引き続きロシアナショナルの男子シングルを観ました。
今回の解説は樋口先生。
優しい言葉使いでなかなか厳しいコメントをします。
それでも口調が「○○でしたね~」とか「ちょっと良くないですね~」などとソフトなんだな。
さて、12月25日に行われたSPから。
出場は18人。 平均年齢は18.7歳とか。 ベテラン勢もいますからね。
まずは頑張っている苦労人、メンショフから。
千鶴さんは「4回転ジャンパーです。」と紹介。
最初の3Aはステップアウト、-2.00点と減点。
でも4T‐3Tは何とか決めましたよ。
オーバーターンして加点なしの14.40点。
そして何と3Lzで転倒・・・もったいないな~。
スピンではレベルの取りこぼしがあったらしいです。
樋口先生も「今シーズンはスピンのレベルをとるのが難しい。」とのこと。
SPは73.88点で6位になりました。
次はガチンスキー、19歳。
今季は苦しんでいますね~
キス・クラですぐに靴をぬぐガチンスキー。
足のケガでもあるんでしょうか。
最初の4Tは転倒。
次の3Aはステップアウト。
3Lz-2Tは決めたけど、彼らしいキレのある動きはありませんでした。
樋口先生は「スピンが遅い。」
「北米で振付をしたらしいが発揮されていない。」
「身体のキレがなくシャープさがない。」と厳しいコメント。
74.58点でSPは4位でした。
ガっちゃんの良い時をいっぱい観てきたから最近の彼には残念感があります。
きっとケガを抱えていっぱいいっぱいなんだろうな~
羽生君とライバル対決のように二人の同時躍進を想像していたんですが・・・
次は好調をキープしているボロノフです。
何? モロゾフとうまくいっている?
良い関係で結果を出している今季の彼。
今日は赤鬼が笑ってる~
最初の4T-3Tを決めました。
3Aも3Loもバッチリ。
ラストのスピン二つもレベル4.
気迫のこもった滑りを披露してくれました。
ノーミスのSPは87.69点、2位ですよ。
続いてはロシアスケ連一押しのマキシム・コフトン、17歳。
ジュニアのグランプリファイナル優勝者です。
何と言ってもコーチが凄い。
タラソワとエレーナ・ブイアノワですよ。 期待値の高さを感じますね。
最初の4Tはステップアウト。
3AはOK。
3Lzは転倒、コンボならず。
ミスはあるけれど、なかなか得点は高いのでは。
75.38点でSP3位になりました。
気が強いのか何なのか、ミスが不甲斐なくて? キス・クラですぐに立ちあがろうとしてコーチに
制されるシーンも。
お父さんもコーチらしいですが「決して息子は教えない!」そうです。
次はミハエル・コリャダ、17歳。
4回転は入れない選手です。
3Lz-3Tを決めてきれいな3Aもバッチリ。
ビールマンスピンを入れてから3F・・・エッジエラーになる。
柔軟性があって「踊れる17歳」って感じ。
最後のスピンの足替えの時にミスがありノーカウントはもったいない。
74.46点でSPは5位でした。
千鶴さんに「お待たせしました。」と紹介されるプルシェンコ登場ですよ。
昨シーズンのナショナル復帰の時を思い出します。
SPは昨シーズンと同じプログラム。
このコーチ陣、恐い軍団のよう。
最初は4T-2T。 (ケガがなければもちろん4-3でしょう)
3Aはとてもきれい。
3Lzもしっかり決めました。
フライングキャメルスピンはレベル2なのね。 形はとてもきれいです。
最後のステップはスイッチを入れたかのようにスピードアップ。
この辺は彼らしいな。
千鶴さんは「いつも満身創痍なのに結果を出すプルシェンコ。」
「凄かったです、オーラがありますね。」と。
樋口先生も同意しながらも
「トランジッションがもう少し欲しい。」
「P・チャンや橋選手、羽生君などに比べたらスピードがない。」とコメント。
それでも91.68点を叩き出し、SP首位発進でした。
10点を出したジャッジもいるのね。
SPの結果はこちら。
続いてフリーの感想です。
12月26日に行われました。
まずはヴィアディスラフ・セルガノフ、24歳。 (名前はっきりわかりません~)
4回転は入れない選手です。
終わり方が唐突なんですけど・・・
ジャンプも決めほぼノーミスだけど、やっぱり4回転がないと物足りない。
スピンはいまいちだったような。
フリーは143.97点で合計209.78点、最終順位は6位になりました。
エフゲニーコーチはニコニコ。
ここでメンショフ登場。
頑張ってほしいな~。
最初の4Tはステップアウト、-2点。
でも次の4T-3Tは加点もついて15.40点!!
