世間の人達の間にもまだ集団的自衛権の行使と普通の自衛と
の違いが混然としていて区別できていない事例が見られる。
例えば集団的自衛権は必要だと息巻いていた人にどうしてです
か、と尋ねると、
「そりゃそうだろ。もしも尖閣諸島が奪われそうになったら自衛隊が
戦わなくてはならないじゃないか。アメリカ軍もこれに加わるのは
当然じゃないか。」
と言う人がいたがこれは集団的自衛権ではなく普通の自衛である。
更には日米同盟の範疇である。
また別の場面で集団的自衛権が必要だと答えていた人にどうして
ですか、と尋ねると
「当たり前だろ。日本が攻撃されたら自衛隊が防衛するのは当然じゃ
ないか。」
と言っていたが、これも普通の自衛であって集団的自衛権ではない。
世間で何となく賛成を述べている人達の中にはこのように集団的
自衛権と普通の自衛との違いを理解できないままフワッとした空気
の中で賛成を唱えている事例が見受けられる。
実際に集団的自衛権が行使されたら現実にどのような状態になり
何が引き起こり、後々どのような問題が生じるかという具体的現実的
想像力、思考力が現在の政治家や政党そして付和雷同する人達に
は欠落している。
後々になっていつものように取り返しがつかない事態になった、と
嘆き悔やむのだろうか。そしていつものようにその反動で全てを否定
し自己否定、自虐へと陥っていくのだろうか。
集団的自衛権という言葉からは今一つ実感が湧かないだろうが、つ
まり他国と一蓮托生の軍事的行動を海外で行うということである。やや
汚い表現を使えばグルになって軍事行動を共に行うという意味である。
一蓮托生でつまりグルになってどこかの国々に対して軍事行動を取っ
たなら我が国までもが恨みの対象にされ、報復の対象にされることに
なる。そうすれば我が国の本土が核攻撃や軍事攻撃を受ける悲惨な
事態を招くことにつながるという連鎖が今の政治家や政党、付和雷同
する人達には想像できないのだろうか。
イラク戦争が新たに勃発しそうであるが、勃発したら集団的自衛権
の行使ということで自衛隊がアメリカ軍と共に一蓮托生でイラクに出向
きイラク軍やイラク国民を攻撃することになる可能性が高い。いやいや
自衛隊はそこにいるだけでイラク軍を攻撃はしないという事は許されな
くなる。それが軍事行動を共にするという現実である。そうすればこれ
まで親日であったイラクにアメリカ軍と共に攻撃を加えることになり、イ
ラクの親日の感情が壊れていくことになるであろう。分からないだろうか。
中東戦争が勃発しそうな気配であるが、勃発したなら自衛隊は集団的
自衛権の行使という大義名分の下でアメリカ軍と共に一蓮托生の軍事
行動を取るべく中東地域へ出向くことになる。イランやサウジアラビア
というこれまでは親日であったアラブ諸国に対してアメリカ軍と一蓮托生
で軍事行動、軍事攻撃を行うことになるのである。そうすればこれまで
親日であったアラブ諸国の我が国に対する認識や感情が壊れていく
ことになる。その事の重大さ、失われる国益の大きさが理解できないの
だろうか。
もし理解できないまま集団的自衛権の行使容認を叫んでいるのだと
すれば余りにも想像力と理解力が欠落している。
イラク情勢の緊迫化でたちまち日本国内のガソリン価格が跳ね上が
った。1リットル当たりレギュラーガソリンで15円程高くなった。
よく考えれば今のイラク政権はフセイン大統領を抹殺したアメリカが
中心となって樹立した政権であるから、イラク国内の他の民族や勢力
と軋轢が生じるのは必定で、先日はそのイラク政権の要請を受けてア
メリカがあわや空爆再開かという手前まで事態は進んだ。
イラク戦争を勃発させるつもりだろうか。
そこからウクライナ騒擾、シリア問題、グルジアへと引火させたら中東
戦争へと誘爆される危険性がある。集団的自衛権の行使となれば自衛
隊がアメリカ軍と一蓮托生でこれらのすべての紛争や戦争に駆り出され
る危険性が現実味を帯びてくる。
我が国が巻き込まれる必要のない戦争に巻き込まれれば失うものは
