ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

佐久荒船高原では白いマタタビの花があちこちで咲いています

2011年07月20日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久佐久高原は夏模様になっています。森の葉が茂り、木に巻き付いたツル類が葉を茂らせ、草も緑を濃くしています。ミヤマカラスなどの大型のアゲハチョウもよく目にします。

 佐久荒船高原の向かいにそびえ立つ荒船山(標高1423メートル)も山麓は緑を濃くしています。荒船高原側から見ると、荒船山は真南に位置するため、向かい合う山麓面は日陰になっています。



 有名なとも岩の下側は日陰の時間帯です。

 草木が茂る山道を歩くと、白い葉が目立つツルがあちこちに繁っています。マタタビのツルです。



 緑の葉に白い葉が混じって目立つように繁るころは、葉の裏側に小さな白い花が咲くころです。



 繁った葉の陰なので、この白い花は意外と目につきません。ひっそりと咲いています。多くの方は、葉の一部が白く変質した変なツル系と思うだけのようです。

 マタタビの実はネコ系が酔うといわれています。秋になると、緑の小さな実がなります。この実は利尿作用や血行促進、強壮作用があるといわれています。

 この実を焼酎などにつけ込んで、滋養剤として楽しまれる方がたまにいます。以前に一度、マタタビ酒を飲ませていただいたことがありますが、とても苦くて、あまり好きにはなれない味でした。

 草原の一部に、ウスユキソウが咲いています。いわゆる“エーデルワイズ”の一種です。



 以前は、山道の日陰のあちこちに咲いていたのですが、山道の見通しを良くするための下草刈りによってかなり減りました。繊細な白いウスユキソウの花を見ると、夏が来たと感じます。