MANIAGARA DIARY

シャインクラブ代表・WANKOの日記

手塚定規

2010-04-19 | Weblog
ずっと使っていた、定規が折れてしまった。
手塚治虫展で買った、手塚キャラが並んでいる定規だ。
手塚キャラと言っても、ブラックジャックも火の鳥も三つ目がとおるもいないけどね。
ひょうたんつぎや、ひげ親父などのちょっとマイナーなキャラが多い。
けどもちろん気に入って買ったものだ。

福岡で一人暮らしをしていた時に買ったから、もう20年近く使っていた事になる。
それから何度か引っ越したけど、そのたびに連れて来ていた。
悲しいものだなぁ。

ま、普段の生活をしていて定規を使う事って滅多にないんだけどね。
実際これも最近、定規機能として使った記憶はない。
買った当時はイラストや漫画を書いていたから重宝してたけどさ。
でもパソコン中心の生活になってからは、使う機会がなくなっちゃのよね。

今ではすっかり、背中をかく専用となっている。

漫画の神様・手塚治虫の定規で背中をかくなんて、バチ当たりな事をしていると思う。
熱狂的なマニアからは
「謝れ!ブラックジャックと鉄腕アトムに謝れ!」
と怒られてしまいそうだが、この長さと太さがちょうどいいのよね。

そして定規の角っこの鋭角な部分が、ちょっと痛くて気持ちいい。
貧弱な孫の手なんかではこの威力は出せない。
この定規だからこそ、強くバリバリとかけるのだ。

背中に傷がついちゃうんだけどね。
切り傷みたいなのが。
痛くはないんだけど、見た目には痛々しいだろう。
恐らく、児童相談所の方がボクの背中を見たら、両親から虐待を受けていると疑ってしまうに違いない。
実家の年老いた両親が、児童相談所から呼び出しを受ける可能性があるな。

平凡に暮らしている両親をそんな目に合わせるわけにはいかないなぁ。
と思いながらも背中をかき続けていました。

今日もいつものように背中をかいていたら、ボキッという激しい音。
あ~あ。
遂に折れてしまったよ。

簡単に折れるような太さじゃないけど、長年の無理がたたったんだろうなぁ。
決して用途は違うけど、長い間利用させていただきましたよ。
ありがとう。

でもこれからどうしよう。
ボクの背中はもう、普通の孫の手なんかじゃ物足りなくなってしまっている。
これから背中がかゆくなったら、どうすりゃいいんだ。

また同じサイズの定規を探すしかないか。
背中をかくために定規を買うってのが自分でも納得出来ないけど、そうするしかなさそうだ。
近いうちに文房具屋にでも行ってみよう。
理想の物が見つかればいいけどなぁ。

買うときに試す事が出来ないのが不安だけど…。

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