[8月27日13:15.天候:晴 千葉県富津市金谷 金谷港フェリーターミナル→東京湾フェリー“しらはま丸”]
〔「13時15分出航の久里浜港行き、“しらはま丸”は、まもなく改札を終了致します。ご乗船のお客様は、徒歩乗船口までお急ぎください。尚、お車での乗船は……」〕
愛原:「急げ急げ!」
昼食をゆっくり食べていたら、時間がギリギリになってしまった!
係員:「まもなく改札を終了しまーす!」
愛原:「待ってくださーい!」
徒歩乗船口に行くと、まるで駅の有人改札口のようなブースがあった。
係員:「はい、どうぞ」
私達はブースの中にいる係員に、キップを渡した。
すると係員は、やはり鉄道の駅員の如く、キップに入鋏した。
日付入りのスタンプが押される改札鋏だった。
こうして私達は、どうにか乗船できたのである。
どうやら、本当に私達が最後の徒歩乗船客だったらしく、乗り込むと同時に、改札口が閉じられた。
愛原:「あっぶねー!ギリギリセーフ!」
高橋:「助かりましたねー。ってか、こんなに急ぐ必要あったんスか?次の船でも……」
愛原:「温泉にゆっくり入ることを考えたら、この船に乗っておいた方がいい」
高橋:「あ、それっスか……」
とにかく乗船に成功した私達は、甲板から客室に向かった。
夏休み最後の週末ということもあり、船内は多くの乗客で賑わっている。
客室の座席は、一昔前の在来線特急の普通車のそれっぽいが、リクライニングはしないようだ。
また、後ろの座席や窓側の座席は向かい合わせになっていて、テーブルもある。
一瞬、最前列の展望席にしようかなと思ったが、既に埋まっていた。
因みに座席は、全席自由。
多くの乗客が賑わっているのに満席になっていないのは、天気が良いので、デッキに出たりしているからだろう。
リサ:「わたしも上に行ってみたい」
愛原:「そうか?」
地上にいた時はそんなに気にならなかったが、洋上に出てみると、結構風が吹いているのが分かった。
2階客室上の甲板に出ようとした時だった。
ポテンヒット:「ヒック……。今日は風が強いから、お嬢ちゃんが行ったら、パンツ丸見えだぜ。ヒック」
既に缶ビール片手に出来上がっているオジさんが、何か言って来た。
因みにリサ、今日はスカートである。
上は白いTシャツに、下は黒いプリーツスカートだが、膝小僧が丸見えなほどの裾の短さである。
リサ:「う……先生には見られてもいいけど、他の男には見せたくないから遠慮する!」
ポテンヒット:「ちっ、そいつぁザンネンだ……ヒック」
愛原:「リサ、スパッツとかブルマとか穿いて来なかったのか?」
リサ:「暑いから穿いてこなかった」
愛原:「マジかよ……」
リサ:「いや、本当はショーパンにしたかったんだけど、先生的にはスカートの方がいいかなって……」
愛原:「太ももさえ出してくれたら、どっちでもいいんだぞ」
高橋:「先生!?なに言ってんスか!?」
愛原:「はっ!し、しまった!」
また本音がポロリと……。
き、きっと、この暑さのせいだ!
8月のクソ暑さのせいで、頭がどうにかなってしまったのだ!
リサ:「ふふ……やっぱり先生、わたしのこと……」
高橋:「先生、こんな化けモンに騙されちゃいけませんぜ?船底の倉庫で、『メーデーメーデー』と叫ぶ奴ですから」
愛原:「オマエも頭やられてるな!……やっぱ、涼しい船室にいよう」
船室内はさすがに冷房が効いている。
リサ:「荷物の中に入ってるから、それ穿いて来る」
愛原:「そ、そうか?」
リサ:「で、ブルマの方がいいわけね。スパッツもあるけど……」
愛原:「両方持ってきたのか。ブルマは何色?」
リサ:「紺色。スカートが黒いから」
愛原:「なるほど……」
案外、本当に黒いブルマって無いよな。
ブルマ全盛期の頃でも、最多数なのは紺色だっただろう。
その次にエンジとか緑とか、ブルーとかか。
私が小学生の時、低学年の頃はエンジであった。
その後、何故か体操服が改正されて、水色に変わった。
水色というか、スカイブルーといった方が良いかもしれない。
そして、中学校では紺色だった。
仙台ではそうだったが、東京の学校を舞台にしたドラマとか観ると、黒もあったようである。
だが、通販でも、リサが目ざとく見つけた店舗でも、黒いブルマは取り扱っていなかったという。
エンジや紺色が多かった理由は、生理の際に経血が付いても、目立たないようにする為だったとか。
リサ:「ここで穿く?」
愛原:「トイレで穿いて来なさい」
リサ:「はーい」
リサはトイレに向かった。
その後、甲板に出ようとする。
ポテンヒット:「何だい、お嬢ちゃん。出血大サービスしてくれる気になったかい?……ヒック!」
リサ:「ブルマ穿いて来たから大丈夫!」
ポテンヒット:「お嬢ちゃん、今の時代、ブルマはレア物だぜ?.…ヒック!だからよ、スカートが捲れてブルマが見えても、それはそれで俺達、紳士にとっちゃ、御褒美なんだよ。……ヒック」
リサ:「せんせぇ……」
リサ、涙目になる。
愛原:「……今すぐ、スパッツに穿き替えてきなさい」
