日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

2013 ロシア国内選手権 女子シングル SPとフリー

2013-01-05 12:44:23 | フィギュアスケート
あけましておめでとうございます。
  今年もよろしくお願いします。


あっと言う間に1月5日。
のんびり過ごすはずでしたが年末年始はやっぱり忙しかったです。
その上、愛車がエンジントラブルになり、しかも世の中は年末年始・・・
ディーラーに持ち込んだのがやっと昨日でした。
しばらく車のない生活ですが、日頃の怠け者体質が悲鳴を上げそう。
車ってやっぱり良いな~
早く直りますように。



さて、早速ですが気になっていたロシア・ナショナルを観ました。
やっぱりJ-Sportsは良いな~
クラッキーの奥さん、小林千鶴さんの癒しの実況は健在。
解説はお馴染み、杉田秀男さんでした。
たぶん昨シーズンから放送するようになった?ロシア・ナショナル。
全ての選手ではないけれど、ロシア国内での各選手の扱いも垣間見られるようで面白いです。

女子シングルは18人の参加。
何と平均年齢が14.9歳だそうです! 凄いな~。
最年長はあのレオノワだからこれからロシアが一番強くなるかも知れない予感。
今回はあのリプニツカヤは欠場です。

まずは12月26日にあったSPから。
最初はソトニコワです。
   

   
ジャンプ構成は3T-3T、3F、2Aでしっかり決めました。
最後のスピンはちょっとぐらついてたけど、マイナスはなし。
スコア上ではノーミスの演技でした。

杉田氏が「ちょっと太ったですね。」って言うから観ていて吹き出してしまった。
彼の解説はジャッジ目線もあるから見た目も重視しているし、特に女子の体型や雰囲気に
言及する事は多いです。
「シットポジションがちょっと高い。」
「ジャンプの後の姿勢はとてもきれい。」とコメント。
SPは66.99点でとりあえず満足そうなソトニコワ。


続いて最年長のレオノワ登場。
あの緑の衣装に金色の編み込みを施した(ただ付けただけかな)独特の髪型。
   

   
この笑顔のあとは憮然とした表情に変わるレオノワ・・・
キス・クラでもモロゾフを無視。
まぁ、負けず嫌いと言うのは良いけれど、相変わらずわかり易い。

3T-3Tを決めた後、3Fは転倒、次のアクセルはシングルに。
観ていても重い滑りでした。
「身体が絞り切れていない。」と杉田氏もバッサリ。
画面に映る得点も計算が合わないよ~ (この辺はロシアらしい)
結局、59.64点でSPは6位でした。


次はコロベイニコワ登場。
SPは「ロミオとジュリエット」
   

   
3T-3TはOK。
3Loはステップアウト、減点。
2AはOK。
曲調に合ったきれいな滑りでした。
杉田氏は「スピードがもっと欲しい。 スピンは良かった。」とのこと。
いつも見栄えがあって素敵な選手だと思います。
60.85点でSPは4位。


続いて、セラフィマ・サバノヴィチ。 何と12歳!
後半に3F-3Tを入れる構成だとか。
   
最初の3Lzはステップアウト。
後半に入って3F-3Tは何とか決めました。 減点もなし。
2Aはステップアウト。

まだアラが目立つところもありますが杉田氏は「基礎はしっかりできている。」とのこと。
56.50点でSPは9位でした。
楽しみな選手にまちがいありませんね。


ここで登場のタクタミ。
昨年のナショナルは6位と不振、よく覚えています。
   

   
構成難度を上げてきたSP。
3Lz-3T、3Lo、2Aもすべて加点をもらえる出来。
良くコントロールされた滑りでした。
ジャンプ構成がルッツとトゥループなのが大きいですね。
ソトニコワとの点差はそれがポイントですね。
69.50点でもちろんSP首位。
タクタミらしいガッツポーズがでました。


続いては14歳のアンナ・ポゴリラヤ。
ジュニアグランプリファイナルでは3位だったとか。
(ジュニアのファイナルはまだ録画したままで観ていません)
   

   
個性的なお顔と衣装。
こちらも3Lz-3Tです。
加点はそれほどないけどジャンプは決めました。
スピンは速い。
まだジュニアっぽさがあるけど、ノッている感じ。
60.45点でSP5位につけました。

そこで杉田氏の言葉が名言でした。
「練習で上手になり、試合で強くなる。」
なるほど~。
勢いのあるジュニア勢は怖いもの知らずでスケートが楽しい気持ちのまま滑れる。
シニアはさらに試練や困難を経験して、表現力が大きく増したりしますからね。
それにしてもロシアのジュニア勢は本当に凄いです。


続いても凄いジュニアですよ。
13歳になったラジオノワ、昨シーズンのナショナルでも観ました。
昨シーズンはすごく小さかったけど、今季は成長していました。 (でももちろん小さい)
今季負けなしでジュニアグランプリファイナル優勝もしています。
   

   
彼女も3Lz-3T、3F、2Aも決めて64.58点でSP3位になりました。
良く身体が動いていて滑るのが楽しくてしかたない様子。
本当にロシアはこの後どうなっていくのか・・・

SP最後に放送されたのは16歳のニコル・ゴスヴィアーニ。(名前の表記が難しいな)
コーチはウルマノフです。
   

   
ロシアナショナルは初出場とか。
ウルマノフの元で一生懸命にやっているんだろうな~

こちらは3T-3T、ジャンプの要素やその他は無難にこなした印象。
ちょっとエキゾチックな印象もあります。
(初めてイリニフを観た時も感じた印象)
57.77点でSPは8位でした。