その後ジャンプがシングルになったり、2-3か2-2の予定が2AのSEQになったり。
樋口先生も「大きなミスはないけど小さなミスが出た。」
「プラスが付きにくい。」
「ステップがスリップしている。」
「トランジッションで両足が多い。」と手厳しい言葉の数々・・・
でもフリーは155.00点、合計で228.88点。
フリーは3位で総合でも3位になりましたよ。
良かったですね~
「彼ならもっと出来る。」とも言われていました。
もうここで登場しちゃうプルシェンコ。
フリーは「ロンド・カプリチオーソ」です。 (「白鳥」と「死の舞踏」も)
出だしの所は小塚君を思い出します・・・
最初の4Tも次の3Aも降り方がいまいち。
3Aー2Aー2LoはOK。
その後もジャンプに小さなミスがありましたが、よく頑張りました。
もう観ている方が「あのプルシェンコだから」という気持ちになっちゃうのは仕方ない?
ベストなコンディションではなくても惹きつけますね。
4回転は一つだけ。
ステップの緩急のついた表現はさすがだな~と思います。
樋口先生も「これぞコレオグラフィックシークエンス!」と評価。
フリーは174.26点、合計で265.94点。
SPもフリーも1位で最終的にも連覇達成。
いつも会場にいる奥さまヤナさんは出産準備でいなかったのね。
その後無事に男児出産されたとか、プルもパパになりました。
次はミハエル・コリャダです。
最初の3Lzは高かった。
その後3Aで2回も転倒。
二つ目のアクセルは回り切っていたから惜しかった。
ミスが響いてSP5位からフリーは9位、総合でも7位になってしまった。
SPでのスピンがノーカウントになったり、ジャンプミスがなければ、なかなか楽しみな選手になりそうです。
続いてボロノフ。
本当に調子の良さを感じます。
最初は4T、自然に決めちゃうのが良い。
3Aも3T-3TもOK! 多分この3-3は4-3の予定だったのかな。
その後もフリップでエッジエラーになった他はミスなし。
最後の3Sではガッツポーズが出ちゃった。
フリーは166.37点、トータルでも254.06点となり最終順位も見事な2位!
練習でもコンスタントに4回転を二回入れているそうで、急に力をつけた感じです。
だってモロゾフと良い関係だから。
樋口先生は「要素の間がスカスカじゃなくなった。」
「退屈じゃなくなった。」とコメント。
そうか・・・今まで感じたのはそれか~。
ここでガチンスキー登場です。
昨シーズンのフリーのプロに戻してきたのね。
またすぐに靴を脱ぐガっちゃん。
一つだけ入れた4Tはオーバーターン。
その他のジャンプも着氷がみんな不安定。
表情も冴えないし、2年前の面影はありません。
樋口先生も「とても難しいプログラム構成。音楽もあまりみんなが解らないような音楽・・・。」
「表現も難しそう・・・」とのこと。
今の彼には滑りこなす事が大変なプロだと思います。
フリーは152.88点、トータルで227.46点。
4位になり表彰台を逃しました。
最終滑走は期待の星、マキシム・コフトン。
コーチ陣の視線が凄いですよ。
最初の3Sも3Tもそれぞれ回転がほどけてミス。
その後は4Tを含めジャンプを決めました。
あっ、三連続はないのね。
タラソワコーチは大喜びで出迎えます。
熱いハグとキスの嵐?
4回転は二種類あるそうで、ロシアとしては一押しジュニアなのでしょう。
フリーは149.64点、トータルで225.02点。
ジュニアグランプリファイナルを制した彼はここでは5位となりました。
それにしても、ジュニア・グランプリファイナルでは全種目制覇したロシア!
恐ロシアは女子シングルだけではないのですね。
昨年のナショナルで観たザン・ブッシュやアルトゥール・ドミトリエフは放送さえなく
選手の移り変わりが激しいです・・・
最終順位はこちら。
うん、まぁ観た感じと一緒かな。
プルパパのインタビューも。
「今日は全体的には満足だ。」
「背中が痛くて我慢しながらやっていた。 二日目は大変。」
「世界選手権でこの滑りでは満足してもらえない。」
「これから病院に行く。」
最後の言葉がイイね。
樋口先生の総括は「プルシェンコが強かった。」と一言。
確かにそうだけど・・・
ワールドになったらどれだけの評価になるのかわかりません。
ケガをしても4回転を跳べるのは凄い。
でもそれだけではなく、フリーで4回転を入れ(できれば2回)その上で圧倒される表現力を
見せてほしいです。
そう思うのは、年末の全日本で観た橋大輔選手の凄い滑りがまだ焼き付いているからかも。
決して橋オタではないけど、彼の醸しだす表現力は世界一だと思うからです。
ロシア選手権の感想はまだまだ続きます。
今年も各選手の音楽リストがなかったのかな?
