万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

華鬘の垂(しず)

2009年11月06日 | Weblog
何年か前にご本尊の戸帳(カーテン様金襴地)を新調した時に華鬘も糸華鬘から金華鬘(かなけまん)に替えました。京都の業者の方に私の要望として『阿弥陀経』に出てくる七宝の玉を瓔珞に変えて垂(しず)を作ることを頼みました。
 出来上がったものを尊像の前に下げて見ますといい感じなので気に入っています。
 七宝とは金、銀、琉璃、玻璃、シャコ、赤珠、碼碯の玉を5本にしつらえてそれぞれの先に水晶の水滴様の玉を付けたものを「垂(しず)」としたのです。
 会津八一さんのお歌に「瓔珞のしずはみ仏の御なみだかも」と云うようなお歌があったように思うのですが記憶が定かでありません。
 外陣の正面で晨朝のお参りをしながら、「御なみだかも」と味あうことがしばしばあって有難いです。
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