報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

本日の雑感 20181022

2018-10-22 18:58:00 | 日記
 ここ最近は電車よりもバスに乗ることの方が多い。
 今日も大宮駅に行く時に、埼京線ではなく西武バスに乗ったくらいだ。
 電車よりも路線バスの方がゆっくりということもあってか、こちらの方がネタ出しをするのにちょうどいい。
 それが作品に反映されるのだから、それなりに成果は出せているのだと思う。
 それにしても、自宅の近くにコミュニティバス(?)の停留所ができたのはいいのだが、いつまで経っても時刻表が貼り出されることもなければ、試運転している様子すら無い。
 バス会社のサイトを見ても、何やら法的な理由で運行が見合わせられているらしいが、何だかよく分からないものである。
 規制緩和でバス事業に乗り出した新規の会社らしいが、こういう所を見ると、やはり私は保守派よろしく老舗のバス会社をチョイスしたくなるのである。

 何気にスルーされているんだけど、西武バスで大宮駅西口に向かうと、その終点の1つ手前が『ソニックシティ前』という停留所になる。
 “大魔道師の弟子”では稲生家がイリーナを囲んで、パレスホテルのレストランで晩餐会を開いたり、現実世界で言えば顕正会がたまに大会を開いたりしている場所でもある。
 このバス停、大宮駅西口から乗ると、ものの見事にスルーされる。
 というか、最初から無いバス停となっている。
 バス停の用地が反対側の車線には無いから、とは思えない。
 何故ならソニックシティ前バス停の向かい側には、ウィラーエクスプレスやさくら交通の高速バス停留所があるからである。
 もしも西武バスで新規参入高速バス会社に乗り換えるならば、終点まで乗るより、ソニックシティ前で降りると良いだろう。

 私は来月の3連休は実家に帰省することを考えている。
 今回、年末年始は休みを取って帰省した分、相方の副隊長には年末年始出勤してもらったので、今度は私がカバーしてあげよう。
 そう思って伝えると、休みは年末だけで良いという。
 どうやら、年始は要らないらしい。
 もしも私が勧誡を「よも今年は過ごし候は」ず、叶ったとしたら、元旦に参詣できるかもしれないな。

 私は東北急行バスの夜行便を予約した。
 このバス会社、今は東武鉄道のグループに入っており、東京〜仙台間に初めて路線を開設した老舗のバス会社である。
 何と、1962年には運行を開始したというのだから、長距離バス会社にしては古い。
 当然その頃はまだ東北自動車道は開通していなかったので、国道4号線をひたすら走っていただろうし、今なら各所に高規格のバイパスができているこの国道も、当時は旧道しか無かっただろう。
 私もトラックドライバーだった頃、配達先が旧道沿道にあったことから、そこを走ったことがある。
 とても元・国道とは思えぬほど、狭い道であったことを覚えている。
 こんな道をあの大型バスが走っていたとは、とても想像できない。
 さいたま市在住の方は、旧・中山道を見てみれば良いだろう。
 今は県道に格下げとなっている、大宮駅東口のあの道だ。

 このバスの運賃、時期によって変動するのだが、私が乗車する日の運賃は片道6000円。
 これを高いと思うか、安いと思うかだ。
 実はこれ、私の中では相場通りの値段である。
 完全なる我見を承知で言うと、私の中で高速バス運賃の相場はというと、

「新幹線の片道分で往復できる額」

 だと思っている。
 また、夜行便は昼行便の2割〜3割増しが相場だとも思っている。
 だから、妥当な額だと私は考えている。
 因みに、東京駅から大石寺までの運賃は2780円。
 相場より安い気がする。
 今は相場自体が下がっているのかもしれない。
 尚、東京〜仙台間を夜行便に関わらず、3000円で乗れる新規参入の高速バスがある。
 “バスターミナルなブログ”の管理人さんには申し訳無いのだが、私はそのバスに乗る気はしない。
 相場自体が下がっているのかもしれないが、さすがにいくら何でもそこまで安いのもどうかと思う。
 ガードレールを突き破って、崖下に落ちられても困るんでね。