高橋:「オッサン!オッサンの言い分じゃ、スパッツ穿いてきても、『スカートの中が覗けりゃ、それはそれで御褒美ぢゃ』なんて言うんじゃねーだろうなぁ!?」
ポテンヒット:「ヒック!……兄ちゃん、分かってんじゃねーか。オメェも一杯やるか?」
高橋:「……ムショにいた時、覗きの常習犯でブチ込まれて来た奴がいたんスよ。それも、子供から大人まで、スカートの中を覗き込むのに命掛けるほどのアホで……」
愛原:「つったって、今時、皆、スカートの下、パンツの上に何がしか穿いてるだろう?」
リサが私服用のスカートを選んでる時、既にスカートの下にオーバーパンツの付いている『スカッツ』なる物があったのに驚いた。
リサ自身は、そういうのはあまり好きな方ではなく、そういうのは避けていたのだが、需要はあるらしい。
愛原:「そんなもの覗いたところで……」
高橋:「要は万引きと同じっスよ。欲しいから盗るんじゃなく、盗る行為そのものに中毒になって、やめられなくなったってヤツ。覗きも同じです。どうせパンツなんか見えねーだろうし、ましてやノーパンなんてSSR以上だろうに、それでもやって捕まるヤツってのは、覗く行為そのものに中毒になってるんです」
愛原:「あ、なるほどな」
ポテンヒット:「まあ、バカは死ななきゃ治らねぇって言うからよ。兄ちゃん達も気をつけな。……ヒック!」
酔っ払いのオジさんは、そう言ってゆっくり立ち上がると、船室に戻って行った。
リサ:「風が気持ちい~い!」
リサは船室上の甲板に上がると、海風をもろに受けて喜んでいた。
今日は波も穏やかで良かった。
愛原:「因みにな、あっちが東京の方だ。また、あっち側で船に乗るからな?」
リサ:「また乗るの!?」
愛原:「言っただろ?今日は海三昧だって」
リサ:「そっかぁ……。先生のことだから、パチンコの事だと思ってた」
愛原:「そっちの海(CR海物語シリーズ)じゃねぇ!」
高橋:「先生、この前も確変出してましたよね!?しかも4円パチで!」
愛原:「だからこの前、焼肉宴会コースで還元しただろうが!」
高橋:「あれ、そうだったんスか!?」
楽しい船旅になりそうだ。
〔「13時15分出航の久里浜港行き、“しらはま丸”は、まもなく改札を終了致します。ご乗船のお客様は、徒歩乗船口までお急ぎください。尚、お車での乗船は……」〕
愛原:「急げ急げ!」
昼食をゆっくり食べていたら、時間がギリギリになってしまった!
係員:「まもなく改札を終了しまーす!」
愛原:「待ってくださーい!」
徒歩乗船口に行くと、まるで駅の有人改札口のようなブースがあった。
係員:「はい、どうぞ」
私達はブースの中にいる係員に、キップを渡した。
すると係員は、やはり鉄道の駅員の如く、キップに入鋏した。
日付入りのスタンプが押される改札鋏だった。
こうして私達は、どうにか乗船できたのである。
どうやら、本当に私達が最後の徒歩乗船客だったらしく、乗り込むと同時に、改札口が閉じられた。
愛原:「あっぶねー!ギリギリセーフ!」
高橋:「助かりましたねー。ってか、こんなに急ぐ必要あったんスか?次の船でも……」
愛原:「温泉にゆっくり入ることを考えたら、この船に乗っておいた方がいい」
高橋:「あ、それっスか……」
とにかく乗船に成功した私達は、甲板から客室に向かった。
夏休み最後の週末ということもあり、船内は多くの乗客で賑わっている。
客室の座席は、一昔前の在来線特急の普通車のそれっぽいが、リクライニングはしないようだ。
また、後ろの座席や窓側の座席は向かい合わせになっていて、テーブルもある。
一瞬、最前列の展望席にしようかなと思ったが、既に埋まっていた。
因みに座席は、全席自由。
多くの乗客が賑わっているのに満席になっていないのは、天気が良いので、デッキに出たりしているからだろう。
リサ:「わたしも上に行ってみたい」
愛原:「そうか?」
地上にいた時はそんなに気にならなかったが、洋上に出てみると、結構風が吹いているのが分かった。
2階客室上の甲板に出ようとした時だった。
ポテンヒット:「ヒック……。今日は風が強いから、お嬢ちゃんが行ったら、パンツ丸見えだぜ。ヒック」
既に缶ビール片手に出来上がっているオジさんが、何か言って来た。
因みにリサ、今日はスカートである。
上は白いTシャツに、下は黒いプリーツスカートだが、膝小僧が丸見えなほどの裾の短さである。
リサ:「う……先生には見られてもいいけど、他の男には見せたくないから遠慮する!」
ポテンヒット:「ちっ、そいつぁザンネンだ……ヒック」
愛原:「リサ、スパッツとかブルマとか穿いて来なかったのか?」
リサ:「暑いから穿いてこなかった」
愛原:「マジかよ……」
リサ:「いや、本当はショーパンにしたかったんだけど、先生的にはスカートの方がいいかなって……」
愛原:「太ももさえ出してくれたら、どっちでもいいんだぞ」
高橋:「先生!?なに言ってんスか!?」
愛原:「はっ!し、しまった!」
また本音がポロリと……。
き、きっと、この暑さのせいだ!
