木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

フェイスブック特有の現象として

2018-04-30 21:27:49 | インポート
 フェイスブックだけに見られる特徴だが、見知らぬ外国人から
次々と友達申請がある。
 そして時々、その申請してきた見知らぬ外国人や時に申請を
承認した外国人から以下のようなメッセージが寄せられる。

(1)私はベトナムで銀行のマネージャーをしている。あなたと
   同姓同名の銀行口座が休眠状態であり、その方が死亡
   されて4年間が経過するが遺族から何の申し出もない。
   10億円程がその休眠口座にある。
   もしも私に任せてくれれば、その10億円を私とあなたとで
   上手に活用しませんか?
   連絡を待っています。

(2)ロンドンで社会福祉事業に携わっている。
  難病患者のための基金があり、その運用額をあなたに託したい。
  但し、必ず〇〇という団体にその中から〇〇ドル(巨額)を寄付
  してください。
  そして残りの金額の〇割はあなたの報酬として受け取ってください。

(3)私はアフリカで難民対策活動をしている。
   あなたに〇〇ドル(巨額)を託したい。そのうちの〇割はあなたの
   報酬として受け取っても構いません。

(4)姉がテロリストに殺害されました。
  私は日本に亡命したいのです。そこであなたにお願いがあります。
  私が無事に日本に到着できるまでの間、私の財産をあなたに一時的に
  預かってもらいたいのです。〇〇ドル(巨額)あります。
  私が日本に到着した際には私に戻して欲しいですが、報酬としてその
  うちの〇割をあなたが受け取って欲しいです。
  連絡ください。

・・・・・というような内容のメッセージである。
 勿論、危険を感じるので私は一切返事もしていないし無視している。
 そうするとしばらくして友達申請も消えてメッセージ内容も削除されたり
している。
 しかしまたしばらくすると見知らぬ外国人から友達申請が来て、その中
から似たような類のメッセージが送られてくる。
 何なのだろうか、これらは。
 友達申請を承認してフェイスブックで繋がっている見知らぬ外国人の中
には真面目で常識的な方も勿論いるが、友達になって繋がった後に上記の
ようなメッセージを送ってくる方も時々存在する。
 現実世界では見知らぬ外国人がコンタクトをしてきてこのような内容の
依頼をしてくることなど皆無であるが、フェイスブックでは何故このような
内容が生じるのだろうか。

 現実世界では同じ日本人同士であっても見知らぬ相手に巨額のお金
を託すとか預けるというような事はまずあるまい。
 ましてや見知らぬ外国人に例え1万円ですら、現実世界では渡そうと
は思わないだろう。
 もしもこのメッセージを真に受けて返事でもして送金先を正直に送信
したとして、本当に巨額の金額が私に渡されたとする。
 もしもそのお金が何か表に出せない資金であったり不浄な資金や
或いはテロ支援資金だった場合にはとんでもない事態に巻き込まれて
しまうことになりかねない。
 またマネーロンダリングに利用されているのかも知れない。
 いずれにしてもフェイスブックのような媒体のみで見知らぬ外国人から
巨額の資金を渡すとかその何割を報酬として受けって欲しい等という依頼
が寄せられること自体が不自然で、危険性を感じる。
 危うきには近寄らず、それが最も安全である。
 フェイスブックも便利に見えて危険性もあるということを感じないでは
いられない。

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主権のない日本と私達

2018-04-24 12:34:47 | インポート
 映画監督のオリバーストーン氏は以下のように述べている。
「日本は素晴らしい国だ。文化も素晴らしい。ただ、一つだけ
問題がある。日本は昔持っていた主権がない。アメリカの
衛星国であり人質なのだ。」

