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SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

Into the Sea

2006年08月22日 | 旅行

 青い海の中へ。

 ここは水深25mの海中。ヨスジフエダイと呼ばれる黄色の魚が群れ集まってくるポイント。名前どおり4本のストライプを持っている。

 なぜこの場所に・・・・なのかは分からないが、彼らを惹きつける何かが存在するのだろう。

 近寄っても、逃げるでもなく悠々と海中闊歩。
 ブルーとの対比的な配色が鮮やかで、それが目の前を群舞する有り様は、しばしの陶酔。


札幌 2 ~ F.R.ライト風

2006年06月05日 | 旅行

 札幌空港で土産を買おうとするとロイズのチョコレートが目に付く。

 市内にロイズのコーヒー店があったので、このチョコレート会社直営の喫茶店かと思っていたが、調べると英文表記のスペルが違う。会社名も「ロイズコンフェクト」と「ロイズコーヒーユニオン」。まったく別物のようだ。

 今回はそのコーヒー店の方の話題。札幌市内伏見区にあるこの店は旧小熊邸という文化財がそのまま店舗として使用されている。

 設計者は田上義也という北海道の建築家だが、フランク・ロイド・ライトの弟子として知られているそうだ。リーフレットによると、ライトがジャパンタイムスで「英語を話せる建築家」の募集広告を掲載したのがきっかけだとか。

 この旧小熊邸は窓の形態に見られる六角形のパターンなど、ライトの影響を思わせるが、その後、ライト風からの離脱を目指したそうだ。

 旧小熊邸は1988年にさっぽろ・ふるさと文化百選に選定され、その存続について協議された結果、97年に現在の場所への移築復原が決定されている。
 翌98年9月に工事が完成し、2001年には札幌市の都市景観賞を受賞している、とは言え、形態やインテリアはともかく、この外部の色彩はちょっと鮮やか過ぎるように感じるのだが、復原という以上、当初からこの色だったのだろうか?

 ライトが見たら何と言うだろう。

一年ぶりの札幌 ~ クールウェズ

2006年06月04日 | 旅行

 6月初日から一泊で札幌へ行った。ちょうど一年ぶりだ。

 東京が30度になるという暑い日、札幌は最高気温が約半分の14~15度。まだ春先のような陽気だ。半分といっても気温の場合はピンとこないが、当日の東京の最低気温より低いのだから南北差恐るべしだ。

 市内はライラックの花が満開。今年は花が遅いらしく、ライラック祭りはすでに終わっていた。

 青空がのぞくと澄んだ空気がすがすがしいが、しかし「クールビズ」がスタートしたとは思えない、リラ冷えの札幌の町はクールウェズ(Cool Weather)だった。

熊本城

2006年06月03日 | 旅行
 5月末に熊本に行った。日差しが強く夏のような一日だった。

 熊本城は築城400年祭を2007年に予定しているため、天守閣外部は工事の足場で覆われており、あの美しい全貌を見ることができなかった。そこで替わりに撮ったのがこれ。

 翌日は朝から雨。5月は全国的に日照が少なく連休明けからまるで梅雨が一月早く来たような毎日が続いた。

 あの「夏の一日」は運よく梅雨の晴れ間にめぐり合った様なものだったのだ。

肉球 fan ~ ただしヤモリの

2005年10月10日 | 旅行
 南の島の民宿では、
 夜毎 食堂の窓ガラスにヤモリが出没しては
 あかりに寄って来る虫を食べまくっていました。

 窓ガラスは透明な部分と型ガラスの部分がありましたが
 透明な方は気配が分かるらしく
 カメラを向けると撮る前に逃げてしまいました。

 したがってやや芸術的輪郭を持つ画像ができました。

 ヤモリは手に乗せると独特の感触があり、
 柔らかいのですが、爪なのか吸盤なのか
 こちらの手にへばりつきます。
(だからこそ垂直なガラス面を動き回るわけですが。)

 大きな蝶の幼虫がへばりつく感じに似ています。

 こちらはすっかり秋になりましたが
 まだ元気に動き回っているのでしょうか。

空撮 - 珊瑚4

2005年09月29日 | 旅行

 海中では水が見えません。地上で空気に囲まれているのと同じです。逆に吐き出す空気は異物として見えます。
そして、無重力状態に調整しているので行きたい所にいけます。2次元ではなく3次元の移動が可能なので泳ぐと言うより飛ぶに近く、鳥の気持ちが分かるようです(と言うほど速くはありませんが)。
 
 いよいよ浮上、遠ざかっていくサンゴのは群生はまるで森です。空から美しい針葉樹林を眺めているような錯覚にとらわれます。

 透明度の高い海は海面からでもマスクを通して覗くと海底がクリアに見えます。空中20mのところに浮かんで地上を眺めているようなものです。だから高所恐怖症の人にはダイビングは向きません。

サボテンです。 - 珊瑚3

2005年09月28日 | 旅行
 サボテン、と言われるとそのようにしか見えませんが
 周りは空気ではなくて海水です。

 実はサンゴなんです。
 多肉系の植物の形態と変わりませんが動物なんですね。

 触手を出したり産卵したり、
 夜の海でいっせいにうごめき出したらちょっと怖そうです。

ウミキノコ - 珊瑚 2

2005年09月23日 | 旅行

 ウミキノコの仲間・・・だと思います。
 
 図鑑を見てそう特定するまで迷いました。
 同じウミキノコでもまったく違う形のものがいるからです。
  
 体表には小さな突起がたくさん見えます。
 どれも八本の突起を持っており、八方サンゴ類に分類されます。
 潮の流れなのか、それ自体が動いているのか、
 この突起がさざ波のようにうごめきます。

 地球には本当に変わった生き物がたくさんいることを実感します。
 地上ではほとんどヒトしか見かけませんが・・・。

キクメイシ-珊瑚1

2005年09月18日 | 旅行
 見事な造形に驚かされます。
 対象との距離によってまた新しい魅力が生まれてくるようです。

 イシ(石)という名前ながら学術的には「腔腸動物六放サンゴ類」だそうです。イソギンチャクも同じ仲間ですが、骨格を持つか持たないかでまったく形状が異なってきます。