 いずれにせよ、どちらも乗車レポできたらしてみたいものだ。
 もっとも、最近夜行バスに乗る際、私は寝酒にビールを車内で煽るようになったので、東北急行バスの方でできるかどうかは分からないけどね。
 どこのバス会社かは知らないけど、新規参入の所で、車内禁煙はもちろんのこと、車内禁酒の所もあるとかないとか……。
 もちろん、泥酔状態での乗車は禁止な所はどこも同じ。
 だから私は乗ってから飲む。
 いや、ま、あくまで寝酒として飲むんであって、強制降車処分食らうような飲み方はしないよ。

 さすがに御勧誡の前は、精進潔斎のつもりで、その前夜は禁酒さ。
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“私立探偵 愛原学” 「リサの入学前準備」 5

2018-10-22 10:26:56 | 私立探偵 愛原学シリーズ
[9月14日10:00.天候:晴 東京都内多摩地区]

 私の名前は愛原学。
 都内で小さな探偵事務所を経営している。
 今日は仕事で東京都内多摩地区の町に来ている。

 高橋:「! 先生、あれを!」

 私と高橋はクライアントから浮気調査を依頼され、張り込みをしていた。

 愛原:「証拠の写真を撮れ」
 高橋:「は、はい!」
 愛原:「なるほど。夜勤明けに不倫相手とホテルか。これは上手く誤魔化せるわけだな」
 高橋:「仕事のカラ勤も芋づる式にバレましたし、こりゃヤツの警備員人生パーですよ。ハハハハハハ!」
 愛原:「ま、身から出た錆だな」

 全く。私は不倫どころか、1人の女も自由にできないというのに……ブツブツ……。

 高橋:「ミッション終了、さっさと帰りましょう」
 愛原:「ああ」

 高橋は車のエンジンを掛けた。
 因みに車はリースである。
 どうしても、こういう仕事には車は必要でね。
 地味なライトバンを使うことが多い。
 要は、どこに止まっていても怪しくないようなヤツ。
 他の事務所で金のある所では、タクシーを貸切にしたり、トラックを借りてきて、有名な運送会社のような塗装にしたりして覆面調査したりするらしいぞ。
 どちらも、どこにいても怪しくない車だからな。

 愛原:「よし。ちゃんと撮れてるな」

 私は高橋からデジカメを受け取ると、それで画像を確認した。

 高橋:「はい。ダンナの顔から不倫相手から、ホテルの名前までバッチシです」
 愛原:「よくやったぞ」
 高橋:「あざっす!」

 高橋は甲州街道に出て、西へとハンドルを切る。
 因みにデジカメ以外にも、私の場合は使い捨てカメラなんかも常備している。
 これはデジカメに不具合があった時の為の非常用だ。
 昔はコンビニで必ず売っていたものだったが、今では写真屋でしか置いていない。
 結構きれいに取れたりするので、証拠写真としては十分だ。

 高橋:「先生。探偵の仕事って、いつもこんなもんなんですか?」
 愛原:「そうだよ。今やった浮気調査から、身元調査、それから行方不明となった人物の捜索とかな。探偵なんて地味なもんだよ。キミと初めて会った時だって、本当は行方不明になった人物を捜してくれっていう依頼で向かったんだから。で、行った矢先に殺人事件だ。ああいうことは、日本国内に数多いる探偵の中でも、体験するのは1人や2人ってところだな」
 高橋:「先生はそのうちの1人なんですね!?さすがっス!」
 愛原:「いや、俺は本当は望んでいないんだがなぁ……」
 高橋:「先生、ちょっとコンビニ寄ってっていいですか?」
 愛原:「いいよ。俺も喉乾いたし」
 高橋:「コーヒー買って来ます!」

 高橋はコンビニの駐車場に入った。
 そして中に入ると、向かった先はトイレ。
 何だ、トイレに行きたかっただけか。
 私は高橋がトイレに行っている間、飲み物を購入した。

