[10月10日10時00分 天候:晴 東京都台東区上野 東京中央学園上野高校]
愛原「リサがリレーに出るらしい」
私はPTA会長代行として、体育祭の運営側にいた。
もちろん左手には、『PTA』の腕章を着けている。
高橋は助手として来てもらっている。
もちろん、彼もPTAの腕章を着けている。
高橋「大丈夫っスかね?あいつ、BOWの力を出してズルするんじゃ?」
愛原「分からん」
その為、人外であるリサは、本来は競技には参加できないことになっている。
部活動への参加が禁止されているのも、それが理由だ。
しかし、美術部でのモデルが好評だったので、文化部なら良いかも……という話にまではなっている。
そんなリサがどうして、リレーに出るのかというと……。
リサ「1人、突然の下痢で参加できなくなりましたので、補欠のわたしが急遽出ることになった」( ̄ー ̄)ニヤリ
高橋「なにオメー、薄笑い浮かべてんだよ、ああ?」
愛原「リサ、今後一切そういうことは禁止だからな?」
リサ「はーい。ブルマ復活反対派のヤツだったので、短パンが漏らしたウ○○で汚れたらしいので、代わりにブルマを穿かせてやることにした」
愛原「いや、だから、そういう力業は、後々のトラブルに繋がる恐れがあるからダメだって」
私から謝っといた方がいいか?
愛原「その、リサに下痢させられたコはどこに?」
リサ「保健室で寝てる」
高橋「……先生、却ってヤブヘビじゃないっスかね?」
リサ「うん。『魔王軍』のコ達は皆知ってるけど、そいつは違うから知らない」
愛原「……後でリサ、説教な?」
リサ「はーい」
〔「クラス対抗リレーに参加の方は、準備をお願いします」〕
リサ「おっと。わたしの出番。行ってきます。動画撮影、よろしく」
高橋「分かってるよ」
〔「尚、ご来校の皆様にお知らせ致します。校内での写真撮影並びに動画撮影は、節度を守って頂くよう、お願い致します。また、今年より本校では、新型コロナ対策の為、保護者の方々のご来校を一部制限させて頂いております。ご理解とご協力をお願い致します」〕
愛原「1人の生徒につき、保護者は2人までだそうだ」
高橋「兄弟がいたら、4人までOKってことっスか?」
愛原「まあ、そういうことになるな。だが、ここは都市部の学校だ。超少子化の時代、そんなに何人も兄弟のいる家庭があると思うかね?」
高橋「せ、せいぜい2人。多くても3人がいい所だと思います」
但し、PTA役員は大会運営側になるので、制限には含まれない。
愛原「リサがスタンバイしてるぞ?」
高橋「相変わらず、ブルマは目立ちますねー?」
愛原「来校者の制限をしているのは、コロナ対策は表向きで、ブルマ撮影目的のカメコを排除する為だよ」
高橋「やっぱそうっスか!」
東京中央学園でブルマが復活したという話は、大きくなりつつある。
その為、昨日の中等部においても、来校者制限を掛けられた。
高橋「俺のマグナム44をスターターに使いますか?」
愛原「警察とBSAAと“青いアンブレラ”が駆け付けるから、却下します」
高橋「サーセンw そんじゃ、俺は一稼ぎしてきますか」
愛原「オマエ、昨日みたいに、トラック競技をギャンブルにしてんじゃねーよ。今度こそ出禁になるぞ?」
高橋「だーいじょーぶっス!リサの1枠1番なんて、ド本命過ぎて誰も買いませんてw」
愛原「だから、競馬に例えるな!」
そんなことしている間に、スタートした。
