まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
ゆる~い気持ちでお読み下さい。

手芸屋さんです ( ゜ー゜)/゜

2008-09-23 23:22:56 | クラフト
今日は手芸屋さんの一部をご紹介。

お店名は Jane Marple です。
アガサ・クリスティが生み出した、手芸好きなおばあちゃま探偵の名前を拝借

ウインドウまわりです。
小さなお針箱や、家具を置いてみました。
         


思ったより難関だったのは、小さなパッチワーク。
パッチワークは趣味でやってたんですが、こんなに小さいと・・・
         


生地はバルサを白く塗って、一個一個巻いてみました。
ちょっと飽きました
         

最初に造ったもので、ドアが上手くできませんでした。
ちょっと不満が残ります。

大野幸子/ドールハウスのミニチュア小物―お店の本 日本ヴォーグ社


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プロセス付きでわかりやすい!参考になります
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『O・ヘンリ短編集』素直な心で読みたい

2008-09-23 22:41:42 | アメリカの作家

O・ヘンリ(ウィリアム・シドニィ・ポーター)

1906年から1917年の間に出版された、10冊の短篇集から抜粋した46話を収載しています。

『善女のパン』『賢者の贈り物』『二十年後』『最後の一葉』『よみがえったっ改心』など
誰もが知っている良い話しを含め、人々の小さな良心や
ちょっとしたイタズラ心からおこるユーモアを軽妙に書き綴ったお話が収められています。

現代より素朴な時代だったとはいえ、舞台はニューヨークなどの大都会。
当時でいえば最先端の街です。
人間関係も田舎よりは疎遠だったでしょう。
そんな当時のアメリカでイキイキと生きている人たちのエピソード。
良い人は良い人だと、素直に認められる心で読みたい短編集でした。

(一)~(三)の中で、各々好きだった一編をあげてみます。

『水車のある風景(The Church with an Overshot-Wheel)/1911年』
避暑地レイクランズにある水車にまつわる悲しいエピソード。
水車の持ち主ストロング氏は十数年前、突然娘が姿を消してしまいました。
ある夏、彼はアトランタからやって来たチェスター嬢に出会います。

『ハーレムの悲劇(A Harlem Tragedy)/1910年』
フィンク夫人は、階下の友人カシディ夫人のように
夫から愛ある折檻を受けたいと切望しています。
ある休日、夫を怒らせようとしかけてみますが・・・

『荒野の王子様(A Chaparral Prince)/1907年』
11歳でつらい奉公に出された少女レナは、唯一の娯楽であるグリム童話まで
取り上げられてしまい、死を決意して母に手紙を書きますが
その手紙を運ぶ郵便配達員が、盗賊に襲われてしまいます。

短編の名人と言われたO・ヘンリ。
しかしこれだけたくさんあると、確かにやっつけっぽい話しもあります。
素朴すぎて、現代では少しこそばゆい物語もあるかもしれません。
でも、人間何が大切か?っていうことが少しは分かるような話しが満載です。

NHKも『中学生日記』とか流さないでさぁ(誰も観てないって!!)
どうせ現実味が無い話しだったら、この短編集の話しをドラマにして流したらどうかな?

“そんなバカな” なんて気持ちを持たずに、素直に読みたい短編集ですね。

余談です
O・ヘンリって本名じゃないんだね!
彼は詐欺で逮捕され刑務所に入ってた頃、ペンネームで小説を書き始めたらしいです。

今だったら、つい刑務所体験記とか出しちゃいそうだけど
彼は頑に過去のことを話すのを嫌がってたらしいよ。

才能だけで再出発した彼に拍手

今って、有名人とかの体験記があまりにも多すぎない?
そういうのって才能なのかな?

O・ヘンリ短編集 (1) 新潮社


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まずは1冊目から…
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『守銭奴』“金こそ全て”の男のお話し

2008-09-23 10:41:06 | フランスの作家
LAVARE 
1668年 モリエール

本当はシナリオって好きじゃないんだけど
バルザックをはじめいろいろな作家がモリエールのことを書いてるからさぁ、読んでみた。
やっぱり、つまんないです

シナリオだから舞台で観たら面白いのかしら?
でもシナリオってことを抜きにしても、好きな話しじゃないですね。

何しろ登場人物が、皆打算ずくで好きになれないんだよね。

金持ちのくせに金に目がないアルパゴンが主人公。
息子クレアントに小遣いをやらないばっかりに、息子は愛する人に求婚ができずにいます。
しかもその相手マリアーヌの美しさに目を引かれたアルパゴンは
若い彼女を後妻に迎えようと奔走します。

一方、娘のエリーズを裕福な老人アンセルムに嫁がせようとしますが
彼女には恋人ヴァレールがいて、彼はアルパゴンの目を欺くため
執事となってアルパゴンの館に入り込んでいます。

実はヴァレールとマリアーヌは、幼い頃生き別れになった裕福な父親がいます。
さて、その父親とは?

ひと騒動があった後、アルパゴンを除く皆が幸せになるというお話。
もっとも、アルパゴンもまったくふところが痛まなかったので
不幸というほどでもありませんけど。

“ お金じゃないよ、愛なんですよ ”
ということが言いたいんだと思いますが
変な話し、イヤな親父のアルパゴンが一番人間臭くていい人に思えてきます。
好きかと言ったら嫌いなんだけど、他の登場人物なんか
いろいろ綺麗な言葉で飾っても、ミエミエのご都合主義者(にしか見えない)。

特にヴァレールとマリアーヌ、この二人サイテー

マリアーヌなんて、純粋だ清らかだっていうけど
お金のためにヨレヨレの老人と結婚しようとするんだよ

ヴァレールは、愛するエリーズがものすごく嫌がっているのに
いくら家臣のふりをしてるからって、彼女に我慢して結婚を受けろって言うし。
ひどくないですか?

お金で手のひらを返す取り持ちばあさんとか、不正に金を貸そうともちかける
おやじさんとか、だれか損得づくじゃない人はいないのかね?
という人ばかりが、物語によりいっそうの華を添えます。

これって名作なのかな?
私には分かりません。
人間観察力がないとか、知的でないというのならそれで結構
まったく面白くなかったんじゃあ~
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