木村正治のデイリーコラム

木村正治(きむらまさはる)が世の中の様々な事項について思う事や感じた事を徒然に綴っています。

1985年8月の真実は

2018-11-30 00:14:11 | インポート
 先日、ふと大型書店を散策してると衝撃的な書籍が目についた。
 それは、
    小田周二
    日航123便 乗員乗客怪死の謎 524人の命乞い
    文芸社 1400円

 というものであった。
 本を読むことが好きなので、表紙や帯を見たりパラパラとページを
少しめくれば直感的に内容のある本だと感じ、購入して早速読了した。
 胸が痛くなる内容だった。

 1985年の日航ジャンボ機墜落事故から32年の歳月をかけて、犠牲者
の遺族が公表された事故内容に納得がいかず徹底調査して事実を炙り出した
ものであり、一人でも多くの方々がこの著書を手にして読むことを祈念したい。

 著者によれば、あの日、羽田発伊丹行の日航ジャンボ機に自衛隊の無人
誘導機が衝突し尾翼が大破した。不祥事発覚を恐れた自衛隊幹部と中曽根政権
は証拠隠滅を図るために日航ジャンボ機を撃墜し乗員乗客全員の死と共に機体ごと
葬り去ることを決定した。
 自衛隊幹部が必死で航行している日航ジャンボ機をミサイルで撃墜する許可を
中曽根康弘総理に求め、中曽根総理がこれを許可するやりとりも著者の執念の
調査の筆致で描かれている。
 524名の命を守るために懸命の操縦を続ける高濱機長以下クルーは横田基地
に緊急着陸の許可を得て着陸態勢に入るが、後続して監視する自衛隊戦闘機が
これを妨害し横田基地に緊急着陸できず、そのまま群馬県方面へ飛行した。
 この時点で横田基地に緊急着陸していれば、乗員乗客524名はほぼ全員助かって
いたことは間違いないだろう。
 都市部上空では人目につくが、横田基地に緊急着陸させられなかった日航ジャンボ機
は人目につかない、目撃証人も少ない山岳地帯へ飛行していくその時、後続飛行している
自衛隊戦闘機からミサイルが発射され右エンジンを破壊された日航機ジャンボ機は群馬県
の御巣鷹山の尾根に墜落炎上した。
 遺族である著者によれば、それでも墜落炎上した時点では数十名の生存者がいて
周囲には息遣いや会話が聞こえていたという。
 担架に乗せるまでもない程に元気な男の子もいたという。
 しかし著者によれば、証拠隠滅のために自衛隊は故意に捜索・救助活動を遅延させ
墜落場所の情報も故意に混乱させることで何かの時間を稼ごうとした。
 一刻も早く現場に救助に向かおうとした自衛隊員は別の特殊部隊により射殺された。
 現地の猟友会や消防団が救助に向かおうとするが何故か自衛隊に阻止され、その間
に自衛隊特殊暗殺部隊が投入され墜落現場に入り、毒ガスやナイフでまだ息のある負傷した
生存者に次々とトドメを刺していったという。
 著者によれば火炎放射器で焼殺された子供もいたという。
 当初は報道されていた担架に乗せるまでもない元気な子供の姿もいつしか消えて
いたという。
 ・・・・・・完璧に証拠隠滅を果たした筈だったが、それでも奇跡的に4名の生存者が
後から駆け付けた一般の自衛隊員や消防団員により発見されたことは中曽根政権と
自衛隊幹部にとっては驚愕だった。
 以降、国を挙げて真相を隠蔽し続けて今日に至る。

 以上の内容を息子2人を失った遺族の方が32年の歳月をかけた調査を基に
綴っている。
 著者はこの本を与党野党の幹部に贈呈したが、与党野党から全く何の反応も
ないと著書の中で嘆いている。
 遺族が実名でこれほど調査内容を出版し公表しているのである。
 与党野党の国会議員は遅まきながらも国会で1985年8月の日航ジャンボ機墜落
の事の真相を確認するべきではなかろうか。
 それともまた、いつものように(子宮頸がんワクチンの時のように)無知、無関心、
リテラシー不足と臆病風に吹かれて逃げるのだろうか。
 それにしても中曽根康弘という人物は日本国民としていかがなものかと
思わざるを得ない。
 著者が述べている日航ジャンボ機を墜落に見せかけてミサイルで撃墜してみたり、
2011年3月11日には東日本大震災を装った外国勢力による東北沿岸海底核爆破
攻撃に使用した核爆弾の一部を事前に自身の日の出山荘に保管し、そこから移動して
使用しているなど国賊という言葉以外が見つからない。