リサは目立たないようにアンカーではなく、一番最初にスタートする方に入った。
ただ、クラウチングスタートの体勢で、何故かカメラのシャッター音が響いたことだけはレポートしておく。
[同日12:30.天候:晴 同校内1F食堂]
私達は昼食に、学食を使わせてもらった。
本来は生徒専用だが、こういう行事の時などは来校者も利用できた。
愛原「リサ、圧勝だったな?」
リサ「エッヘン!……あそこで、増田が転ばなければ勝てたのに……」
高橋「まさかの落馬じゃなw」
愛原「だから、競馬に例えるんじゃねぇって!」
リサ「増田のヤツ、おしおきで明日、授業中おもらしの刑……」
愛原「いや、だからやめろって!その、増田さんってコも謝ってただろうが」
リサ「『魔王軍』のコなら許したけど、あいつは『魔王軍』じゃない。やっぱり体育の授業中、おもらしの刑……」
高橋「あんまやり過ぎると、さすがにバレるぜ?」
愛原「そうだよ」
リサ「短パンにお漏らしさせれば、ブルマを穿かせられることに気づいた」
愛原「だから、そういう強硬策は……」
未だにリサ、高橋の酔っ払った発言を真に受けているようだ。
見境なくなって取り返しが付かなくなる前に、何とか止めないと……。
リサ「午後はわたし達、『魔王軍』によるチアリーディングがある。先生、ちゃんと見ててね?」
愛原「分かったよ」
本来、競技に参加できないリサは、こういうイベントのような物に出るしかない。
[同日13:30.天候:晴 同校・校庭]
再び校庭に向かうと、先に校庭に出ていたリサがいた。
学校指定の緑ブルマから、チアリーディングの衣装の下に穿く紺色ブルマに着替えている。
愛原「どうしたんだ、リサ?」
リサ「前の競技がおしちゃって、少し時間がズレ込むんだって」
愛原「ああ。体育祭あるあるだな。それで?」
リサ「急いで着替える必要も無いから、先生が来るまで待ってた」
愛原「別にいいのに。着替えてきてもらって」
リサ「前の競技の人達が着替えるから、更衣室の鍵を開けてもらわないと。先生」
愛原「あっ、いっけね!それ、俺の役目か!」
PTA会長代行、仕事を色々頼まれて大変なんよ。
愛原「リサがリレーに出るらしい」
私はPTA会長代行として、体育祭の運営側にいた。
もちろん左手には、『PTA』の腕章を着けている。
高橋は助手として来てもらっている。
もちろん、彼もPTAの腕章を着けている。
高橋「大丈夫っスかね?あいつ、BOWの力を出してズルするんじゃ?」
愛原「分からん」
その為、人外であるリサは、本来は競技には参加できないことになっている。
部活動への参加が禁止されているのも、それが理由だ。
しかし、美術部でのモデルが好評だったので、文化部なら良いかも……という話にまではなっている。
そんなリサがどうして、リレーに出るのかというと……。
リサ「1人、突然の下痢で参加できなくなりましたので、補欠のわたしが急遽出ることになった」( ̄ー ̄)ニヤリ
高橋「なにオメー、薄笑い浮かべてんだよ、ああ?」
愛原「リサ、今後一切そういうことは禁止だからな?」
リサ「はーい。ブルマ復活反対派のヤツだったので、短パンが漏らしたウ○○で汚れたらしいので、代わりにブルマを穿かせてやることにした」
愛原「いや、だから、そういう力業は、後々のトラブルに繋がる恐れがあるからダメだって」
私から謝っといた方がいいか?
