フライヤー

兄一家が帰省してきているので、実家へ行った。
愚妻と息子は既に昼から行っていて、ボクだけ夜に１人で行った。

今日は串揚げ祭り。

我が家にコンパクトフライヤーがあるんだけど、あまり使っていなかったからね。
手軽にテーブルで揚げ物が出来るのに、具材を用意するのが面倒だからあまり使わないんだよな。
でも実家だったら母・美智子が全て準備するだろう。

なのでボクが提案し、我が家からコンパクトフライヤーを持参し、今夜の開催となったのだ。

到着すると、既に食べ始めている一同。
ボクもさっそく食べてみる。

うん。
やっぱり揚げたては美味しい。
ほとんど義姉が１人で揚げていてくれたけど、それでもみんなでテーブルで作って食べるのも楽しい。

と思っていたら。
「昼のソーメンが残っているけど、あんたいる？」
母・美智子が聞いてきた。

ソーメン？
いや、別にいらないけど…と言ったの聞いてか聞かずか

「みんなは昼に食べたから」

そう言いながら大量のソーメンを持ってきてしまった。
ボク以外はみんな昼に食べているから、これを食べるのはボクだけだろう。
仕方なく楽しそうに串揚げを食べるみんなを尻目に、１人でツルツルとソーメンをすすっていると…

「あ、昨日の夜の餃子もあったんだわ」

と、さらに餃子まで持ってきやがった。

何でボクだけ残り物ばかり出すのよ！
ソーメンも餃子も嫌いじゃないけどさ。
でもみんなで楽しく串揚げを食べてんのに何故一人だけソーメンを食べなきゃいかんのよ！
結局ソーメンと餃子でお腹一杯になって、串揚げのほうはあまり食べられなかったよ。
楽しみにしていたのに…
悔しい。

だいたい食べ終わり、みんなで話しをしている時。
義姉が以前、アイスの天ぷらを食べたら美味しかったと言う。

じゃあやってみよう。

冷蔵庫を探るが、良さげなバニラアイスが無い。
中にジャムが入っている棒アイスしかないので、これでやってみるか。

適当に四角く切って、衣を付けて揚げてみる。

最初の食べた姪っ子（中学１年）の感想。
「う～ん…まあ…おいしい…けど…」
と言う、よく分からないもの。

その後食べた他の人の反応も同じような感じ。

なんだよ、みんな。
もっとはっきりリアクションしろよな。
旨いのかマズいのかだけでもちゃんと伝えろよ。

と、思いながらボクも食べてみる。

けど…

う～ん…
マズくはないけど…それほど旨いもんでもないような…でも変わっていて面白いような…

確かにみんなの反応は正しいわ。
旨いのかマズいのかも分からない。
だってアイスも衣も美味しいものだからね。
でもそれを一緒に食べる意味があるのかどうかが分からないような感じ。
お店で食べたら美味しいのかもしれないけどね。

ま、それが分かっただけでもやったかいがあったわ。
でも串揚げに関しては物足りないとこもあったので、近いうちにまた開催したいものだ。
全て用意してくれる参加者募集中！！