あれば千鶴さんは紹介するはずだから・・・
そんな所もロシアっぽい。
今回の解説は樋口先生。
優しい言葉使いでなかなか厳しいコメントをします。
それでも口調が「○○でしたね~」とか「ちょっと良くないですね~」などとソフトなんだな。
さて、12月25日に行われたSPから。
出場は18人。 平均年齢は18.7歳とか。 ベテラン勢もいますからね。
まずは頑張っている苦労人、メンショフから。
千鶴さんは「4回転ジャンパーです。」と紹介。
最初の3Aはステップアウト、-2.00点と減点。
でも4T‐3Tは何とか決めましたよ。
オーバーターンして加点なしの14.40点。
そして何と3Lzで転倒・・・もったいないな~。
スピンではレベルの取りこぼしがあったらしいです。
樋口先生も「今シーズンはスピンのレベルをとるのが難しい。」とのこと。
SPは73.88点で6位になりました。
次はガチンスキー、19歳。
今季は苦しんでいますね~
キス・クラですぐに靴をぬぐガチンスキー。
足のケガでもあるんでしょうか。
最初の4Tは転倒。
次の3Aはステップアウト。
3Lz-2Tは決めたけど、彼らしいキレのある動きはありませんでした。
樋口先生は「スピンが遅い。」
「北米で振付をしたらしいが発揮されていない。」
「身体のキレがなくシャープさがない。」と厳しいコメント。
74.58点でSPは4位でした。
ガっちゃんの良い時をいっぱい観てきたから最近の彼には残念感があります。
きっとケガを抱えていっぱいいっぱいなんだろうな~
羽生君とライバル対決のように二人の同時躍進を想像していたんですが・・・
次は好調をキープしているボロノフです。
何? モロゾフとうまくいっている?
良い関係で結果を出している今季の彼。
今日は赤鬼が笑ってる~
最初の4T-3Tを決めました。
3Aも3Loもバッチリ。
ラストのスピン二つもレベル4.
気迫のこもった滑りを披露してくれました。
ノーミスのSPは87.69点、2位ですよ。
続いてはロシアスケ連一押しのマキシム・コフトン、17歳。
ジュニアのグランプリファイナル優勝者です。
何と言ってもコーチが凄い。
タラソワとエレーナ・ブイアノワですよ。 期待値の高さを感じますね。
最初の4Tはステップアウト。
3AはOK。
3Lzは転倒、コンボならず。
ミスはあるけれど、なかなか得点は高いのでは。
75.38点でSP3位になりました。
気が強いのか何なのか、ミスが不甲斐なくて? キス・クラですぐに立ちあがろうとしてコーチに
制されるシーンも。
お父さんもコーチらしいですが「決して息子は教えない!」そうです。
次はミハエル・コリャダ、17歳。
4回転は入れない選手です。
3Lz-3Tを決めてきれいな3Aもバッチリ。
ビールマンスピンを入れてから3F・・・エッジエラーになる。
柔軟性があって「踊れる17歳」って感じ。
最後のスピンの足替えの時にミスがありノーカウントはもったいない。
74.46点でSPは5位でした。
千鶴さんに「お待たせしました。」と紹介されるプルシェンコ登場ですよ。
昨シーズンのナショナル復帰の時を思い出します。
SPは昨シーズンと同じプログラム。
このコーチ陣、恐い軍団のよう。
最初は4T-2T。 (ケガがなければもちろん4-3でしょう)
3Aはとてもきれい。
3Lzもしっかり決めました。
フライングキャメルスピンはレベル2なのね。 形はとてもきれいです。
最後のステップはスイッチを入れたかのようにスピードアップ。
この辺は彼らしいな。
千鶴さんは「いつも満身創痍なのに結果を出すプルシェンコ。」
「凄かったです、オーラがありますね。」と。
樋口先生も同意しながらも
「トランジッションがもう少し欲しい。」
「P・チャンや橋選手、羽生君などに比べたらスピードがない。」とコメント。
それでも91.68点を叩き出し、SP首位発進でした。
10点を出したジャッジもいるのね。
SPの結果はこちら。
続いてフリーの感想です。
12月26日に行われました。
まずはヴィアディスラフ・セルガノフ、24歳。 (名前はっきりわかりません~)
4回転は入れない選手です。
終わり方が唐突なんですけど・・・
ジャンプも決めほぼノーミスだけど、やっぱり4回転がないと物足りない。
スピンはいまいちだったような。
フリーは143.97点で合計209.78点、最終順位は6位になりました。
エフゲニーコーチはニコニコ。
ここでメンショフ登場。
頑張ってほしいな~。
最初の4Tはステップアウト、-2点。
でも次の4T-3Tは加点もついて15.40点!!