8月のクソ暑さのせいで、頭がどうにかなってしまったのだ!
リサ:「ふふ……やっぱり先生、わたしのこと……」
高橋:「先生、こんな化けモンに騙されちゃいけませんぜ?船底の倉庫で、『メーデーメーデー』と叫ぶ奴ですから」
愛原:「オマエも頭やられてるな!……やっぱ、涼しい船室にいよう」
船室内はさすがに冷房が効いている。
リサ:「荷物の中に入ってるから、それ穿いて来る」
愛原:「そ、そうか?」
リサ:「で、ブルマの方がいいわけね。スパッツもあるけど……」
愛原:「両方持ってきたのか。ブルマは何色?」
リサ:「紺色。スカートが黒いから」
愛原:「なるほど……」
案外、本当に黒いブルマって無いよな。
ブルマ全盛期の頃でも、最多数なのは紺色だっただろう。
その次にエンジとか緑とか、ブルーとかか。
私が小学生の時、低学年の頃はエンジであった。
その後、何故か体操服が改正されて、水色に変わった。
水色というか、スカイブルーといった方が良いかもしれない。
そして、中学校では紺色だった。
仙台ではそうだったが、東京の学校を舞台にしたドラマとか観ると、黒もあったようである。
だが、通販でも、リサが目ざとく見つけた店舗でも、黒いブルマは取り扱っていなかったという。
エンジや紺色が多かった理由は、生理の際に経血が付いても、目立たないようにする為だったとか。
リサ:「ここで穿く?」
愛原:「トイレで穿いて来なさい」
リサ:「はーい」
リサはトイレに向かった。
その後、甲板に出ようとする。
ポテンヒット:「何だい、お嬢ちゃん。出血大サービスしてくれる気になったかい?……ヒック!」
リサ:「ブルマ穿いて来たから大丈夫!」
ポテンヒット:「お嬢ちゃん、今の時代、ブルマはレア物だぜ?.…ヒック!だからよ、スカートが捲れてブルマが見えても、それはそれで俺達、紳士にとっちゃ、御褒美なんだよ。……ヒック」
リサ:「せんせぇ……」
リサ、涙目になる。
愛原:「……今すぐ、スパッツに穿き替えてきなさい」
高橋:「オッサン!オッサンの言い分じゃ、スパッツ穿いてきても、『スカートの中が覗けりゃ、それはそれで御褒美ぢゃ』なんて言うんじゃねーだろうなぁ!?」
ポテンヒット:「ヒック!……兄ちゃん、分かってんじゃねーか。オメェも一杯やるか?」
高橋:「……ムショにいた時、覗きの常習犯でブチ込まれて来た奴がいたんスよ。それも、子供から大人まで、スカートの中を覗き込むのに命掛けるほどのアホで……」
愛原:「つったって、今時、皆、スカートの下、パンツの上に何がしか穿いてるだろう?」
リサが私服用のスカートを選んでる時、既にスカートの下にオーバーパンツの付いている『スカッツ』なる物があったのに驚いた。
リサ自身は、そういうのはあまり好きな方ではなく、そういうのは避けていたのだが、需要はあるらしい。
愛原:「そんなもの覗いたところで……」
高橋:「要は万引きと同じっスよ。欲しいから盗るんじゃなく、盗る行為そのものに中毒になって、やめられなくなったってヤツ。覗きも同じです。どうせパンツなんか見えねーだろうし、ましてやノーパンなんてSSR以上だろうに、それでもやって捕まるヤツってのは、覗く行為そのものに中毒になってるんです」
愛原:「あ、なるほどな」
ポテンヒット:「まあ、バカは死ななきゃ治らねぇって言うからよ。兄ちゃん達も気をつけな。……ヒック!」
酔っ払いのオジさんは、そう言ってゆっくり立ち上がると、船室に戻って行った。
リサ:「風が気持ちい~い!」
リサは船室上の甲板に上がると、海風をもろに受けて喜んでいた。
今日は波も穏やかで良かった。
愛原:「因みにな、あっちが東京の方だ。また、あっち側で船に乗るからな?」
リサ:「また乗るの!?」
愛原:「言っただろ?今日は海三昧だって」
リサ:「そっかぁ……。先生のことだから、パチンコの事だと思ってた」
愛原:「そっちの海(CR海物語シリーズ)じゃねぇ!」
高橋:「先生、この前も確変出してましたよね!?しかも4円パチで!」
愛原:「だからこの前、焼肉宴会コースで還元しただろうが!」
高橋:「あれ、そうだったんスか!?」
楽しい船旅になりそうだ。