地方分権、地方主権の必要性が叫ばれた一年でもあっ
た。しかしこの言葉、どこか肌身感覚で分かりにくいよ
うでもある。
これまでの時代の日本列島を企業社会に例えれば、
(株)日本 本社 → 東京
各支店 → 都道府県
各営業所 → 各市町村
という体系に限りなく近い。
それは財政の流れ、人事の面、事務運営それぞれの視
点から見れば、である。
しかし本社で総てを把握、立案、決定するには限界が
生じてきたために、
(株)日本 本社 → 本社機能は本社へ
各支店 → 独立採算性へ
という再編成が地方分権、地方主権ということになる。
例えばこれまでの時代ならば、大阪府は
(株)日本・大阪支店に限りなく近い状態だったが、
(株)大阪日本という形態になるのが地方主権である。
各市町村は、最も市民に身近な存在で企業では各営業所
に限りなく存在が近い。地方分権、地方主権の時代には
ますます市町村の存在意義が高まる。
基本的な大方針は全国で統一されて歩調を合わす必要が
あるが、地域の実情にあった施策は各自治体で特色を出す
必要が求められる。
江戸時代の日本列島は、会社が多数存在していたような
状態であった。(株)薩摩、(株)長州、(株)仙台、
(株)水戸、(株)松前、(株)米沢といった具合に。
しかし、列島だけで一つの地球のような状況から国際社会
へと巻き込まれていった結果、日本列島全体で一つの会社
にならざるを得なかったわけである。
賽は投げられている。
た。しかしこの言葉、どこか肌身感覚で分かりにくいよ
うでもある。
これまでの時代の日本列島を企業社会に例えれば、
(株)日本 本社 → 東京
各支店 → 都道府県
各営業所 → 各市町村
という体系に限りなく近い。
それは財政の流れ、人事の面、事務運営それぞれの視
点から見れば、である。
しかし本社で総てを把握、立案、決定するには限界が
生じてきたために、
(株)日本 本社 → 本社機能は本社へ
各支店 → 独立採算性へ
という再編成が地方分権、地方主権ということになる。
例えばこれまでの時代ならば、大阪府は
(株)日本・大阪支店に限りなく近い状態だったが、
(株)大阪日本という形態になるのが地方主権である。
各市町村は、最も市民に身近な存在で企業では各営業所
に限りなく存在が近い。地方分権、地方主権の時代には
ますます市町村の存在意義が高まる。
基本的な大方針は全国で統一されて歩調を合わす必要が
あるが、地域の実情にあった施策は各自治体で特色を出す
必要が求められる。
江戸時代の日本列島は、会社が多数存在していたような
状態であった。(株)薩摩、(株)長州、(株)仙台、
(株)水戸、(株)松前、(株)米沢といった具合に。
しかし、列島だけで一つの地球のような状況から国際社会
へと巻き込まれていった結果、日本列島全体で一つの会社
にならざるを得なかったわけである。
賽は投げられている。