大晦日である。回顧と展望を行いたい。
新政権の進路に世間の耳目が集まる。内政については右
肩上がりの成長が望めない、もはや右肩上がりではない
時代において、どのような経済政策を行っていくのか、
成長ではなく成熟の路線で国民が共に歩めるだろうか。
外交、対外問題では日本のアイデンティティーが問われ
る。アイデンティティーなき外交や諸外国との交渉は大
切なものを失いこそすれ、得るものは無い。
領土問題で両国の間にある懸念事項に日本が触れなけれ
ば相手は微笑み、良い顔をするに決まっている。それを
以て友好な関係が構築できたと判断することは大きな間
違いである。日本が譲歩すればそれだけ相手がほくそ笑
む。ただそれだけのことに過ぎない。北方領土の問題、
竹島の問題、尖閣諸島の問題等、日本の境界線を巡る問
題で日本は長い年月において触れないでいた、或いは現
場での相手国の横行をなされるがままに黙視してきた。
ために領土の現場では既成事実が次々と構築され、それ
が新たな権利主張を生み、更に日本がそれを黙視してい
くという負の連鎖が生じている。
北方領土について、私達は1945年8月にソビエトが
米兵がいない事を幸いに一方的に侵攻、多数の日本人を
殺戮しながら占拠して今日に至っている事実を忘れては
ならない。ロシアは日本からの経済協力や技術提供を求
めているが、領土については自分達の主張を譲るつもり
はない。或いは経済協力や技術提供と領土問題は別だと
いう理屈で日本に迫っている。またこれに呼応する形で
日本の政治家の中にロシアの主張に同調している者がい
る。
原理原則にこだわっていては領土問題は何も進展しない
という理屈が最近一人歩きしているようだが、国民の魂
にかかわるこの問題は4島は日本の領土であるという原
理原則を譲ってはならない。侵攻した相手である。日本
が正論を唱えれば態度を硬化させるのは自然である。し
かしそれで日本が原理原則を譲歩する事は国家100年
の過ちとなり、ロシアがほくそ笑むだけである事を私達
は知るべきである。事実を踏まえなければ日本は経済協
力や技術提供をしないという毅然とした日本の政治力が
必要である。原理原則つまり事実にこだわらないという
政治家は逆に北方領土問題に関して何か裏があり、やま
しい秘密が相手と共有されているのかとさへ感じてしまう。
新政権の進路に世間の耳目が集まる。内政については右
肩上がりの成長が望めない、もはや右肩上がりではない
時代において、どのような経済政策を行っていくのか、
成長ではなく成熟の路線で国民が共に歩めるだろうか。
外交、対外問題では日本のアイデンティティーが問われ
る。アイデンティティーなき外交や諸外国との交渉は大
切なものを失いこそすれ、得るものは無い。
領土問題で両国の間にある懸念事項に日本が触れなけれ
ば相手は微笑み、良い顔をするに決まっている。それを
以て友好な関係が構築できたと判断することは大きな間
違いである。日本が譲歩すればそれだけ相手がほくそ笑
む。ただそれだけのことに過ぎない。北方領土の問題、
竹島の問題、尖閣諸島の問題等、日本の境界線を巡る問
題で日本は長い年月において触れないでいた、或いは現
場での相手国の横行をなされるがままに黙視してきた。
ために領土の現場では既成事実が次々と構築され、それ
が新たな権利主張を生み、更に日本がそれを黙視してい
くという負の連鎖が生じている。
北方領土について、私達は1945年8月にソビエトが
米兵がいない事を幸いに一方的に侵攻、多数の日本人を
殺戮しながら占拠して今日に至っている事実を忘れては
ならない。ロシアは日本からの経済協力や技術提供を求
めているが、領土については自分達の主張を譲るつもり
はない。或いは経済協力や技術提供と領土問題は別だと
いう理屈で日本に迫っている。またこれに呼応する形で
日本の政治家の中にロシアの主張に同調している者がい
る。
原理原則にこだわっていては領土問題は何も進展しない
という理屈が最近一人歩きしているようだが、国民の魂
にかかわるこの問題は4島は日本の領土であるという原
理原則を譲ってはならない。侵攻した相手である。日本
が正論を唱えれば態度を硬化させるのは自然である。し
かしそれで日本が原理原則を譲歩する事は国家100年
の過ちとなり、ロシアがほくそ笑むだけである事を私達
は知るべきである。事実を踏まえなければ日本は経済協
力や技術提供をしないという毅然とした日本の政治力が
必要である。原理原則つまり事実にこだわらないという
政治家は逆に北方領土問題に関して何か裏があり、やま
しい秘密が相手と共有されているのかとさへ感じてしまう。