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SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

落花の風情

2006年03月31日 | 日常生活・事件
 都心はこの週末が見頃のようだ。

 満開の桜もいいが、その後の花吹雪もなかなか風情がある。

 職場の近くの小さな公園も満開だ。寒冷前線のおかげでまだ花吹雪を見るところまでは行かないが木のそばに行くとすでにいくらか散っている。

 ところが、よく見るとそれは花びらではなく、すべて、ガクについたままの丸ごとの桜花なのだ。風に舞うというより、ポトリと落ちるのだろう。こういう種類の桜もあるのかと話していたら、そばで聞いていた別の人が、それは鳥がつついて落としてしまうのだと教えてくれた。

 新種説はそれで消えた。

 桜の季節はさまざまな別れがある。
「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」

 そして新たな出会いのとき・・・・

神はサイコロを振らない~昨日が最終回

2006年03月16日 | 日常生活・事件
 10年前に時空のねじれに巻き込まれて消えた航空機が現代に現れる物語、昨夜が最終回。

 タイムリミットがあり、再び過去へ引き戻されるまでの10日間の出来事が10回連続のドラマで綴られた。SFという枠組みで見ることも可能だが、死んだ人が10日間だけ甦るファンタジーとも、10年後の世界との遭遇を描いた浦島太郎変奏曲とも見ることが出来た。

 ラストにみんなが幸せになるすごい奇跡を起こすことも、ドラマだから可能なはずなのだが、静かに日常が戻ってくるという余韻に浸ることの出来るエンディングであった。

 主演の小林聡美がとても良かったし、弟役の武田真治もこれまでにない役柄で好感度がアップした。

 小林聡美は82年の「転校生」が映画デビューで、このときは「遺族会会長」役の尾美としのりと二人が主役。今回その25年後の共演。ドラマの設定は10年後だからもう少し変身度は浅いということだ。

地味ブ。をプロデュース

2006年03月09日 | 日常生活・事件

 地味なブログなので、これまで一日のアクセスIP数は大体30~40、閲覧数がその倍程度であった。

 3月7日にいつもよりTB件数が増えているなと思ったら、そのうちの一件が「ホットブログとしてTOPページへ掲載」というものであった。なるほどトップページを見ると「ホットブログ 03.07」として、わがブログのタイトルが紹介されている。

 ホットブログとして紹介されるのは1日1件だから、48万分の1の確率で選ばれたという事だ。すごい。だけど、これでどの程度アクセスが増えたのか、その日のうちには分からない。

 果たして・・・・翌日、翌々日のデータを見てみると、
  3月7日 アクセスIP数:354
  3月8日 アクセスIP数:409

 これまでの約10倍、一週間合計でもこの半分から一番多いときで230IP ほどであった。初めてランキングなるものの数字も出た。7日が488699BLOG中446位、8日が357位だそうだ。上位0.1%に入ったということだ。

 48万人の内の300人程度が注目してくれればすごいことなのだということが分かった。だけどこれで「視聴率」を計算しても、たったの0.08%だ。テレビの「視聴率1%」がどれほどすごいものかが、さらによく分かった。

 だけどテレビはせいぜい10~20のチャンネル数、gooブログはいわば48万チャンネルなので、同じ土俵では比較できないかもしれない。

春のうららのコンサート

2006年03月06日 | 日常生活・事件
 今日、春一番が吹きいよいよ春だが、昨日はクラシック・コンサートを聞きに行った。

 立派な公共ホールにフル編成のオーケストラ、曲はベートーベン「運命」をメインに、ブラームス他の小品が3曲ほど。
 しかも無料だというのであらかじめ招待券を入手した人で混雑していたが、若干の余裕があったので、当日たまたま会場を訪れて入場できた人達もいた。未就学児も入場可だったので老若男女さまざまな人が集った。

 小品3曲が終わって15分の休憩、となりのオジサンは新聞を大開きして読んでいる。後ろのオバサマ連れはおしゃべりに忙しい。
 いよいよ後半が始まるという開演のベルがなり、楽団員が舞台に出てき始めたので、よほど注意しようかと思っていたら、オジサンの方が一足先に新聞を閉じ態勢を整えると後ろのおばさんにウルサイと注意した。

 このオジサン前半は眠っていたのだ。後半は聞く気でいるらしい。
 曲が始まると目を閉じ集中して聞き入っているようだ。前半もひょっとすると目を閉じていただけか・・・、と思っていると船を漕ぎ出した。

 もう春なんだ。眠いはずだ。オーケストラの皆さんには失礼な話ですけどね。

トリノ不発 ~ 現代若者気質?