計り知れず大きい。
とにかく戦争を仕掛けたい人達がいる。
煽っては仕掛け、潜り込んでは仕掛け、騙しては仕掛け、そして戦争を
勃発させていく手法はお手の物である。マッチポンプのプロと言える。
しかしメディアではこのマッチの姿は決して報道せず、火消しに回る時
のポンプの姿だけを仰々しく大々的に世界中に向かって報じるために多く
の人達が仕掛け人達の真の姿を理解できないままに、アメリカこそが平
和の使者で世界平和のために尽力している、とつい信じ込んでしまうので
あろう。
アメリカが本当に真の世界平和のために尽力してきた存在ならほとんど
多くの世界規模の戦争は発生していない。
しかし残念ながら我が国は、水戸黄門のような筋書きが予め誰にでも
分かっているようなテレビドラマよりも筋書きが見え透いた展開で7月1日
にも集団的自衛権の行使が閣議決定される見通しにある。与党の公明党
が当初はゼスチャーや間合い稼ぎのポーズとして集団的自衛権の行使に
抵抗を示していたが、予想通りに最後は合意に回って閣議決定がなされる
展開になった。公明党も情けない。そしてこのような重大な内容が閣議決定
されるという現実は国会が存在しないに等しい状態で、国会議員にとっても
自己否定行為になってしまう。
とにかくアメリカは我が国に一刻も早く集団的自衛権の行使をさせたくて
焦っている。その理由は3つある。
まず1つは、アメリカの財政が逼迫していてアメリカ軍の軍事展開を維持
できなくなっているためにその下請けとして日本の自衛隊を使いたいからで
ある。
そして2つ目の理由は、こちらが主目的であるが、日本の与野党の政治家
をこき使う一人のジョセフナイ氏が論文でも述べていたように、尖閣諸島海底
に眠る中東以上の膨大な石油の利権をアメリカが手に入れるために先ず台湾
をも巻き込んだ形で日本と中国との武力衝突を生じさせる、そこにアメリカ軍
も絡むが途中でサッと引き日本と中国との全面戦争に誘導する、そしてタイミ
ングを見計らって双方共に傷付き犠牲が生じた頃にアメリカがレフェリーのよう
な顔をして仲裁に入り、アメリカの優位性を保ちつつ存在感を誇示し尖閣諸島
周辺の管理権をアメリカが手にする、そして尖閣諸島海底に埋蔵されている
中東諸国並みかそれ以上の埋蔵量の石油の権利をアメリカとその資本が手に
入れる。そのための日本への集団的自衛権の行使の要求なのである。
更に3つ目の理由は、崩れゆくドルの体制を防衛するために世界各地で戦争
を勃発させなければならないシステムがあり、これも大きな理由の1つである。
このような視野があるためにアメリカは日本に集団的自衛権の行使を容認
させる政権与党を誕生させたとも言える。
国民はもっと真実を知らなければならない。
このような視野のために自衛隊の若者が死ぬことになるのである。
良識ある日本国民の多くは怒りに掻き立てられるであろう。
これから自衛隊の若者が日本の防衛とは関係のない世界各地の戦場で
死んでいく世の中になるのである。
本当にこれで良いのだろうか。
正気とは思えない。
きっかけは何であれ、武力行使が始まってしまえば物事は次第にエスカレー
トしていく。それは歴史が証明している。今すぐにではないにしても、いずれ
は時局の悪化のために自衛隊本体を補うための部隊を志願兵という形によ
って「募集」していくようになるだろう。
更には時局が悪化していき志願部隊だけでも人員が足りなくなり、ついに
広く国民の10代後半から30代前半までの若者を「徴兵」「徴集」する事態に
なっていくであろう。
今、我が国はかけがえのない大切な物事を見失おうとしている。
また今後は国民の反対の多い内容はことごとく国会での審議や議決を経
ないで閣議決定によって強引に決定していく展開が増えていくのではないか
という危惧を禁じ得ない。
我が国の民主主義や国益、平和遵守と言う大切な柱が崩れようとしている。
国民が目を覚まし社会的怒りを以って止めようとしない限りタガの外れた
