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神聖ローマ皇帝フェルディナント3世妃 エレオノーラ

2009-12-08 01:34:17 | ハプスブルク帝国の妃・皇女
芸術・商工の母
フェルディナント3世妃 エレオノーラ・マグダレーナ
                  ゴンザーガ=ヌヴェール


1630~1686/在位 1651~1657

30年戦争で、ロレーヌ、スイス、オランダなど多くの領地の主権を失ったハプスブルク家は
イタリア獲得に本腰を入れ始めたんでしょうかしら?
ゴンザーガ家再登場です。
ちなみに、この頃はメディチ家との婚姻も増えているような気がします。
(そういえば二人目の妃マリア・レオポルディーネの母クラウディアもメディチ家)

         

フェルディナント3世とエレオノーラは1651年に結婚しました。
エレオノーラは21歳、フェルディナントは43歳ね。

ハプスブルク家も芸術には力を入れていたもののイタリアにはかないませんがな!
エレオノーラはウィーンの芸術と商工を保護し、発展させた皇后と言われています。

自らも詩を書いていたエレオノーラは、学術の発展にも努め学芸大学も設立しました。
彼女もまた、かなり厳格なカトリック信者でしたが
文学においてはカトリックとプロテスタントの作家を差別することなく保護したそうです。
こういう姿勢、君主や指導的立場の宗教家にも見習ってほしいですね。
そうすれば過去の戦争の大半は起こっていなかったかもしれないのに…

1657年にフェルディナントが亡くなり未亡人になった後も
エレオノーラは宮廷では舞踏会や祭典を仕切る人物として重要な役割を果たし
芸術面ではパトロンとして活動を続けました。
また、修道院もいくつか設立しています。

たしかに、未亡人とは言っても27歳ですものねぇ…
隠居するには早すぎます。

(参考文献 Wikipedia英語版)

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