愛原「その、リサに下痢させられたコはどこに?」
リサ「保健室で寝てる」
高橋「……先生、却ってヤブヘビじゃないっスかね?」
リサ「うん。『魔王軍』のコ達は皆知ってるけど、そいつは違うから知らない」
愛原「……後でリサ、説教な?」
リサ「はーい」
〔「クラス対抗リレーに参加の方は、準備をお願いします」〕
リサ「おっと。わたしの出番。行ってきます。動画撮影、よろしく」
高橋「分かってるよ」
〔「尚、ご来校の皆様にお知らせ致します。校内での写真撮影並びに動画撮影は、節度を守って頂くよう、お願い致します。また、今年より本校では、新型コロナ対策の為、保護者の方々のご来校を一部制限させて頂いております。ご理解とご協力をお願い致します」〕
愛原「1人の生徒につき、保護者は2人までだそうだ」
高橋「兄弟がいたら、4人までOKってことっスか?」
愛原「まあ、そういうことになるな。だが、ここは都市部の学校だ。超少子化の時代、そんなに何人も兄弟のいる家庭があると思うかね?」
高橋「せ、せいぜい2人。多くても3人がいい所だと思います」
但し、PTA役員は大会運営側になるので、制限には含まれない。
愛原「リサがスタンバイしてるぞ?」
高橋「相変わらず、ブルマは目立ちますねー?」
愛原「来校者の制限をしているのは、コロナ対策は表向きで、ブルマ撮影目的のカメコを排除する為だよ」
高橋「やっぱそうっスか!」
東京中央学園でブルマが復活したという話は、大きくなりつつある。
その為、昨日の中等部においても、来校者制限を掛けられた。
高橋「俺のマグナム44をスターターに使いますか?」
愛原「警察とBSAAと“青いアンブレラ”が駆け付けるから、却下します」
高橋「サーセンw そんじゃ、俺は一稼ぎしてきますか」
愛原「オマエ、昨日みたいに、トラック競技をギャンブルにしてんじゃねーよ。今度こそ出禁になるぞ?」
高橋「だーいじょーぶっス!リサの1枠1番なんて、ド本命過ぎて誰も買いませんてw」
愛原「だから、競馬に例えるな!」
そんなことしている間に、スタートした。
リサは目立たないようにアンカーではなく、一番最初にスタートする方に入った。
ただ、クラウチングスタートの体勢で、何故かカメラのシャッター音が響いたことだけはレポートしておく。
[同日12:30.天候:晴 同校内1F食堂]
私達は昼食に、学食を使わせてもらった。
本来は生徒専用だが、こういう行事の時などは来校者も利用できた。
愛原「リサ、圧勝だったな?」
リサ「エッヘン!……あそこで、増田が転ばなければ勝てたのに……」
高橋「まさかの落馬じゃなw」
愛原「だから、競馬に例えるんじゃねぇって!」
リサ「増田のヤツ、おしおきで明日、授業中おもらしの刑……」
愛原「いや、だからやめろって!その、増田さんってコも謝ってただろうが」
リサ「『魔王軍』のコなら許したけど、あいつは『魔王軍』じゃない。やっぱり体育の授業中、おもらしの刑……」
高橋「あんまやり過ぎると、さすがにバレるぜ?」
愛原「そうだよ」
リサ「短パンにお漏らしさせれば、ブルマを穿かせられることに気づいた」
愛原「だから、そういう強硬策は……」
未だにリサ、高橋の酔っ払った発言を真に受けているようだ。
見境なくなって取り返しが付かなくなる前に、何とか止めないと……。
リサ「午後はわたし達、『魔王軍』によるチアリーディングがある。先生、ちゃんと見ててね?」
愛原「分かったよ」
本来、競技に参加できないリサは、こういうイベントのような物に出るしかない。
[同日13:30.天候:晴 同校・校庭]
再び校庭に向かうと、先に校庭に出ていたリサがいた。
学校指定の緑ブルマから、チアリーディングの衣装の下に穿く紺色ブルマに着替えている。
愛原「どうしたんだ、リサ?」
リサ「前の競技がおしちゃって、少し時間がズレ込むんだって」
愛原「ああ。体育祭あるあるだな。それで?」
リサ「急いで着替える必要も無いから、先生が来るまで待ってた」
愛原「別にいいのに。着替えてきてもらって」
リサ「前の競技の人達が着替えるから、更衣室の鍵を開けてもらわないと。先生」
愛原「あっ、いっけね!それ、俺の役目か!」
PTA会長代行、仕事を色々頼まれて大変なんよ。
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