 私達に主権がない・・・・・。
 それを噛み砕くと以下の事実を自覚しなければならないだろう。
 私達は1951年のサンフランシスコ講和条約によって主権を回復し
国際社会に復帰したことになっているが、それは表向きの姿に過ぎない。
 アメリカは占領状態の継続を意図し、裏では日本の国内法を超越する
幾つもの密約を強いてきた。
 日米安全保障条約、日米地位協定、密約という3セットで私達は主権を
封じられてきた。
 それは、
(1)基地権密約
    日本本土でアメリカ軍が規制なく自由に展開できる権利
(2)裁判権密約
    日本国内でアメリカ軍人が引き起こした犯罪について日本は
    裁判権を放棄する
(3)指揮権密約
    有事の際には自衛隊はアメリカ軍に組み込まれ、指揮権は
    アメリカ軍が持つ

というものである。

 また最近の専門家による身を賭した調査により、長らく日本国民には
秘せられてきた「日米合同委員会」の存在も知られるようになった。
 この日米合同委員会は議事録もなく、どのような内容の密約が交わされた
のかは全く知らされない状態が続いているとのことである。
 日米合同委員会は、在日アメリカ軍が日本の官僚に対して要望と指令
を伝えるための組織である。
 合同委員会という名称は名ばかりで一方的な指令の場のようであり、
在日アメリカ軍からの指令は日本国内法では実行できない内容も多々
あったようだが、日本の官僚が密約で指令通りに内容を実行しながら
後から事後的に日本の国内法を密約に合わせて改定する事を続けてきた
のが現実のようである。
 つまり、アメリカ軍との密約のほうが日本の国内法よりも上に位置する
という悲しい現実がある。
 この現実を踏まえれば、日本の国会はアメリカ軍による指令を実行する
密約に合わせて後から事後承認するだけの場に過ぎず、何の国権も主権
もない事を思い知らされる。

 今の時代に本当に必要な事は、明治時代に幕末に締結させられた
不平等条約を解消したことに匹敵する国民と政治家双方による努力
ではなかろうか。
 日米合同委員会の在り方は、アメリカの国務省ですら、
「やり過ぎではないか。」
 と懸念している程である。
 また日本がこの支配構造に従わなくなった時に備えてアメリカは日本の
民間インフラの中に有害なコンピューターウイルスを既に侵入させており、
電力供給網や金融システム等のあらゆるシステムを破壊するとのことである。
 何もかも全てのシステムがコンピュータに接続され、コンピューターやIT
無しでは機能しない仕組みにされている今日は、便利になったようで逆に
このような事態には脆弱で甚大な被害と機能麻痺を生じる危険性を懸念せ
ざるを得ない。
 多くの人々がこのような事実を共有し認識すれば、事態は少しづつではあるが
改善されていくものと思われる。

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関西の都市の魅力向上

2018-04-13 22:00:06 | インポート
 今、関西の都市が充実してきているように見える。
 例えば京都は京都御所が改修を終えて素晴らしくなった。
 また大阪は大阪城一帯が天守閣に隣接している近代建築を
リニューアルしてお洒落なテナントにして一般開放したり、広漠
としていた大阪城公園にも感じの良いテナントができて大阪城
全体が空間として魅力向上し、長く滞在でき時間を過ごすことが
できるようになった。
 奈良は平城京旧跡の朱雀大路が一時期は駐車場化されたり
ガードレール等で雑多になっていたものが綺麗に整備され、隣接
していた積水化学の工場が移転した跡地も平城京旧跡に関連した
公園になり魅力的な空間になった。
 関西の3都市の中核的な場所が魅力向上して心地よい思いである。

 もともと関西は歴史も古くまた足元に歴史遺産が多いなど
観光資源が豊富である。
 また京都、大阪、奈良、神戸と特徴のある都市が隣接して関西
という1つのゾーンを形成する等の都市圏としての潜在力がある
ことから何かのきっかけで更に魅力向上していく可能性がある。
 潜在的な社会資本や社会資源、都市空間をうまくプロデュース
していけば関西の魅力は更に向上していくものと感じている。
 そうなれば一部で囁かれているように、近い将来において関西が
例えば京都が首都に復帰するような大きな環境の変化が生じる事
と伴って大きく進化することも現実的になるように見える。

コメント (2)
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