息子(11歳)が宿題をしていた。
今日は、6年生で習う漢字の予習のようだ。
ノートにズラズラと書いていると
「出た!」
という息子の声。
どうやら「樹」が出てきたらしい。
ボクの名前「直樹」で使われている字だ。
ついに息子もボクの名前を全て書けるようになったか。
ちょっと難しい字だけど、親父の漢字なんだから間違えないで覚えろよ。
すると息子
「樹の真ん中の上って、上の横棒の方が長いんだね」
ん?
何のこと?
あ、「樹」の真ん中の上の事か。
「土」の部分ね。
あれは「土」だから下の方が長いよ。
もっとちゃんとお手本を見て書きなさい。
と訂正したが「いや、上の方が長い」と言う。
ん?
反抗期突入か?
「樹」の持ち主であるボクに反対するとは困ったやつだ。
「だってほら!」
と息子がお手本を見せてきた。
マジか!
確かに「土」じゃなくて「士」になってるよ。
いや、このお手本が間違ってんだろ。
ネットで調べてみる。
上の横棒の方が長いぞ!
どのサイトを見ても「士」になっている。
ボクが今ここに打っている「樹」も、拡大してよく見てみたら「士」だよ。
知らなかった!
ボクが間違っていたのか!
この歳まで何万回も書いた字だけど、今までず〜っと間違っちゃってたぞ!
自分の名前を間違えて覚えていたとはなんとも情けない。
いい勉強になった。
もしかしたら他にも間違えているのがあるのかもしれないな。
息子と一緒に勉強した方が良さそうだね。