SPだけの結果はこちら。

あのマカロワ選手、放送もなかった・・・さみしいな。


続いてフリーの感想も。
フリーは12月27日開催。
千鶴さんが「ロシア勢はほとんどの選手が3-3を入れていて、3Lz-3Tの予定が何と9人もいる。」とか。
それもエッジも正確で凄いですね。

フリーの最初はセラフィマ・サバノヴィチ、12歳です。
   

   
何か凄かったです。 (観たままの印象)
3Lz-3Tは何とか決めました。
後半の三連続、3F-1Lo-3Sあたりもループはシングルになったけど頑張ってる。
ジャンプやその他マイナスがまったくなく120.87点。
フリーだけは4位で総合も4位です。

次はニコル・ゴスヴィアーニ。
衣装がカッコいいしスタイルの良さを強調してます。
   
こちらは3F-3Tを決めました。
他のジャンプは小さなミスがあり、減点も。
ジャンプの時の上半身の形があまりきれいじゃない印象も。
杉田氏は「後半スピードが落ちた。盛り上がりに欠ける。」とコメント。
それでもフリーは6位、総合でも6位でした。


ここから最終グループ。
まずはアンナ・ポゴリラヤ。
   

   
3Lz-3Tは手をつくミス。
後半の3F-2Tはフリップがエッジエラー。
でもこの二点以外はしっかり滑りきった印象です。
フリーは116.13点でSP、フリー、総合すべて5位でした。


そしてレオノワ登場。
千鶴さん「今シーズンはちょっと元気のないレオノワです。」と紹介。
   

   
ウォッカ焼けした赤鬼モロゾフ吠える! 
(モロゾフのファン、すみません。 でもファンっているのか)

3T-3T転倒。
3Lzもステップアウト。
連続ジャンプのフリップがシングルになったり、2Aも回転不足で転倒。
ミスの多い残念な演技でした。
ラストでもぐらついちゃうし、良い時と悪い時がはっきりし過ぎなレオノワです。
杉田氏も「スピードもないしスケートに伸びがない。」とバッサリ。
フリーは169.64点で総合でも7位に終わった国内選手権・・・
モロゾフも怒るわけだな~
(相変わらず安藤さんを思いだす構成・・・)


次はタクタミです。
体調不良でフリー出場をどうするか考えたとか。
   

   
やり切った表情、そしてキス・クラではミーシンのキスが待ってる~

最初の3Lz-3Tは完璧。
途中、フリップがシングルになったりと他にも小さなミスがありました。
何とかまとめた印象で私個人としてはそれほど心には響かなかったです。
杉田氏も「盛り上がりの少ない演技だった。」と言っていたから、同じような感想になりました。
いまいちだったとしてもフリーは127.07点、総合でも196.57点になりましたよ。
昨シーズンのナショナルの涙が今年は喜びに変わりましたね。


続いてラジオノワです。
   

   
3Lz-3Tはバッチリ。
前半にジャンプをかためてきました。
杉田氏も「スタミナを考えたプログラム構成、素晴らしかった。」とのこと。
プログラムとして見てもほぼミスなく、力を発揮できた演技でした。
フリーは126.68点、トータルでも191.26点! 2位につけましたよ。


最後にソトニコワ登場。
フリーは「バーレスク」・・・でもこのプロ、あまり好きではないんだな~
   

   
フリーには3Lz-3Tを入れてきましたが転倒。
このルッツはダウングレードになってます。
3Fも2Aもステップアウトとミスが続きます。
でもその他ではソトニコワらしい大きな滑りが良かったな。
彼女の大きな動きは見応えがあるし、この辺がタクタミとは大きく違う印象です。
もちろん好みがあるからファンもそれぞれでしょう。
タクタミの手の独特の動きよりもソトニコワのスパっとしたキレのある手足の動きが私は好き。

今回のフリーは大きなミスを3つもしたし、残念でした。
杉田氏も「優勝は無理の滑りだった。 でもプログラムの全体的な印象は一番良い。」との事でした。
フリーは123.76点、総合では190.75点で何とか3位に入りましたよ。


最終結果はこちら。

この後にレオノワ7位、マカロワ8位と続きます。

と言う事でタクタミ選手が初優勝!
素晴らしかったラジオノワが2位。
ソトニコワもとりあえず表彰台に上れて良かった。


   
優勝インタビューを受けるタクタミ。
「体調はあまり良くない。」
「フリーに出る事はみんなで決めた。」
「ユーロ出場を目指していたので嬉しい。」とのコメントでした。

最後に杉田氏の総括。
「ベテランよりも若い人が伸びている。」
「一つのミスが命取りのようなレベルの高い試合だった。」との事でした。

本当に観ているだけで怖いですね。
3-3は当たり前、それも難度が高く完成度も高い。
もちろんジュニア勢は身体の変化との戦いもあるけど、それを乗り越えつつあるタクタミもソトニコワも凄いし・・・
日本勢、ジュニアでもっとたくさんの選手が伸びて欲しいですね。
宮原さんや本郷さん・・・もっと育てないと大変。
ロシアの女子は凄い事になっていますから。

長い感想になりました。
ロシア男子やペア、アイスダンスはまたゆっくりと続きます。
それにしてもJ-Sportsの放送の素晴らしいこと!
演技中にじゃまなコメントはないし、的を射た数々の実況、解説。
さぁこれで本当の意味のフィギュアシーズンが始まる感じですよ








   

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