まりっぺのお気楽読書

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フランス王フィリプ5世妃 ジャンヌ2世

2009-02-21 00:12:05 | フランス王妃・王女
スキャンダルをのりこえた王妃
フィリプ5世妃 ジャンヌ2世・ド・ブルゴーニュ


1292~1330/在位 1316~1322

フィリプがまだ摂政時代に結婚したジャンヌは
ブルゴーニュ伯オットー4世とアルトワ女伯マオーの女相続人で
両親に男子が生まれなければ、ゆくゆくは2つの伯領を継ぐ女性でした。

       

15歳の時フィリプと結婚したジャンヌは1314年、エドワード2世妃イザベルの告発によって
当時の王妃マルグリート・ド・ブルゴーニュとともに投獄されました。
同時に妹のブランシュも捕えられ、こちらは離婚されていますが
ジャンヌは終始一貫して無実を訴え続け、夫フィリプも彼女を擁護しました。

当時一大スキャンダルとなり舅のフィリプ4世はそのせいで命を縮めたとまで言われた事件
よく強い気持ちで戦い通せたものです。
とうとう議会で無実が承認され宮廷に戻ったジャンヌは
1316年、一転して王妃の座につくことに…人生ってわかりませんね。

フィリプ5世とジャンヌの間には7人の子供が生まれましたが、4人が夭折し
生き残ったのは3人の王女たちでした。
よってフィリプ5世は手に入れた王位を子供に継がせることはできませんでした。

ルイ10世の王女ジャンヌをサリカ法で撃退した人ですからねぇ…
(*サリカ法…ひらたくいうと「女性は王位を継げません」という法律です)

1322年にフィリプ5世が亡くなると、ジャンヌは自分の領地のひとつ
アルトワに引き下がり静かに暮らしたそうです。

(参考文献 Wikipedia英語版)

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