 高橋:「先生、お待たせしました。コーヒーでも……」
 愛原:「いや、俺が買っといたよ」
 高橋:「ええっ?」
 愛原:「ほら、お前の分」
 高橋:「マジっすか!?」
 愛原:「今日は御苦労さん。緊張してトイレ行きたくなったか?」
 高橋:「いや、俺、張り込みでジッとしているのとか、ちょっとニガテなんスよ」
 愛原:「それじゃダメだ。探偵たるもの、動かざること山の如く……」
 高橋:「メモっておきます!」
 愛原:「あと、一服するんだろ。そこで待ってるよ」
 高橋:「俺、禁煙します!」
 愛原:「いや、いいよ。無理しなくて」
 高橋:「日蓮仏法で何とかなりますかね?」
 愛原:「何とかなる人とそうでない人に分かれて、悲喜こもごもみたいたぞ」

 私は先に車に戻ると、午前中半休にしている高野君に連絡してみた。
 因みに霧生市のバイオハザードの経験から、大事な商売道具は車に置いて行かないことにしている。

 愛原:「あ、もしもし。高野君かい?こっちは仕事終わったよ。そっちはどう?」
 高野:「先生、お疲れさまです。こっちも採寸が終わった所ですよ。制服は来週できる予定です」
 愛原:「そうか。じゃ予定通り、10月1日からの編入で大丈夫そうだな」
 高野:「そうですね」

[同日12:00.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原学探偵事務所]

 ビルの裏手にある駐車場に車を止めると、私達は事務所に戻った。

 愛原:「ちょうどお昼だな」
 高橋:「何か作りましょうか?」
 愛原:「そうだな。今ある材料で何作れる?」
 高橋:「余った米と具で、チャーハン作れそうです」
 愛原:「あ、じゃ、それでお願い」
 高橋:「了解です」

 高橋が給湯室に行っている間、私は撮影した証拠写真を元にクライアントに報告書を作成することにした。
 その間、高野君からLineが入る。
 途中でお昼を食べてから帰るという。
 私は了承した。
 一通り報告書の作成を終えると、テレビを点ける。

〔「お、お前が好きだ……!」「お、俺も好きだ……!」〕

 愛原:「な、何だこりゃ!?男同士じゃん!」

 よく見たら、何かDVDが回ってるぞ!?
 私は慌ててDVDを止めた。
 何だこれ!?
 タイトルを見ると、『角刈りの天使たち』というあからさまなものになっていた。
 よく見ると、テレビ台の下には『ジャ〇タレの闇』とか『やらないか』とか、ヤバそうな内容のものが!

 高橋:「先生。お待たせしまし……」

 高橋が昼食を持って来たが、私の所行を見て固まった。

 高橋:「先生……?」

 そして、ジト目で私を見る。

 愛原:「いや、これ!お前のだろ!?なに事務所に持って来てんだ、おい!?」
 高橋:「確かに俺の秘蔵DVDですけど、事務所に持って来てなんかいませんよ。先生、俺の部屋から勝手に持って来たんですね?見たかったら言ってくれたら良かったのに……」
 愛原:「違う!」
 高橋:「何が違うんスか!」

 私と高橋が押し問答をしていると、電話が鳴った。

 愛原:「ちょっと待て!電話だ!」

 私が電話に出る。

 愛原:「もしもし!?愛原学探偵事務所です!」
 ボス:「私だ」
 愛原:「ボス!?何ですか?今は昼休みですよ」
 ボス:「ああ、うむ。実は先ほど、キミの事務所にお邪魔したのだが……」
 愛原:「さっき?事務所、誰もいなかったでしょ?」
 ボス:「残念なことにな。だが、勝手に上がらせてもらったよ。そしたら、何だか面白いDVDを見つけてね。キミ、まさかゲイものに興味があったとはねぇ!」
 愛原:「アンタのしわざかい!」

 誤解の無いように言っておく!
 私はけしてLGBTではない!
コメント (1)
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