ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

佐久荒船高原はこのところ天候不順ですが、森は盛夏の様相を強めています

2011年07月30日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側に位置する佐久荒船高原は、7月末になり盛夏の様相を強めています。7月下旬に入ってからの全国的な天候不順によって、雨や霧が多い日々ですが、森は葉が繁り、盛夏の様相を強めています。

 山道のあちこちにシシウドの花が咲いています。花火が広がった時のような形の花です。



 この背丈が2メートル以上になる、目立つシシウドは食べられないと聞いています。

 食べることができるウド(独活)も少し前から花を咲かせ、昆虫を集めています。



 ウドは高さが1.5メートルぐらいまで大きくなるので目立ちます。地元の方は夏に花を咲かせたウドの場所を覚えておいて、来年の春に芽吹いた新芽を採取するそうです。地上に出たばかりのウドは鮮烈な香りがします。

 山道にトモエソウが咲いていました。濃い黄色い花がきれいです。



 多年草のトモエソウは、以前はいろいろな森陰に咲いていたのですが、最近はあまり見かけなくなりました。

 この季節に山道でよく見かける野鳥がキセキレイです。



 渓流が近い山道でよく見かけます。近づくと、前方の少し遠く逃げて降ります。このため、キセキレイは道案内するように、どんどん前に進みます。キセキレイはふだんはペアでいます。春先に朗々と美しい鳴き声を聞かせてくれます。

  ウバユリの蕾がかなり大きくなり、開花はもうすぐです。例年だと、からっとした盛夏の天気なると、ウバユリは森の奥でひっそりと咲きます。

 佐久荒船高原は草木が茂って、盛夏の森の様相です。木々も葉を茂らせ、ツル系も伸び、草木の強い生命力を感じさせる盛夏です。