石垣島の風物詩、リュウキュウツチトリモチ(ツチトリモチ科、絶滅危惧種)が頭を出し始めました。まだまだ蕾にすらなっていませんが、丸い頭が可愛らしいです。あと数週間もすれば白い花飾りを付けた赤い頭(花)を出してくるかな? 一緒に見えてるのが地下塊でこれを川などで潰してネチャネチャ成分を取り出し「鳥もち」にするのです。実際にやった事が無いのでやった事がある人に詳しいく聞きたいですね。
内地でも南方は「モチノキとかよりこのツチトリモチ(の仲間)を使っていた」と言う方が多く、ある程度お年を召した方は知っていたりします。地方によっては別名と言うよりあだ名と言った方が良いですが「山寺坊主」と呼んでいたそうです。石垣でも古い文献に「寺の坊主」と出て来ます。
このリュウキュウツチトリモチの群落があったのも、先日のバイケイランがあったのと同じ場所で、「石垣島にとって残すべき大切な森」です。