ピッチピチ

今日はテニスの日。
９時に終わるから、１０時頃にはみんなで食事をしている予定だった。
なのに何故…
何故ボクはその時間にピチピチのＴシャツを着て車椅子を押しているのだろう。
事の顛末はこうだ。
テニス中にＳ氏が足をねん挫してしまった。
で、仕方なくボクがＳ氏をおぶって駐車場まで向かった。
ハッキリ言って重い！
最初は楽勝と思っていたのだが、足を進めるごとに重さがアップする。
ダイエットしやがれ！！
と思いながらも汗ダクダクになって歩いていく。
コートから駐車場までの２００メートルを、他の人の協力もありながら何とか
ようやく運び終えた。
もう夜は冷え込む季節になってきたってのに汗ビッショリだ。
Ｔシャツも濡れている。
もう時期的に汗をかかないと思っていたので、Ｔシャツの替えを持ってきてい
ない。
さらにタオルはさっきＳ氏の足を冷やす為に水で濡らしてしまっている。
そのままＳ氏を車に乗せて病院へ向かったのだが、このままでは風邪をひくの
は明白だ！
そこでやむなくＳ氏のＴシャツを借りる事になった。
が、
Ｓ氏のＴシャツのサイズは“ＸＸＳ”という聞いた事もない極小サイズ。
車を走らせながら着替えたんだけど、それはもうピッチピチ！
誰かに羽交い締めにされてるようだ。
苦しくてしかたない。
これだったら風邪をひいたほうがマシのような気もするが、そのまま病院へ。
Ｓ氏に肩を貸しながら受付に行くと、車椅子を貸してくれた。
これはありがたい！
車椅子を押して“ＥＲ”へ向かい検査してもらったら、やはりねん挫との事。
骨には異常がなかったから良かったですわ。
しかしボクの心配しているのをよそに、横にいたＳ氏は、始めての車椅子で
浮かれて遊び回る姿には呆れて物も言えなかったですわ。
何だかなぁ…。
体は締め付けられて苦しいし…
ふぅ…