内閣は猪突猛進を止めようとはしないだろう。
の違いが混然としていて区別できていない事例が見られる。
例えば集団的自衛権は必要だと息巻いていた人にどうしてです
か、と尋ねると、
「そりゃそうだろ。もしも尖閣諸島が奪われそうになったら自衛隊が
戦わなくてはならないじゃないか。アメリカ軍もこれに加わるのは
当然じゃないか。」
と言う人がいたがこれは集団的自衛権ではなく普通の自衛である。
更には日米同盟の範疇である。
また別の場面で集団的自衛権が必要だと答えていた人にどうして
ですか、と尋ねると
「当たり前だろ。日本が攻撃されたら自衛隊が防衛するのは当然じゃ
ないか。」
と言っていたが、これも普通の自衛であって集団的自衛権ではない。
世間で何となく賛成を述べている人達の中にはこのように集団的
自衛権と普通の自衛との違いを理解できないままフワッとした空気
の中で賛成を唱えている事例が見受けられる。
実際に集団的自衛権が行使されたら現実にどのような状態になり
何が引き起こり、後々どのような問題が生じるかという具体的現実的
想像力、思考力が現在の政治家や政党そして付和雷同する人達に
は欠落している。
後々になっていつものように取り返しがつかない事態になった、と
嘆き悔やむのだろうか。そしていつものようにその反動で全てを否定
し自己否定、自虐へと陥っていくのだろうか。
集団的自衛権という言葉からは今一つ実感が湧かないだろうが、つ
まり他国と一蓮托生の軍事的行動を海外で行うということである。やや
汚い表現を使えばグルになって軍事行動を共に行うという意味である。
一蓮托生でつまりグルになってどこかの国々に対して軍事行動を取っ
たなら我が国までもが恨みの対象にされ、報復の対象にされることに
なる。そうすれば我が国の本土が核攻撃や軍事攻撃を受ける悲惨な
事態を招くことにつながるという連鎖が今の政治家や政党、付和雷同
する人達には想像できないのだろうか。
イラク戦争が新たに勃発しそうであるが、勃発したら集団的自衛権
の行使ということで自衛隊がアメリカ軍と共に一蓮托生でイラクに出向
きイラク軍やイラク国民を攻撃することになる可能性が高い。いやいや
自衛隊はそこにいるだけでイラク軍を攻撃はしないという事は許されな
くなる。それが軍事行動を共にするという現実である。そうすればこれ
まで親日であったイラクにアメリカ軍と共に攻撃を加えることになり、イ
ラクの親日の感情が壊れていくことになるであろう。分からないだろうか。
中東戦争が勃発しそうな気配であるが、勃発したなら自衛隊は集団的
自衛権の行使という大義名分の下でアメリカ軍と共に一蓮托生の軍事
行動を取るべく中東地域へ出向くことになる。イランやサウジアラビア
というこれまでは親日であったアラブ諸国に対してアメリカ軍と一蓮托生
で軍事行動、軍事攻撃を行うことになるのである。そうすればこれまで
親日であったアラブ諸国の我が国に対する認識や感情が壊れていく
ことになる。その事の重大さ、失われる国益の大きさが理解できないの
だろうか。
もし理解できないまま集団的自衛権の行使容認を叫んでいるのだと
すれば余りにも想像力と理解力が欠落している。
イラク情勢の緊迫化でたちまち日本国内のガソリン価格が跳ね上が
った。1リットル当たりレギュラーガソリンで15円程高くなった。
よく考えれば今のイラク政権はフセイン大統領を抹殺したアメリカが
中心となって樹立した政権であるから、イラク国内の他の民族や勢力
と軋轢が生じるのは必定で、先日はそのイラク政権の要請を受けてア
メリカがあわや空爆再開かという手前まで事態は進んだ。
イラク戦争を勃発させるつもりだろうか。
そこからウクライナ騒擾、シリア問題、グルジアへと引火させたら中東
戦争へと誘爆される危険性がある。集団的自衛権の行使となれば自衛
隊がアメリカ軍と一蓮托生でこれらのすべての紛争や戦争に駆り出され
る危険性が現実味を帯びてくる。
我が国が巻き込まれる必要のない戦争に巻き込まれれば失うものは
計り知れず大きい。
