どうも日本政府の中枢でたがが緩んでいるように見受
けられる。たがが緩んでいると言うよりは何者かが緩む
ように工作しているかのように感じられてならない。
例えば厚生労働省を例にして見ると事務方トップの事
務次官は旧省庁に配慮して、旧労働省の人達から選ばれ
た後は今度は旧厚生省の人達から選ぶというような襷が
け人事が行われている。つまり、その事によって現在の
厚生労働省全体を把握している、全体を見渡せる人材が
いなくなっているとの嘆きが漏れてくる。
現在の多くの霞が関の官僚の人々は、何かの現実的現
象や何かの想定外の現実が発生した時に、それがどこの
管轄の予算で行われるのかという事自体の判断ができな
い、と指摘されている。
さて、政府や首相官邸にまでこの弊害が及んでいない
事を切に祈るのだが、どうも何かの工作や作用が働いて
日本政府の中枢が機能しないようにさせられているので
はないかと感じられてならない。指揮系統の乱れや意思
疎通の遮断、国家として必要な情報の漏洩もしくは不足
が生じているのではないか。
先日、総理大臣が片目に眼帯を痛々しくして公務に就
いていたが、過去の歴代総理大臣があのように痛々しい
怪我か何かに見舞われたような姿で国民の前に姿を晒し
た事があっただろうか。私は直感的に何かがあったとし
か感じられなかった。総理の説明では「夜中に電話に出
ようとして首相官邸内にある柱に顔面をぶつけて目を打
った」という趣旨の説明をされていたが、それを額面通
り信用する者はいないだろう。何かがあったのである。
つまり中枢において国家のたがが緩んできているので
はないか。私はその点を危惧するのである。
東日本大震災や福島原子力発電所の爆発事故等におけ
る対応を協議した、政府が設置した会議の議事録が作成
されていない事が判明して大きな問題となっている。
それは杜撰であるという事ではない。
政府が行う会議で議事録が作成されない事自体、通常
ではあり得ないからである。つまり作成されなかったの
ではなく、誰かの強い指示や意向で「議事録にさせなか
った」「記録に残す事をさせないようにした」という姿
が政府中枢の中であったのである。
国民の未来の為には、国家の未来の為にはこの未曾有
の大惨事の対応や問題点、具体的な対処をそれぞれ専門
家が議論したその内容を議事録で、つまり公的な記録と
して残す事が当然に必要だが、逆に記録として残される
事に憚りのある誰かがこれを阻止したと見るべきである。
議事録を作成される事に著しい抵抗を示す何者かがい
た、議事録にされて記録に残される事により不利益を被
ると判断した何者かがいたのであろう。
私は過去8年間、東大阪市議会議員を務めた。
市議会の本会議は勿論、各委員会や特別委員会は全て
議事録に残されている。委員会を中断して委員会審議に
は反映されない委員協議会(議員同士の打ち合わせ)で
すら公開はされないが議会事務局担当者が速記で各議員
の雑談すら一言一句漏れる事無く記していたものだ。
その他、市で開催された審議会や各審議会等は皆大小
に関わりなく議事録に内容が記されて残されている。
市議会ですらそのように公的に行われる委員会、会議、
審議会は全て記録に残されているのである。
ましてや国家の中枢で、政府が行う非常事態の会議の
内容が議事録にされていないという事の方が不自然では
ないか。何者かが意図的に破棄したか予め議事録の作成
を禁じた可能性が極めて大きいと私は見る。
その何者かという「ミスターX」は政府要人なのかそ
れとも官僚なのか、はては謎の人物なのか、外国人なの
か。ミスターXを炙り出す事よりも国家の危機管理のあ
り方として、未曾有の非常事態への対処の在り方につい
て検証が必要である。
勿論、国家の重要機密事項や軍事機密、その他、公表
する事が適さない秘密会に相当する事項は別として記録
に残す責任というものも存在する事を感じないではいら
