まりっぺのお気楽読書

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スペイン王フェリペ5世王女 マリア・アントニア

2016-11-15 20:27:12 | スペイン王妃・王女
見た目じゃないのよ夫婦ってものは
フェリペ5世王女 マリア・アントニア・デ・エスパーニャ
サルディーニャ王ヴィットリオ・アメデーオ3世妃


1729〜1785/在位 1773〜1785

マリア・アントニアは、フェリペ5世とイサベル・デ・ファルネシオの三女です。
最初にルイ15世王太子ルイと縁談が持ち上がったのはマリア・アントニアでした。

しかし、母イサベルが「幼い」と言って、結婚を先延ばしするよう主張したため
3歳年上のマリア・テレサが嫁ぐことになりました。

マリア・テレサが亡くなると、兄フェルナンド6世が「妹のマリア・アントニアは
どうかしら?」と持ちかけますが、ルイ15世が「(義理の妹との)近親相姦になるから」と
拒否します…へんなとこでカタいのよね、ルイ15世。

21歳の時に、マドリッドとトリノの協力関係を強めるために
サヴォイ公ヴィトリオ・アメデーオと結婚します。
この結婚でトリノの宮殿は改装され、オペラも作曲されるという盛り上がりぶり。
                
二人の肖像画を見るとそんなことはないと思えるのですが
夫婦は周囲から、あまりお似合いだと思われていなかったようです。
どちらかの肖像画がかなりレスポンス入っているのかしら? もしかして二人とも?

でも、お二人は終生仲睦まじかったらしいですよ。
夫婦を見た目で判断しちゃダメ!ってことね。

二人は政治的な思想も同じだったのか、近代思想家や政治家を侍らせていました。
また、敬虔なマリア・アントニアは宮廷にスペイン式作法を取り入れました。

で、肖像画+エピソードから、目立ちたいタイプかと思ったら
すごく恥ずかしがりやで、気だるそうなタイプの人だったそうです。
もしかしたら、政治家に囲まれて嬉しそうにしてたのも、夫の手前かもしれないですね。

王子のカルロ・エマヌエーレ4世はマリーア・クロティルデと結婚します。
姑と嫁はすごく仲が良かったそうです。 うらやましいことね…
マリーア・ジョゼッピーナが、後のルイ18世に
マリーア・テレサが、後のシャルル10世に嫁ぎました。

見事な政略結婚ぶりをどうぞ
     
マリア・アントニアは1785年に56歳で亡くなりました。

ヴィットリオ・アメデーオ3世は59歳で、再婚も考えられる年齢でしたが
男やもめのまま11年を過ごし亡くなりました。

(参考文献 Wikipedia英語版)

ひとことフェスコーナー
ジミー・ペイジが演奏しなかったってことで、逆にもりあがっちゃってる感がある
THE CLASSIC ROCK AWARDS 2016 + LIVEですが、豪華な顔ぶれでしたよね?
まぁ、ジミー・ペイジのソロ見たさに30万のチケットを買った方の気持ちはわからないでもないですけど…
主催者側の「出演者たちの年齢を考慮し…」ってところにビミョウにウケてしまった

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