明け方にはしぼみます。



 受粉した花は、10月から11月ごろになると、朱色のピンポン玉ぐらいの大きさの実をつけます。カラスが食べそうな雰囲気なので「カラスウリ」と呼ばれるようになったと考えられています。夜中に咲くために、カラスウリの花は知る人ぞ知る存在になっているようです。