れない。
けられる。たがが緩んでいると言うよりは何者かが緩む
ように工作しているかのように感じられてならない。
例えば厚生労働省を例にして見ると事務方トップの事
務次官は旧省庁に配慮して、旧労働省の人達から選ばれ
た後は今度は旧厚生省の人達から選ぶというような襷が
け人事が行われている。つまり、その事によって現在の
厚生労働省全体を把握している、全体を見渡せる人材が
いなくなっているとの嘆きが漏れてくる。
現在の多くの霞が関の官僚の人々は、何かの現実的現
象や何かの想定外の現実が発生した時に、それがどこの
管轄の予算で行われるのかという事自体の判断ができな
い、と指摘されている。
さて、政府や首相官邸にまでこの弊害が及んでいない
事を切に祈るのだが、どうも何かの工作や作用が働いて
日本政府の中枢が機能しないようにさせられているので
はないかと感じられてならない。指揮系統の乱れや意思
疎通の遮断、国家として必要な情報の漏洩もしくは不足
が生じているのではないか。
先日、総理大臣が片目に眼帯を痛々しくして公務に就
いていたが、過去の歴代総理大臣があのように痛々しい
怪我か何かに見舞われたような姿で国民の前に姿を晒し
た事があっただろうか。私は直感的に何かがあったとし
か感じられなかった。総理の説明では「夜中に電話に出
ようとして首相官邸内にある柱に顔面をぶつけて目を打
った」という趣旨の説明をされていたが、それを額面通
り信用する者はいないだろう。何かがあったのである。
つまり中枢において国家のたがが緩んできているので
はないか。私はその点を危惧するのである。
東日本大震災や福島原子力発電所の爆発事故等におけ
る対応を協議した、政府が設置した会議の議事録が作成
されていない事が判明して大きな問題となっている。
それは杜撰であるという事ではない。
政府が行う会議で議事録が作成されない事自体、通常
ではあり得ないからである。つまり作成されなかったの
ではなく、誰かの強い指示や意向で「議事録にさせなか
った」「記録に残す事をさせないようにした」という姿
が政府中枢の中であったのである。
国民の未来の為には、国家の未来の為にはこの未曾有
の大惨事の対応や問題点、具体的な対処をそれぞれ専門
家が議論したその内容を議事録で、つまり公的な記録と
して残す事が当然に必要だが、逆に記録として残される
事に憚りのある誰かがこれを阻止したと見るべきである。
議事録を作成される事に著しい抵抗を示す何者かがい
た、議事録にされて記録に残される事により不利益を被
ると判断した何者かがいたのであろう。
私は過去8年間、東大阪市議会議員を務めた。
市議会の本会議は勿論、各委員会や特別委員会は全て
議事録に残されている。委員会を中断して委員会審議に
は反映されない委員協議会(議員同士の打ち合わせ)で
すら公開はされないが議会事務局担当者が速記で各議員
の雑談すら一言一句漏れる事無く記していたものだ。
その他、市で開催された審議会や各審議会等は皆大小
に関わりなく議事録に内容が記されて残されている。
市議会ですらそのように公的に行われる委員会、会議、
審議会は全て記録に残されているのである。
ましてや国家の中枢で、政府が行う非常事態の会議の
内容が議事録にされていないという事の方が不自然では
ないか。何者かが意図的に破棄したか予め議事録の作成
を禁じた可能性が極めて大きいと私は見る。
その何者かという「ミスターX」は政府要人なのかそ
れとも官僚なのか、はては謎の人物なのか、外国人なの
か。ミスターXを炙り出す事よりも国家の危機管理のあ
り方として、未曾有の非常事態への対処の在り方につい
て検証が必要である。
勿論、国家の重要機密事項や軍事機密、その他、公表
する事が適さない秘密会に相当する事項は別として記録
に残す責任というものも存在する事を感じないではいら
れない。