大砲に夫を奪われた
ジェイムズ2世妃 メアリー・オブ・グェルダー
1434~1463/在位 1449~1460
父王の死によって6歳で即位したジェイムズ2世は、野心満々の大人たちに囲まれて
まったく存在感を示せないまま成長しますが
虎視眈々と親政を摂った時の構想を練っていました。
18歳でその時がやってくると、まずは自らの結婚問題に手をつけます。
当時であれば、野心家に自分の娘をおしつけられても不思議ではなかったのですが
よくぞ18歳まで独身でいられました。
(スコットランド王という地位はあまりオイシくなかったのでしょうか? )
ジェイムズ2世は対外的にプラスになるという一点に絞ってお妃選びをします。
こうして選ばれたのがブルゴーニュ公の姪にあたるメアリー・オブ・グェルダーでした。
しかし前王の妃はイングランドから、今回はフランスから、と
敵対する国から交互に妃を迎えるあたり、スコットランドはいったい
どうしたかったのでしょうね?
とりあえずはイングランドに寄りかけていた方針を
フランス寄りに修正したかったみたいです。
ジェイムズ2世は1455年、念願だったブラック・ダグラス家一掃を成し遂げますが
そのためにオランダから輸入したといわれる大砲モンス・メグの事故で30歳で他界します。
メアリーはその3年後29歳で亡くなりました。
(参考文献 森譲氏『スコットランド王室史話』 Wikipedia英語版)
ジェイムズ2世妃 メアリー・オブ・グェルダー
1434~1463/在位 1449~1460
父王の死によって6歳で即位したジェイムズ2世は、野心満々の大人たちに囲まれて
まったく存在感を示せないまま成長しますが
虎視眈々と親政を摂った時の構想を練っていました。
18歳でその時がやってくると、まずは自らの結婚問題に手をつけます。
当時であれば、野心家に自分の娘をおしつけられても不思議ではなかったのですが
よくぞ18歳まで独身でいられました。
(スコットランド王という地位はあまりオイシくなかったのでしょうか? )
ジェイムズ2世は対外的にプラスになるという一点に絞ってお妃選びをします。
こうして選ばれたのがブルゴーニュ公の姪にあたるメアリー・オブ・グェルダーでした。
しかし前王の妃はイングランドから、今回はフランスから、と
敵対する国から交互に妃を迎えるあたり、スコットランドはいったい
どうしたかったのでしょうね?
とりあえずはイングランドに寄りかけていた方針を
フランス寄りに修正したかったみたいです。
ジェイムズ2世は1455年、念願だったブラック・ダグラス家一掃を成し遂げますが
そのためにオランダから輸入したといわれる大砲モンス・メグの事故で30歳で他界します。
メアリーはその3年後29歳で亡くなりました。
(参考文献 森譲氏『スコットランド王室史話』 Wikipedia英語版)