これからまた参議院選挙に向けて各地で政治家や
候補者が選挙向けに動き出すのだろうが、どうせまた
当たり障りのない内容ばかりを唱えるのだろう。
メディアが流す内容に沿って当たり障りなく、怯える
ようにマスクを着用してロシアが悪いと叫び感染対策を
唱える。
おおよそこのような内容ばかりだろう。
そのような予定調和的な内容を唱える政治家や候補者に
投票するのだろう。
本来は政治家こそが世の中の本質を捉え世の中を照らし
ていかなければならないのだが、ほとんどの方々は政治家
としてほとんど本質的な事には触れない。
特に国政選挙になれば数万票、参議院選挙では数十万票
以上の票を獲得しなければならないので組織票、団体票を
獲得できなければ当選は無理になる。
だから自ずと組織や団体の求める言動をしなければ支持を
得られないので政治家や候補者は組織や団体におもねるように
なっていく。
よく政治家や候補者が、
「当選しなければ何も始まらない。」
「当選しなければ意味がない。」
と言う。
しかし事実を見ていると当選しても何も始まらない、
当選しても意味がない政治家が少なくない。
理念や信念からではなく当選したいという一心で現時点での
支持率を基にぴょんぴょんと政党を変えていくカメレオン議員
や候補者もいる。
支持率はディープステイトが作り出すものなのだが、ほとんど
の世間の人々は知らない。
また有権者にも問題がある。
ほとんどの選挙区で有権者は候補者に「違反」を堂々と求める。
公然と求めている。
その象徴的な姿が数年前の河合夫婦議員による買収事件だった。
しかし特に地方に行ってみて頂きたい。
土着した有権者が公然と河合夫婦議員がしたような事を求めて
いるのが日常茶飯事ではないか。
有権者にも大きな問題がある。
クリーンな選挙をする政治家や候補者を「ケチ!」と公然と
批判したり、あいつはまだ挨拶に来ないと批判したり。
あの議員は3回挨拶に来たのに、あいつは2回しか来ていない
と批判する土着の有権者。
挨拶回りは政治家の本来の仕事ではない。
ポスターを選挙区内に貼りまくる事は自己満足で本質的な
仕事ではない。
雰囲気は出るだろうが本質的な事ではない。
求める有権者とおもねる議員や候補者。
これが一連のコロナ禍で炙り出されたように全く世の中や
時代に対処できない政治家や世の中の姿を生み出している。
従って今の日本の政治家は政治や世の中を語れなくなっている。
総じて今は政治家も有権者も仕掛けられた枠の中に閉じ込め
られている。
枠の中に囲われて沈んでいく「枠沈」させられる枠沈人
(わくちんびと)になっている。
枠の外に出る、そういう有権者が増えて枠の外を示す政治家
が現れなければ私達は衰退していく。
枠の外に広がる風景に気付くかどうか。
答えは囲われた枠の外に広がっている。
先ずはここから始まる。