とにかく戦争を仕掛けたい人達がいる。
煽っては仕掛け、潜り込んでは仕掛け、騙しては仕掛け、そして戦争を
勃発させていく手法はお手の物である。マッチポンプのプロと言える。
しかしメディアではこのマッチの姿は決して報道せず、火消しに回る時
のポンプの姿だけを仰々しく大々的に世界中に向かって報じるために多く
の人達が仕掛け人達の真の姿を理解できないままに、アメリカこそが平
和の使者で世界平和のために尽力している、とつい信じ込んでしまうので
あろう。
アメリカが本当に真の世界平和のために尽力してきた存在ならほとんど
多くの世界規模の戦争は発生していない。
しかし残念ながら我が国は、水戸黄門のような筋書きが予め誰にでも
分かっているようなテレビドラマよりも筋書きが見え透いた展開で7月1日
にも集団的自衛権の行使が閣議決定される見通しにある。与党の公明党
が当初はゼスチャーや間合い稼ぎのポーズとして集団的自衛権の行使に
抵抗を示していたが、予想通りに最後は合意に回って閣議決定がなされる
展開になった。公明党も情けない。そしてこのような重大な内容が閣議決定
されるという現実は国会が存在しないに等しい状態で、国会議員にとっても
自己否定行為になってしまう。
とにかくアメリカは我が国に一刻も早く集団的自衛権の行使をさせたくて
焦っている。その理由は3つある。
まず1つは、アメリカの財政が逼迫していてアメリカ軍の軍事展開を維持
できなくなっているためにその下請けとして日本の自衛隊を使いたいからで
ある。
そして2つ目の理由は、こちらが主目的であるが、日本の与野党の政治家
をこき使う一人のジョセフナイ氏が論文でも述べていたように、尖閣諸島海底
に眠る中東以上の膨大な石油の利権をアメリカが手に入れるために先ず台湾
をも巻き込んだ形で日本と中国との武力衝突を生じさせる、そこにアメリカ軍
も絡むが途中でサッと引き日本と中国との全面戦争に誘導する、そしてタイミ
ングを見計らって双方共に傷付き犠牲が生じた頃にアメリカがレフェリーのよう
な顔をして仲裁に入り、アメリカの優位性を保ちつつ存在感を誇示し尖閣諸島
周辺の管理権をアメリカが手にする、そして尖閣諸島海底に埋蔵されている
中東諸国並みかそれ以上の埋蔵量の石油の権利をアメリカとその資本が手に
入れる。そのための日本への集団的自衛権の行使の要求なのである。
更に3つ目の理由は、崩れゆくドルの体制を防衛するために世界各地で戦争
を勃発させなければならないシステムがあり、これも大きな理由の1つである。
このような視野があるためにアメリカは日本に集団的自衛権の行使を容認
させる政権与党を誕生させたとも言える。
国民はもっと真実を知らなければならない。
このような視野のために自衛隊の若者が死ぬことになるのである。
良識ある日本国民の多くは怒りに掻き立てられるであろう。
これから自衛隊の若者が日本の防衛とは関係のない世界各地の戦場で
死んでいく世の中になるのである。
本当にこれで良いのだろうか。
正気とは思えない。
きっかけは何であれ、武力行使が始まってしまえば物事は次第にエスカレー
トしていく。それは歴史が証明している。今すぐにではないにしても、いずれ
は時局の悪化のために自衛隊本体を補うための部隊を志願兵という形によ
って「募集」していくようになるだろう。
更には時局が悪化していき志願部隊だけでも人員が足りなくなり、ついに
広く国民の10代後半から30代前半までの若者を「徴兵」「徴集」する事態に
なっていくであろう。
今、我が国はかけがえのない大切な物事を見失おうとしている。
また今後は国民の反対の多い内容はことごとく国会での審議や議決を経
ないで閣議決定によって強引に決定していく展開が増えていくのではないか
という危惧を禁じ得ない。
我が国の民主主義や国益、平和遵守と言う大切な柱が崩れようとしている。
国民が目を覚まし社会的怒りを以って止めようとしない限りタガの外れた
内閣は猪突猛進を止めようとはしないだろう。