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まりっぺのお気楽読書

読書感想文と家系図のブログ。
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フランス王フィリプ5世王女 イザベル

2012-02-09 22:31:30 | フランス王妃・王女
             こちらはフィリプ6世王女ジャンヌ・ド・フランス

ここから3人の王女は、ほぼ家系図のみです…
フィリプ5世王女 イザベル・ド・フランス
アルボン伯ギーグ8世夫人/フォシニー領主ジャン3世夫人


1312~1348

イザベルはフィリプ5世とジャンヌ・ド・ブルゴーニュの三女です。
      
4歳の時に3歳年上のアルボン伯子ギーグと婚約し、11歳で結婚しました。
1333年、ギーグはペリエール城に籠城中殺害されてしまいました。

で、ギーグの家系では嫡子を “ ヴィエノワのドーファン ” と呼んでいたらしいのだが
領地をフィリプ6世に渡した際に、フランスの王太子の称号になったそうです。
ちなみにドーファンてイルカのことね …

経緯は違えど、イギリスの “ プリンス・オブ・ウェールズ ” みたいな感じですかね?

21歳で未亡人になってしまったイザベルは2年後に再婚しました。
フォシニーの領主って、たいした相手じゃなかったんでしょうか?
記録がありませんで、亡くなった年も36歳か37歳と曖昧です。

フィリプ5世の四女ブランシユはロンシャンで修道女になりました。
六女は死産、あるいは誕生後すぐ亡くなっています。



カペー家、あがく
シャルル4世王女 ブランシュ・ド・フランス
オルレアン公フィリプ妃


1328~1382

シャルル4世は3回結婚しています。

最初の妃ブランシュ・ド・ブルゴーニュとの間には
長男フィリプと長女ジャンヌがおりましたが、二人とも幼年で亡くなりました。

二人目の妃マリー・ド・リュクサンブールは妊娠中に馬車に乗って揺られ
出産後に亡くなり、次女ルイーズも数日後に亡くなりました。

三人目の妃ジャンヌ・デヴルーが生んだ三女ジャンヌは1歳で夭逝。
シャルル4世のお子様たちの中で唯一成人に達したのが四女ブランシュです。
        
16歳か17歳でオルレアン公フィリプと結婚しました。

カペー家本流には嫡子が無く、王権はヴァロワ家に移っちゃう、ってわけで
娘を嫁がせてみたのでしょうか?

しかしお子様は生まれず… シャルル4世の血はここで終わっちゃいます。

1382年に亡くなって、両親も眠るサン=ドニ大聖堂に葬られました。



幸薄そうなイメージしかないんだけど…
フィリプ6世王女 ジャンヌ・ド・フランス


1351~1371

ヴァロワ家の初代王フィリプ6世は2回結婚しました。
最初の妃ジャンヌ・ド・ブルゴーニュには八男二女が生まれたものの
次男ジャン(後の2世)と七男(後のオルレアン公)フィリプ以外は
幼くして亡くなっています。
長女マリーは7歳でブラバント公ジャンと結婚しましたがすぐに亡くなりました。
次女ジャンヌは死産、あるいはすぐに亡くなっています。

三女ジャンヌ、は二人目の妃ジャンヌ・ド・ナヴァラが
フィリプ6世の死後生んだ王女でした。
        
19歳の時にアラゴン王子ファン(後の1世)と婚約してフランスを発ちましたが
アラゴンの地を見ることはできませんでした。
ファンとも会うことなく、ベジエで亡くなりサン=ドニ大聖堂に葬られました。

結婚するために旅立って到着前に亡くなる王女って多くない?
そんなにハードな行程だったのでしょうか?
もともと病弱? だったら長旅させちゃだめじゃないの !!
まだまだお母さんが恋しい年ごろで嫁に行くだけでも不安なんですから
万全を期してほしかったものですねっ

(参考文献 Wikipedia英語版)

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (エリア55)
2012-02-10 20:32:42
ドーファンてイルカって意味だったんですか~@@
ゼンゼン知りませんでした
あ、フランスの皇太子の呼び名というのは知っていましたが^^;
返信する
こんばんわ (まりっぺ)
2012-02-14 22:14:55
私も今回知ったのですが、なんでイルカなんでしょうね?

ギーグの家系の紋章がイルカなんですよね。
アルボン伯ということですが、特に海に面している領地ではなさそうなんですが…

どっちかというと “ プリンス・オブ・ウェールズ ” の方が王太子っぽいですよね
返信する

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