先日の魚類学会を中心としたドリームチームの調査状況を載せたかったんですが、石垣の責任者と言うかオイラの仲間なんですが、期間中(いや、普段から)まったく電話を取らないので合流出来ませんでした。なので画像が一枚もありません。結果から言うと、イシガキパイヌキバラヨシノボリ(絶滅危惧種、沖縄県希少野生動植物保護条例に基づく指定希少野生動植物種(採取禁止))は無事採取できて、美ら島水族館に無事空輸で到着(タウナギ(内地のとはおそらく別種)はちょっと前に採取済み)。担当者から「ちゃんと餌も食べ元気にしています」と連絡を頂きました! これを系統保存と言う事で増やしてきます。採取禁止なのに採取して良いのか!と思う方もいらっしゃるでしょうが、ちゃんと許可を取っております。ちなみにオイラも採取者として許可書を申請済です。
© 鈴木寿之
キバラはクロヨシノボリとかと違い海に下りません。汽水域にすら行かないので細かい事を言うと水系事に違う(それでも違う時がある)と言って良いでしょう。本当は他の生き物もそういうの多いんですけどね。しかもイシガキパイヌは石垣島にしかいない固有種で、世界中にこの島にしかいず、その中でも限られた水系でしかまだ確認されていません。つまり開発予定地の水系のが絶滅するだけで種の保存と言う意味で物凄く影響があるんです! と言うか今回の開発予定地で影響が出ると、イシガキパイヌだけでなく色んな生き物が絶滅する事になります。
今後はタウナギやヒョウモンドジョウ等含め地元の人間で1年間調査を続け、良い結果を出せれば良いなと思います。とにかくオイラ達は石垣島の名前が付いたこの種を絶滅させるなんて、絶対にありえないのです!
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