2006年02月27日 | 日常生活・事件

 トリノ冬季オリンピックが終わった。

 競技そのものさえ初めて知ったものがあるくらいだから、参加選手も一部を除いてはほとんど知らない。そんな中で「金メダルを狙う」発言の多さが気になった。周囲ではなく本人が言っているのだから相当な実力なのだろうと思ったが、有限実行とはならず不発に終わった。

 時を同じくして政治の世界でも民主党・永田議員のメール疑惑告発がやはり不発に終わった。

 心に強く願っていればそれはかなう、という各界の成功者の話を良く聞く。

 ただそれは宝くじに当たるような単なる運の問題ではないと思う。上昇するための血の滲むような努力が裏にあり、なおかつ、それを願う強靭な精神があればこその成就ではないだろうか。

 周囲に自信の発言をすることで自らを鼓舞するという意味合いもあるのだろうが、それを口にせず心の奥で自分自身との戦いに勝つという「奥ゆかしさ」とか「慎み深さ」を持つ人が真の勝利を得たとき、人はそれを賞賛するというのが少し前までの日本だったような気がする。
 

とり違え

2006年02月25日 | 日常生活・事件

 三週間ほど前、通勤途上の緑道に「それ」は現れた。

 少し暖かく、すぐそこにある春を感じた朝だった。
 鳥のツガイが目の前を抜け潅木に止まった。片方だけが目の前に姿を見せてい
た。ウグイス色の小ぶりな鳥、ああまさにウグイスだ、と思った。
 鳴いたがまだ時期ではないのか、いわゆるウグイス鳴きではなかった。

 しばらくして新聞にメジロが紹介されていた。写真はないが、可憐な姿、ウグイス色の体色からよくウグイスと間違えられると記述してある。

 ネットに鳥図鑑なるものがあったのでそこから転載したのがこのメジロの画像である。これを見る限り、鳥違いのとり違えミスをおかしたようだ。

 同じ鳥図鑑でウグイスを見ると、どう見てもメジロのほうが美しいウグイス色をしている。

 鳥図鑑:
 http://www.homemate.co.jp/useful/life_hobby/pet/bird_zukan/index.asp


モノ忘れの効用

2006年02月24日 | 日常生活・事件

 以前、海外に行き3つの都市で3つのホテルに泊まった。

 帰国後、荷物の整理もそこそこにしていたが、少したって自分用に買ったTシャツを探したところバッグをひっくり返しても見当たらない。

 買ったときの記憶をたどってみた。移動日に詰め忘れたとして可能性のあるホテルは2つである。
 どちらもそれなりのホテルだったのでTシャツの色・柄の特徴を記してホームページから問い合わせを入れた。どちらも全世界に展開しているホテル網のクレームをある一箇所で処理しているようだ。

 はたして返信があるものだろうかという心配をよそに、数日後どちらのホテルからも連絡があった。が、そのようなものは見当たらなかったという趣旨の回答である。

 ほぼ予想通りとあきらめてさらに数ヶ月。

 たまたま、日頃あまり着ないモノを入れた箪笥の引き出しを開けたら、なんと、そこに探し物があったのだ。それだけならまだしも、買ったことさえ忘れていたニットの帽子も一緒に。

 発見の喜びは倍になった。

 モノ忘れもたまには楽しい出来事をもたらしてくれる。

事故との遭遇

2006年02月21日 | 日常生活・事件

 駅裏の歩道を歩いていた。車道の方は一方通行で幅も狭く客待ちのタクシーがたまに通る程度である。
 前方で別の車道が交差しておりそこに一応信号機がある。
 それが点滅を始めたのか、男性が一人、前につんのめりそうな不自然な格好で駆けて渡って行った。

 やがてその交差点にかかって歩道を右折したとき、先の方に人が倒れていた。先ほど信号を渡った年配の男性のようだ。平日の昼のせいか、たまたま周りには誰もいない。
 自分が助けるしかない状況であった。

 それが近づいても身動きすらしないのだ。が、声をかけて覗き込むと目は開いている。ようやく、腰が悪くて身動きすらできない状況であることがわかった。先ほどの不自然な駆け足もそのためだったようだ。

 起こしてあげれば歩けるようなのだが、足を曲げて立ち上がることすら出来そうにない。うつ伏せになって硬直した格好の、けして小柄ではない男性を持ち上げて立たせるのは、ちょっと大変だった。

 だが、どうにか務めを果たすことは出来た。右手の先は転んだときの擦過傷で血が滲んでいた。

 少し補助して歩いたが大丈夫そうだったので分かれた。ご無事で・・・・。

アイドルの「禁」

2006年02月16日 | 日常生活・事件

 アイドルの喫煙や飲酒が問題になっている。

 最近見た映画の中でも高校生が喫煙するシーンがあった。調べると、演じた役者は高校生ではないもののまだ20歳前だ。
 プライベートの行為がスクープされると大騒ぎだがスクリーンで演技としての喫煙は問題ないということか。

 それともタバコに似た問題のない小道具が用意されているのだろうか?
 飲酒シーンなら水でも分からないけど。

雨の日のPR

2006年02月01日 | 日常生活・事件

 最寄の地下駅への入り口が地面に顔を出している。その部分には屋根があるので、今日のような雨の日は出る人がそこで傘を広げ、入る人は傘をたたむ。歩いてきた足がそこで一瞬止まり小さな滞留を生み出す。
 バッグでも持っていると傘とバッグで両手はふさがる。

 その出入り口で旅行のパンフレットを配っている。濡れないようにポリ袋に入れてある。配る方も傘をさしていては仕事にならないから、出入り口の屋根の下に立っている。

 通行客はほとんど両手がふさがっているから、もらう人は皆無に近い。一人分通路がふさがれ狭くなっているのでむしろ迷惑顔である。はっきり言って邪魔なのだ。

 人を手配してまでこの雨の中頑張っているのに、それが良くない印象を与えているとすると、PRがPRになっていない恐れがある。