木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

予算が見直されようとも変わらない教育本質

2009-10-08 00:36:19 | インポート
 東大阪市議会の9月議会が行われている。会期は10
月23日までとなっている。
 政権交代が起って、新政権となり補正予算の見直しが
行われていることが、自治体の現場の施策にも反映され
ようとしている。中止となる事業も多々生じてくるだろ
うが、有権者が日本国全体の負債の状況を思えばこそ、
選択と決断を行って生まれた新政権であるのだから堂々
と事業の仕訳を貫いて、前向きで主体的な事業の再構築
を行っていくべきでああろう。
 市民、国民、有権者には無駄な事業の見直しによるこ
とに起因する何かの事業が廃止されることについての覚
悟が備わっていると思う。

 例えば、学校ICT(情報通信技術)の環境整備につ
いての事業が見直しに相当する。電子黒板など教育用コ
ンピューターや校務用のコンピューター等を整備するこ
とで生徒の学力向上を図ろうという事業であるが、新政
権による補正予算見直しを受けて、大阪府は府立高校へ
のパソコン導入についての補正予算を凍結し、9月末に
予定していた入札も延期して様子見をしている。まだ正
式に交付決定が国から来ていないためとのことだが、東
大阪市内にも府立高校があるのでその影響を受ける。
 校内LAN、教育用パソコンなど学習環境が便利に向
上する事業だが、それはあくまでも手段に過ぎない。依
って立つところは生徒一人一人の学習意欲とモチベーシ
ョンの部分が大きいと私は感じている。

 電子黒板などはあれば便利だが、無くてもそれで学習
に支障が出るというものでもない。やはり肝心要なのは
人間と人間とが通じ学び合う、アナログとしての部分で
あり、それが教育の核ではなかろうか。
 情熱のある教師、魅力のある講師の授業や講義を受け
る生徒の目や眼差しは、躍動感に満ちていて、訴えるも
のがあり、意欲がひしひしと伝わってくる。
 生徒の眼差しを見れば、そこの教育が活きているかそ
うでないかは感じ取ることができる。

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