報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
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 実際のものとは異なります。

面白い試み

2013-06-25 00:25:13 | 日記
線路脇の草、タダできれいにしてくれたのは…(読売新聞) - goo ニュース

 実にいいアイディアだ。地方ローカル線の風物詩になれば面白いと思うが、糞尿対策もしっかりしておかないと別の問題が発生する。また、間違って線路に上がって列車と衝突しても大変だ。
 まあ、そのくらいのことは考えてやっているのだろうが……。ところで、子羊肉のソテーg(ry

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 “新人魔王の奮闘記”より。

 春明が重傷で療養中の間、公務に勤しむルーシー。謁見の間にて、玉座に座っていた。
「えーと、次の謁見者は……」
 本当のファンタジーの世界であれば、大臣辺りがそれを告げるのであろうが、人間界から持ち込んだPCを使用している。
「げ……!」
 ルーシーはPCの画面にある次の謁見者の名前を見て、目を剥いた。
「では次の謁見希望者……」
 侍従長が扉を開ける合図を出す。
「ちょっと待った!ストップ!!」
「は?」
「謁見中止よ!帰ってもらって!!」
 だが、ほんの僅かに開いた扉に足を差し込み、無理やりこじ開ける謁見者がいた。
 スーツ姿の長身の男、黒々とした長髪。そして何より特徴的なのは、威圧感をフルに醸し出しているゴツい眉毛であった。
「失礼します!人間界は日本国東京都より参りました、吸血族のレイモンド原田でございます!」
 その姿を目の前にした侍従長のピエールは顔を真っ青にした。
「じょ、浄水器なら要りません!近衛兵呼びますよ!」
 しかし、居合わせた横田は比較的冷静だった。
「私の分析によりますと、浄水器の押し売りではありませんね。……はっ!こ、これはもしや……押し売りではなく……!」
 横田は逃げる様にして怯えながら壁を背に貼り付き、首を横にブルブル震わせながら言った。
「ま、まさか、私のJKパンティコレクションの押し買いでは……!?」
「……あんた達、帰ってよし。このバカ男は私の遠い親戚の1人だから」
「へ!?」
「さ、さようで……」
「とっとと帰ってくれる?」
「そーゆーわけにはいきません!御両親より、伝言を預かっております」
「で、何て?」
「『魔王なんてあんたには無理。早く家に帰ってきなさい』がまず1つ……」
「Ha!予想通りの言葉ね。スルーに決まってんでしょ」
「あと1つは……」

 ズシン……!
「ん!?」
 魔王城全館に地震のような揺れがあった。
 診療所の病室で、春明は遅い昼食を取っていたところだった。
「何だ今の?地震か?」
「新館の北側から、爆発のような音がしましたね」
 サイラスは長くて尖った耳を立てて、音の出所を探った。
「新館北側って、謁見の間の方じゃないのか!?」
「リーフ、ちょっと見て来てくれ」
「はい」
 サイラスは末妹に命じて、様子を見に行かせた。エルフの足なら、ものの数分で広い魔王城内を行き来できるだろう。
「ルーシーは無礼な客がいると、自分で手を下しちゃうクセがあるからなぁ……。それだったりして」
「はは、まさか……」
 サイラスは苦笑に似た笑みを浮かべた。

 そして数分後、リーフが戻って来た。
「ただ今戻りました!」
「で、どうだった?」
「陛下が謁見の間で、無礼な来客に光弾を放ったそうです!」
「ええっ!?」
「やっぱり……。正式戴冠は、ちょっと早いかな……」
「その客、陛下にどんな無礼を働いたんだ?」
「御両親の伝言を伝えただけみたいですけど……」
「おおかた、魔王への戴冠反対と、俺に近づくなという接近禁止令にキレたか」
「使者に怒りをぶつけても、しょうがないでしょうに……」
「そういう女王様なんだよ。あれで、もうすぐ齢24だからね?」
「オレより年下なのか……」

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