まりっぺのお気楽読書

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スコットランド王ジェイムズ3世妃 マーガレット

2009-01-24 21:17:47 | スコットランド王妃・王女
イングランドに新しい領土をもたらした
ジェイムズ3世妃 マーガレット・オブ・デンマーク


1456~1486/在位 1469~1486

またまた父王の早世によって即位したジェイムズ3世は8歳でした。
王太后であるマリーも11歳の時に亡くし
hとり残された幼王は、またもや大人たちの野心の餌食になってしまいます。

17歳の時、13歳のマーガレット・オブ・デンマークを妃に迎えますが
この結婚はスコットランドにオークニ諸島とシェトランド諸島をもたらします。

      

マーガレットの父クリスティアン1世が君臨する
カルマル同盟下のデンマーク、ノルウェー、スウェーデンの大連合に
北からの脅威を防ごうと組まれた婚姻だったと思うのですが
なぜかクリスティアン1世は大変困窮していたご様子で
持参金が用意できなかったそうです。

ジェイムズ3世は結婚と同時に親政に乗り出し
父王を見習って傲慢な貴族を一掃しようと考えます。
しかし父王と違って気が優しかったジェイムズ3世の処断はあまくなってしまい
かえって不満の種を増やしていってしまいます。

厳しきゃ不満を言うし、あまけりゃあまいでブツブツ言って・・・
いったいどうしろというのかね? 貴族ってワガママね

反ジェイムズ3世の急先鋒は、なんと弟のオールバニー公アレグザンダーで
イングランド王エドワード4世の援助を受けたアレグザンダーのもとに不満貴族が終結して
戦闘が始まります。

この件に関してもジェイムズ3世の対応はあまく、味方であった貴族まで敵に回す始末
その中には王太子ジェイムズも加わっていました。
王太子にその気はなかったようですが、反乱軍は粉引き小屋に隠れていたジェイムズ3世を
引きずり出してその場で殺害してしまいました。

マーガレットは王の死に先立つこと2年前、1486年に亡くなっています。
夫の死に息子が一役かっていたことを知らずにすんで幸せだったかもしれないですね。

             
            肖像画がかなりリアルになってきましたね
                   こちらは今までのタイプです


(参考文献 森譲氏『スコットランド王室史話』 Wikipedia英語版)

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