大阪圏に暮らしていると大阪の物事や選挙の報道が
大阪ローカルであるのか全国版として流れているのか
分からない時がある。遠方の方に大阪市長選挙・知事
選挙の事を聞いてみるとニュース等で流れているとの
事なので全国版や広域版で流れているようだった。
私が体感した限り話題は圧倒的に大阪市長選挙に集
中して大阪知事選挙についてはダブル選挙だからつい
でに話題になる程度で、主体的に知事選挙が話題にな
る事は無かった。
私が住んでいるのは東大阪市だから大阪市長選挙に
ついては意志表示、投票ができない。当然の事だが大
阪市長選挙については大阪市民のみに投票権がある為
に大阪市外に住んでいる者にとっては気にはなってい
るが意志表示のしようがない。
私が投票できたのは大阪知事選挙のみである。
世間の関心がそのまま投票率に表れている。
今回の大阪市長選挙は60.92%、大阪知事選挙
は52.88%であった。投票率が大幅に上昇したと
いうニュアンスで報道されているが大阪市長選挙の今
回の60.92%は決して高い数値だとは思わない。
むしろこれまでの投票率が低過ぎたという事の裏返し
ではないか。約4割の有権者は大阪市長選挙に投票す
らしていないという事である。4割という存在は大き
い。私は大阪が本当の意味で洗練された都市格のある
世界に発信できる求心力を持ち魅力ある都市に脱皮し
ていく為には有権者の洗練も不可避だと感じている。
大都市だから投票率が低くなるという評論も存在する
が投票率は70%台から80%台は欲しい。
文句は言うが行動しないという有権者体質の脱皮こ
そ今後の日本に求められる課題だと言える。
1947年以降の市長・知事同日選挙の投票率を見
ると1951年では73%である。1963年までは
大阪知事選挙の投票率の方が大阪市長選挙よりも高く
推移している。この時まで投票率は70%を示してい
る。大阪が日本の産業都市として栄えていた頃は民度
も高かったと言える。
その後、投票率の上下はあるものの1975年まで
は大阪知事選挙の投票率は65%台を維持している。
大阪市長選挙については1971年を境に投票率が
急落し34.85%になった。これ以降、2005年
まで大阪市長選挙は投票率が1987年以外は30%
台に低迷、特に1995年は28.45%に停滞して
いる。1970年を境に何故、大阪市の投票率が急降
下したのだろうか。大阪の衰退と歩調を合わせるかの
ように投票率が低下している。
大阪が再び活況を取り戻すには先ず、民意から活況
を取り戻し市井から潮が満ちるように洗練されていか
なければならないだろう。
高い民意があってこそ都市格も洗練されていく。
何故、長年に渡り大阪が低迷しているのか。
今後しばらく私なりに分析していきたい。
大阪ローカルであるのか全国版として流れているのか
分からない時がある。遠方の方に大阪市長選挙・知事
選挙の事を聞いてみるとニュース等で流れているとの
事なので全国版や広域版で流れているようだった。
私が体感した限り話題は圧倒的に大阪市長選挙に集
中して大阪知事選挙についてはダブル選挙だからつい
でに話題になる程度で、主体的に知事選挙が話題にな
る事は無かった。
私が住んでいるのは東大阪市だから大阪市長選挙に
ついては意志表示、投票ができない。当然の事だが大
阪市長選挙については大阪市民のみに投票権がある為
に大阪市外に住んでいる者にとっては気にはなってい
るが意志表示のしようがない。
私が投票できたのは大阪知事選挙のみである。
世間の関心がそのまま投票率に表れている。
今回の大阪市長選挙は60.92%、大阪知事選挙
は52.88%であった。投票率が大幅に上昇したと
いうニュアンスで報道されているが大阪市長選挙の今
回の60.92%は決して高い数値だとは思わない。
むしろこれまでの投票率が低過ぎたという事の裏返し
ではないか。約4割の有権者は大阪市長選挙に投票す
らしていないという事である。4割という存在は大き
い。私は大阪が本当の意味で洗練された都市格のある
世界に発信できる求心力を持ち魅力ある都市に脱皮し
ていく為には有権者の洗練も不可避だと感じている。
大都市だから投票率が低くなるという評論も存在する
が投票率は70%台から80%台は欲しい。
文句は言うが行動しないという有権者体質の脱皮こ
そ今後の日本に求められる課題だと言える。
1947年以降の市長・知事同日選挙の投票率を見
ると1951年では73%である。1963年までは
大阪知事選挙の投票率の方が大阪市長選挙よりも高く
推移している。この時まで投票率は70%を示してい
る。大阪が日本の産業都市として栄えていた頃は民度
も高かったと言える。
その後、投票率の上下はあるものの1975年まで
は大阪知事選挙の投票率は65%台を維持している。
大阪市長選挙については1971年を境に投票率が
急落し34.85%になった。これ以降、2005年
まで大阪市長選挙は投票率が1987年以外は30%
台に低迷、特に1995年は28.45%に停滞して
いる。1970年を境に何故、大阪市の投票率が急降
下したのだろうか。大阪の衰退と歩調を合わせるかの
ように投票率が低下している。
大阪が再び活況を取り戻すには先ず、民意から活況
を取り戻し市井から潮が満ちるように洗練されていか
なければならないだろう。
高い民意があってこそ都市格も洗練されていく。
何故、長年に渡り大阪が低迷しているのか。
今後しばらく私なりに分析していきたい。