その後ジャンプがシングルになったり、2-3か2-2の予定が2AのSEQになったり。
樋口先生も「大きなミスはないけど小さなミスが出た。」
「プラスが付きにくい。」
「ステップがスリップしている。」
「トランジッションで両足が多い。」と手厳しい言葉の数々・・・
でもフリーは155.00点、合計で228.88点。
フリーは3位で総合でも3位になりましたよ。
良かったですね~
「彼ならもっと出来る。」とも言われていました。
もうここで登場しちゃうプルシェンコ。
フリーは「ロンド・カプリチオーソ」です。 (「白鳥」と「死の舞踏」も)
出だしの所は小塚君を思い出します・・・
最初の4Tも次の3Aも降り方がいまいち。
3Aー2Aー2LoはOK。
その後もジャンプに小さなミスがありましたが、よく頑張りました。
もう観ている方が「あのプルシェンコだから」という気持ちになっちゃうのは仕方ない?
ベストなコンディションではなくても惹きつけますね。
4回転は一つだけ。
ステップの緩急のついた表現はさすがだな~と思います。
樋口先生も「これぞコレオグラフィックシークエンス!」と評価。
フリーは174.26点、合計で265.94点。
SPもフリーも1位で最終的にも連覇達成。
いつも会場にいる奥さまヤナさんは出産準備でいなかったのね。
その後無事に男児出産されたとか、プルもパパになりました。
次はミハエル・コリャダです。
最初の3Lzは高かった。
その後3Aで2回も転倒。
二つ目のアクセルは回り切っていたから惜しかった。
ミスが響いてSP5位からフリーは9位、総合でも7位になってしまった。
SPでのスピンがノーカウントになったり、ジャンプミスがなければ、なかなか楽しみな選手になりそうです。
続いてボロノフ。
本当に調子の良さを感じます。
最初は4T、自然に決めちゃうのが良い。
3Aも3T-3TもOK! 多分この3-3は4-3の予定だったのかな。
その後もフリップでエッジエラーになった他はミスなし。
最後の3Sではガッツポーズが出ちゃった。
フリーは166.37点、トータルでも254.06点となり最終順位も見事な2位!
練習でもコンスタントに4回転を二回入れているそうで、急に力をつけた感じです。
だってモロゾフと良い関係だから。
樋口先生は「要素の間がスカスカじゃなくなった。」
「退屈じゃなくなった。」とコメント。
そうか・・・今まで感じたのはそれか~。
ここでガチンスキー登場です。
昨シーズンのフリーのプロに戻してきたのね。
またすぐに靴を脱ぐガっちゃん。
一つだけ入れた4Tはオーバーターン。
その他のジャンプも着氷がみんな不安定。
表情も冴えないし、2年前の面影はありません。
樋口先生も「とても難しいプログラム構成。音楽もあまりみんなが解らないような音楽・・・。」
「表現も難しそう・・・」とのこと。
今の彼には滑りこなす事が大変なプロだと思います。
フリーは152.88点、トータルで227.46点。
4位になり表彰台を逃しました。
最終滑走は期待の星、マキシム・コフトン。
コーチ陣の視線が凄いですよ。
最初の3Sも3Tもそれぞれ回転がほどけてミス。
その後は4Tを含めジャンプを決めました。
あっ、三連続はないのね。
タラソワコーチは大喜びで出迎えます。
熱いハグとキスの嵐?
4回転は二種類あるそうで、ロシアとしては一押しジュニアなのでしょう。
フリーは149.64点、トータルで225.02点。
ジュニアグランプリファイナルを制した彼はここでは5位となりました。
それにしても、ジュニア・グランプリファイナルでは全種目制覇したロシア!
恐ロシアは女子シングルだけではないのですね。
昨年のナショナルで観たザン・ブッシュやアルトゥール・ドミトリエフは放送さえなく
選手の移り変わりが激しいです・・・
最終順位はこちら。
うん、まぁ観た感じと一緒かな。
プルパパのインタビューも。
「今日は全体的には満足だ。」
「背中が痛くて我慢しながらやっていた。 二日目は大変。」
「世界選手権でこの滑りでは満足してもらえない。」
「これから病院に行く。」
最後の言葉がイイね。
樋口先生の総括は「プルシェンコが強かった。」と一言。
確かにそうだけど・・・
ワールドになったらどれだけの評価になるのかわかりません。
ケガをしても4回転を跳べるのは凄い。
でもそれだけではなく、フリーで4回転を入れ(できれば2回)その上で圧倒される表現力を
見せてほしいです。
そう思うのは、年末の全日本で観た橋大輔選手の凄い滑りがまだ焼き付いているからかも。
決して橋オタではないけど、彼の醸しだす表現力は世界一だと思うからです。
ロシア選手権の感想はまだまだ続きます。
今年も各選手の音楽リストがなかったのかな?
あれば千鶴さんは紹介するはずだから・・・
そんな所もロシアっぽい。