 先ずは遺族である小田周二氏の著書を是非、読んで頂きたい。
 524名の乗員乗客の御霊に合掌す。

コメント (1)
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当初は上限無しで提案された単純労働への外国人労働者受け入れについて

2018-11-16 00:28:36 | インポート
 にわかに単純労働までに拡大した外国人労働者の受け入れ
案が当初は上限なしで政府により提示され、国民の一人として
著しい違和感を覚えている。
 勿論、差別はいけない。
 また現在就労している外国人労働者が劣悪な労働環境に置か
れている事例もあり、その点については改善するべきである。
 しかしそれらの物事と上限なしで外国人労働者を受け入れると
いうことは別問題であり、けじめや分別の問題は必要である。
 また移民受け入れに繋がる問題でもあり、ドイツやオランダ、
カナダ等が移民でコミュニティーが混乱、収拾がつかない事態に
陥っているという失敗事例に学ぶ必要がある。
 日本は移民国家には適していない。
 観光で訪れる外国人は大歓迎であり、長期滞在も勿論、大歓迎
である。国際交流も大切である。しかしその事と移民受け入れに
ついては土俵が全く異なっている。
 物事には絶対に譲ってはならないラインがあるが、近年の与党野党
の国会議員の議論を聞いていると、いとも簡単に超えてはならない一線
を超えてしまいそうで懸念を禁じ得ない。
 そもそも国会議員は日本国民の代弁者の筈である。
 しかし時に外国人の代弁者になっていないかと疑いを禁じ得ない国会議員
も存在し、国民として日本の行く末が心配である。
 
 日本国民の多くは移民受け入れについては反対もしくは抵抗を感じており、
或いは慎重であるべきだという思いだが、このような問題について時に国会議員
は自分に都合の良い意見だけを代弁する傾向がある。
 かつて自民党の国会議員が移民1000万人計画を述べていたが、著しい
違和感と懸念を覚えたものだ。
 また野党の国会議員の中にも外国人労働者を受け入れるべきだと主張する
のは良いが、いつしか論理が飛躍して、日本も移民国家にするべきだと唱えて
いる事例があり驚愕したものである。
 外国人労働者も条件や制限をもって受け入れることは自然だが、そのことと
それらの案件を移民受け入れへと結び付ける感覚はいかがなものだろうか。

 我が国の完全失業者は334万人である。
 生活保護受給者は205万人である。
 日本人がこれほど失業している事実を前に外国人労働者受け入れを活発に
しようとする提案がされていることは疑問を感じないだろうか。
 人手不足が喧伝されているが、日本人完全失業者334万人を受け入れる、
就労させる試みのほうが大切ではなかろうか。
 ほとんど日本人には失業者がいない状態で、それでも人手不足が生じている
という事実が各所に存在するならばその時にどうするのかが議論されて然るべき
ではなかろうか。
 各地方に行けば人手不足ではなく仕事不足である。
 地方には仕事が無く産業が乏しく、故郷で暮らしたいと願う若者も都市部に
流出しているのが長年の我が国の問題ではなかったか。
 過疎化が進み、限界集落が生じ、かつ山間地では消滅している集落も続出
しており都市部に出た人々の中から失業者が生じている。
 分野によっては後継者がいないという問題もあるが、それはまた別の問題で
ある。
 コンビニが過剰出店で店舗数が激増したことで人手不足感があるという
現象もあるが、問題の本質は人手不足とは違うであろう。
 
 つい最近まで地方では仕事が無いという事が問題視されていたのだが、
いつしか人手不足だから外国人労働者を上限無しで受け入れようという内容に
すり替えられてはいないだろうか。
 経済界の視点としていかに人件費を安くするかという意思も影響している
ものと思われるが、外国人労働者が大量に受け入れられれば連動して日本人
の人件費まで安くなる危険性がある。
 外国人労働者受け入れ拡大もいつしか締結されたTPPによる決定事項で
ある。
 政府が来春から外国人労働者受け入れ拡大を急いでいるのはTPPでその
ように決定されているからであろう。
 国会が既に決められてる結論に向けたガス抜きの議論の場となっていく
ことが今後は増えていくだろう。
 TPPの恐ろしさ、凄まじさを今後私達は取り返しのつかない事をした安倍政権
の存在と共にジワジワと感じ始めることになる。
 国民一人一人がもっと声を挙げ、意見していくべき局面である。


コメント (2)
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