木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

今や実体経済とは乖離した株価が暴落した風景の中で

2024-08-06 00:39:56 | 随想
大阪の御堂筋を北に向かって歩いていますと
テレビ局関係者が大手銀行の前で待機して
いました。
「何かあったのですか?」
と私が尋ねると
「株価が大きく下落しましたから。」
と関係者。

ああ、その件ですかと言って歩き始めると
「インタビューして宜しいでしょうか?」
とカメラマンと関係者が言ってきたので
断りました。
支配階級が大量に売ったら株価は大幅に下がり
ますからね。
逆に支配階級が大量に買い占めたら株価は大幅に
上がりますからね。
今や実体経済と株価は連動していません。
こういう事をインタビューで話してみようかなと
一瞬考えましたが、夕方のニュースで流れる場合
には大幅にカットされて一部分が違う意味合い
で流されたら私が困りますから、やはり断って
良かったです。

何かの銘柄は支配階級や権力者がインナーサークル
を作って合図しながら売買を繰り返していますから
私達一般人が入り込む余地はありません。
支配階級が既に底値で大量に買い漁ってから株価
が上がり始めた後で証券会社が経営者などに
お勧めだと売りに来ますから、その時点で買った
方々は以降は株価は微妙に下がり続ける場合が
少なくありません。
再び株価が上がり始める事を期待したり夢想して
待機していたら更に株価は下がりますから損失が
大きくなる場合が少なくありません。
勇気を持ってどこかのタイミングで損切りをする
事も壊滅的な被害を出さないためには必要な判断
かも知れませんね。
今回のように大幅に株価が下がれば顔面蒼白に
なっている方々が少なくないでしょう。

ある経営者は憮然とした表情で
「証券会社の言う通りに株を買って得した試し
が一度も無い!」
と怒っていましたが、証券会社の言う通りに買って
利益が出る事は少ないでしょう。

証券会社と医師・・・。
何か本質が似ていますね。
「医師の言う通りに抗がん剤を服用しているんだ!」
「証券会社の言う通りに勧められた銘柄を買ったのだ!」
結果はどちらもご愁傷さまという展開になる場合が
少なくありませんね。
世の中は本質は繋がっていて同じように感じます。

株価の乱高下は支配階級が買い漁ったか大量売却
したかによります。
買い漁れば株価は高騰、大量売却すれば株価は暴落。
もしくは政治的な要因です。
政治的な要因とて支配階級が動いた結果ですから。
つまり株価が暴落したのは支配階級が既に大量に
売却を終えて利益確保は終えた後の焼け野原だ
という風景です。
損害を被るのはインナーサークルに入れない
支配階級や権力者以外の一般投資家や経営者、
そして私達一般人です。
ちなみに株式投資をしていない無関係な方々には
直接的な被害は表れないかも知れませんが損害を
被る方々の動向により景気に影響する場合もある
でしょう。
金利にも影響が表れる可能性もありますね。

いずれにしても地に足つけて偽りなく生きていく
事が大切ですね。
足るを知りながら事実を踏まえて人間性を
失わない範囲で実直に生きていく事が長い目で
見た時には幸せに至るのだと思います。


コメント (1)
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