アポロチョコ

マサキら数名と買物に行っていた途中で、デパート内のゲームセンターに寄
った。ゲームはやらなかったのだが“お菓子を取るクレーンゲーム”をやっ
てみた。横でＡ氏とＳ氏もやっている。
小さい《アポロチョコ》などが山積みになっている。こんなのを見せられて
やらない人間がいるわけがない。
が、財布の中の小銭を使い果たした時点で結局取れずにボクは断念。
横ではまだＳ氏が真剣な顔でクレーンと闘っている。「これで止める」と言
いながらも次々とお金を投入していく。ハマってしまったのだ。
いつの間にやら横ではデート中のカップルがボクらを真剣に見ていた。
お菓子が落ちそうになるたびに、カップルの彼氏から「あ～っ！」という歓
声まで上がっている。こうなったらＳ氏もやめるわけにはいかない。
Ａ氏が早々と獲得したってのもＳ氏の心に火を付けたのだろう。
格闘する事１０分。ようやくＳ氏が山を崩した。歓声＆安堵の声が上がる。
満足そうに笑みを浮かべるＳ氏。さらにＡ氏も二つ目の山を崩した。
結局４つある山のうち３つを制覇したのだ。それ全部を袋に入れたらかなり
の量になった。重さにして２キロくらいだろう。
それは“当然のように”みんなの溜まり場である我が家へ運ばれることへ。
ということで今、我が家のテーブルには《アポロチョコ》が山済みされてい
る。これどうしろってんだろう…。
みんな食べに来てちょーだい！！