あなたの未来をわくわくハッピーに~長崎在住の保険系ファイナンシャルプランナー~

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カシコギ

2015年06月27日 | 読書は心のお風呂


たった一文に出会うために読む本がある

あなたが虚しく過ごしたきょうという日は
きのう死んでいったものが
あれほど生きたいと願ったあした



白血病と闘う息子と父親の物語


息子は、凄まじい闘病生活

父親は、その金策に追われる


万策尽くし、もうダメかと思った時に、
骨髄移植のチャンスを得る


でも、もう金がない

腎臓売買 3000万ウォン
角膜売買 6000万ウォン


ここで父親が肝臓癌に蝕まれていることを知る

つまり、腎臓の選択肢はない

角膜を売り、骨髄移植に踏み切る


手術は、成功となったところで、
父親は息子の前から消えることを決断する


離れて4年になる母親に息子を託し、
父親は消えていく



最後まで、息子の前ではカッコイイ父親でありたいという、男心。



著者の後記にこうある

俺の希望がわかるか?子どものために代われるこれがあれば代わってやりたい。でも、それがないんだ。それが一番耐えがたいことなんだ。







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